いよいよ今年も怒涛のダービーウイークが始まります!
今年は例年以上に暑い日が続いていますが、この1週間、地方競馬も熱く盛り上がりそうですね♪
1日(日)佐賀競馬場 『九州ダービー・栄城賞』九州・四国
2日(月)盛岡競馬場 『岩手ダービー・ダイヤモンドカップ』東北
3日(火)門別競馬場 『北海優駿』北海道
4日(水)大井競馬場 『東京ダービー』南関東
5日(木)園田競馬場 『兵庫ダービー』近畿
6日(金)名古屋競馬場 『東海ダービー』東海・北陸
開幕戦は、恒例の佐賀競馬場『九州ダービー・栄城賞』から。
*1日佐賀 第11R 『九州ダービー・栄城賞』 2000m 18:15発走*
まず注目したのはマサヤです。
デビュー当初からスピードのある馬でしたが、レースを重ねて粘り強さが増した印象です。
前向きで、大きなストライドから繰り出すパワフルな走りが、ここに来て完成に近づいているのではないでしょうか。
体重もデビュー当時より約20キロ増え、だんだんと大人の体つきになって来ました。
前走では、これまで先着を許していたスーパーレインボーに完勝。
ダッシュを活かしてスンナリとハナに立つと、道中もしっかりと折り合って、溢れるスピードでそのまま押し切りました。
大外枠に入りましたが、自分で逃げてもいいし、内で主張する馬がいれば番手もこなせる自在性があります。
自分で競馬を作れる強みがあるし、安定しているのも魅力です。
対抗はミスタージャック。
早い時期から活躍していましたが、精神的に幼いところがあり、なかなかレースに集中することが出来ないでいました。
チークを付けたり、レース経験を積んでその辺りが徐々に解消されて来ましたね。
特に、前々走の『佐賀若駒賞』では、人気のマツノヴィグラスを早めに捉えての勝利。
前走は古馬に混じってのレースでしたし、ここまでの実績、経験を考えるとこの馬が一番だと思います。
スーパーレインボーは、前走でマサヤに負けたものの、この世代の上位の力を持っている馬です。
好位から渋太く粘る脚を持っていて、展開に左右されづらいのも強みではないでしょうか。
◎11、マサヤ
〇1、ミスタージャック
▲8、スーパーレインボー
△3、ニシノマリーナ
△5、セリオ
昨日の『さきたま杯』は、素晴らしいレースでしたねっ!
あの短い直線で差し切ってしまうんですから、ノーザンリバーの力は相当なもの。
小回りだからと侮って、すみませんでした!と心から思いました。
蛯名正義騎手
「スタートもスムーズに出てくれて、気合を付けてある程度前に行こうと思ったんですけど、外から被せられて引く形になってしまいました。正直、もう少し前に行きたかったです。
前走も脚は使ってくれたんですけどハナ負けで...。馬場が悪くなければ勝ってたと思います。3,4コーナーで思っていた以上にもたついてしまったんでね。
今回は届いてホッとしました。
小回りでも頑張ってくれますけど、大井とか大きなコースの方が、よりこの馬の力は出しやすいと思います。
これまではひ弱な部分もあったけれど、厩舎の方々の努力のお蔭で使い込んでもガクッと来なくなりました。これからも頑張ってくれると思います」
浅見秀一調教師
「1コーナーはごちゃついて危ない場面もありましたけど、ジョッキーが上手く捌いてくれましたね。
芝とダートで違うけど、ダービーの練習というか、頑張ってくれるんじゃないかな。うちの馬じゃないけど、蛯名騎手には頑張って欲しいですね!
ノーザンリバーは、この後ひとまず休養です。JBCを大目標に、今後の計画を立てて行きます」
浅見調教師のお話の中にも出て来ましたが、表彰式でも蛯名騎手にはダービー関連の声援が飛んでいました。
今週末に迫った日本ダービーでも、華麗な騎乗を見せて欲しいですね☆
2着は3コーナーから先頭に立ち、見せ場十分のレースをしてくれた、川崎のトキノエクセレント。
場内からは「見澤コール」が巻き起こるほど、盛り上げてくれました!
見澤譲治騎手
「頑張ってくれましたね。ちょっと早かったな...。
直線で少しもたれてしまったんですけど、それでもこのメンバーでここまでやれましたから。
グレード競走でも十分戦える手応えはありますね」
3着は、古豪セイクリムズンが踏ん張りました。
4着はゴールスキー。
浜中俊騎手
「小回りの1400mだと、ちょっと器用に回れないところがありますね。大きなコースだったら違うんですけど。上位とはその差だと思います。
JRAの左回り、例えば府中のコースがベストですね」
『かきつばた記念』を勝ったタガノジンガロは、慣れない左回りに泣いた印象でした。
木村健騎手
「もたれるもたれる...。直線は全く追えませんでした。
状態は前回よりも良かっただけに、とても残念です」
もともともたれる癖があるということですが、左回りの超小回りの浦和で、その癖が強く出てしまったようですね。この後は一度休ませて立て直す予定とのことですから、また仕切り直して次に期待したいです。
明日は浦和競馬場で、『さきたま杯』が行われます!
