寒かった冬が過ぎ去って、暖かい春がやって来ました!
地方競馬でも、冬季オフシーズンを終えて岩手・金沢が開幕。
今シーズンの活躍を期待させてくれるレースが始まっています。
その中でも、岩手の開幕から2日連続で重賞制覇し、大きな注目を集めたのが山本聡哉騎手。
早速インタビューしました。
開幕日の5日、スプリングカップをシグラップロードと共に制覇!
赤見:2日連続の重賞制覇おめでとうございます。
山本:ありがとうございます。
2日連続で勝たせてもらって、今シーズンすごくいいスタートが切れました。
赤見:まずはスプリングカップですけど、直線できっちり追い込みましたね。
山本:スタートが良かったんですけど、(1人気の)ラブバレットが少し遅れていました。僕自身はシグラップロードのリズムを大切に乗っていました。
全体的にはラブバレットをリュウノファイトが見る形で、僕はその後ろに付いて、ひと脚で交わすレースをしようと思っていて。
前走で、4コーナー先頭から押し切る競馬をしたんですけど、しまい少し甘くなってしまって交わされたんです。それを踏まえて、今回はじっくりと乗りました。その通り、上手くいきましたね。
赤見:この馬とはデビュー戦からコンビを組んで、初タイトルとなりましたね。
山本:こういう馬に最初から乗せていただいて、関係者の方々には感謝しています。
冬場は遠野に放牧に出ていたんですけど、戻って来て前よりもトビが大きくなっていました。まだトモが甘いし、気性的にもチャカチャカしてるところがあって...。そういう伸びしろがある中で、今回勝てたことは大きいですね。
この後は馬の様子を見てですけど、クラシック戦線に行くなら距離が延びて行きますから、その辺りを経験してさらに成長して欲しいです。乗りやすいし、折り合いが付くし、計算できる脚を持っている。展開に左右されないのも強みですね。
赤見:シグラップロード、岩手のクラシック戦線で大注目ですね!さらに次の日は、牝馬の戦い『あやめ賞』も制覇。こちらはハナ差の決着でした。
あやめ賞は、アイスカチャンとのコンビでハナ差の勝利!
山本:レースの前に能力に乗ったんですけど、その時はすごく入れ込んでしまって、ゲートもうるさかったんです。でも、厩務員さんが色々と考えてくれて、工夫をしてくれて、レースの時は落ち着いてました。今回はレースに集中していたし、すごく頑張り屋さんな馬ですね。
赤見:開幕週に、2日連続重賞制覇。ロケットスタートを切りましたけれども、今年はリーディングというのも意識されてますか?
山本:そうですね。リーディングというのは、去年から意識し始めました。それまでは、自分がリーディングにっていうのは思ってなかったんです。でも成績が近づいて来て、周りの方たちも応援してくれますし、そういう期待に応えたいという気持ちが強くなりました。1位になりたいという気持ちは、誰よりも強いと思ってます!
2005年のデビューから、順調に勝ち星を重ね、2年連続リーディング2位まで上り詰めた山本騎手。
今年は村上忍騎手との、リーディング対決にも注目です!!