トリッキーな浦和の1400m戦で、どんなスピード勝負が見られるでしょうか♪
*28日浦和 第11R『さきたま杯』 1400m 16:40発走*
本命にしたのはセイクリムズンです。
御年8歳の古豪ですが、『黒船賞』を3連覇するなど、まだまだ衰えは感じません。
前走の『かしわ記念』では、逃げて2着に粘りました。
これまではどうしても掛かってしまうので、馬の後ろで我慢するレースをして来ましたが、先頭を走ってもしっかりと折り合っていたし、強敵ワンダーアキュートに抜かせなかった勝負根性はさすが。
ここに来てさらにレースの幅が広がっているし、年齢的にも落ち着きが出て、道中リラックスして走れるようになりましたね。
今回は相性のいい浦和1400m。
一昨年は勝っているし、昨年はテスタマッタの2着とキッチリ結果を出しています。
新興勢力の台頭もありますが、ここは古豪の底力に期待しています。
対抗は、兵庫のタガノジンガロ。
前走は素晴らしい決め手で、ノーザンリバー、ダノンカモンといった強敵を撃破。
まさに度胆を抜く強さでした。
新子調教師はレース前から自信があったということで、前走の勝利でさらに手応えを掴んだそう。
レース後も順調に調整されて、ゆくゆくはJpn1も狙いたいとのことですから、ここはいい所を見せて欲しいです。
唯一気になるのが、初めての左回り。
前走でもけっこう外に膨れていたので、初の左回りで超小回りの浦和のコーナーをどうさばくか。そこがカギになりそうです。
ノーザンリバーは、能力で言ったらここではナンバー1だと思っています。
ただ、今回は舞台は小回りの浦和。
前走の名古屋の走りを見ていても、小回りのコーナーで加速するのはキツそうに見えました。
前走は馬場の悪さもあったので、より走りづらかったのかもしれないですが、大井の外回りや盛岡など、広いコースの方が力を出しやすいのではないでしょうか。
◎1、セイクリムズン
〇9、タガノジンガロ
▲3、ノーザンリバー
△5、セイントメモリー
△12、ダノンカモン
明日は金沢競馬場で、3歳の戦い『北日本新聞杯』が行われます!
*25日金沢 第10R『北日本新聞杯』 1700m 17:20発走*
本命にしたのは、ディアブレイズン。
JRAの新馬戦で2着に来た実績があり、持っている能力は相当高いと思います。
デビュー後何戦かは、成長途上で体が出来ていなかったため、なかなか走る方に気が向かなかったそうなんです。
でも、前走でデビューからプラス30キロと、使いながらだんだんと成長して来ました。
前々走のJRA交流では、楽に2番手を奪って、道中抜群の手応えから、最後は流す余裕も見せてくれました。
高橋俊之調教師のお話では、体の成長に伴って、レースでも前向きさが出て、しっかりと走れるようになったそうですよ。
ケージーキンカメがいないここは、重賞獲りのチャンスです!
対抗は、同じく高橋俊之厩舎のジェイケイウィーク。
金沢転入戦では、好位から渋太く伸びて初勝利を挙げました。
ただ、レースぶりを見ていると、道中ところどころで肩ムチを入れて気合を入れているように、まだ少し前向きさに欠ける印象です。
がっちりとした体で、大きく力強いフットワークの持ち主ですから、気持ちが入ってくれば相当強くなるのではないでしょうか。
これまでの実績を考えると、一番手に推したいくらいのファーストキス。
『鎌倉記念』では2着に頑張っているし、前走の金沢2戦目も逃げ切り勝ちと、改めてスピードを証明してくれました。
でも...
どうしても気になってしまうのが、一番大きかった時と比べて体が大きく減っていること。
前々走時の馬体重と比較すると、なんと-37キロ。これは相当大きな数字です。
暖かくなって来たし、前走のレースぶりからも復調を感じるのですが、実際に馬体重が増えていることを確かめてから買いたいです。
◎10、ディアブレイズン
〇12、ジェイケイウィーク
▲5、ファーストキス
△11、ミリオンブライト
本日は園田競馬場で、3歳牝馬の戦い『のじぎく賞』が行われます!
ここはグランダム・ジャパン3歳シーズンの第7戦で、現在ポイント上位3頭のコパノバウンシ・トーコーニーケ・クロスオーバーが激突する、注目の一戦です!!
*15日園田 第10R 『のじぎく賞』 1700m 15:55発走*
ここは何といってもトーコーニーケでしょう。
ここまでのグランダムでは、『若草賞』『東海クイーンカップ』を制覇しています。
ポイントでは、遠征地区ポイントの関係で、『若草賞』で下したコパノバウンシに遅れを取っていますが、実績的にはこちらが上。
さらに、前走の『東海クイーンカップ』では、これまでは捉えられていた逃げ切りで勝利を収め、さらにレースの幅が広がった印象です。
レース後も順調で、今回は地元戦。
6枠8番に入ったので、内のクロスオーバーやコパノバウンシの動向を見ながら動けるのも強みです。
コパノバウンシとは4ポイント差。
ここを勝たなければ女王になるのは難しくなりますから、ぜひとも頑張って欲しいです。
対抗は、24ポイントでトップを走るコパノバウンシでしょう。
『若草賞』ではトーコーニーケに早め早めに攻められながらも渋太く粘って2着を確保。
前走の水沢『留守杯日高賞』は本当に強かったですから、あの時の2馬身差がどのくらい詰まっているのか気になるところ。
この馬も逃げて良し、番手でも良しの、スピードと自在性を持っています。
名古屋や水沢など初めての遠征競馬場でも結果を出していますから、園田でも全く問題ないでしょう。
『ル・プランタン賞』を制したクロスオーバーは、JRA『チューリップ賞』でも果敢に先行するなど、スピードを持った馬。
ただ、ちょっとレース間隔が詰まっているように思うので、当日の馬体重とパドックの雰囲気をチェックしたいと思います。
◎8、トーコーニーケ
〇6、コパノバウンシ
▲3、ユノエスケープ
△2、クロスオーバー
△1、ワンダフルタイム