今日は名古屋競馬場で、『梅見月杯』が行われます!
『梅見月杯』出走表
ここはなんといっても、【ヒシウォーシイ】でしょう。
3歳で名古屋に来てから、常に高いレベルで実績を残して来ましたが、相手によっては崩れる時もありました。
それが、昨年は一気に強さが増して11連勝中☆
昨年の『梅見月杯』では、1番人気で1着だった【マイネルアラバンサ】と、2着【キングスゾーン】の戦いから、7馬身も離されてしまいましたが...。
その後、【マイネルアラバンサ】にも【キングスゾーン】にも勝ってますし、今の【ヒシウォーシイ】ならば、昨年の差を埋めて有り余るほどの力と安定感を持っていると思います。
前走は雪で急遽中止になりましたから、その辺りの影響がなければ、ここも心配ないでしょう。
対抗は【マルカハンニバル】。
昨年夏に名古屋に移籍してから、安定して力を発揮しています。
交流重賞『名古屋グランプリ』では、地方馬最先着の5着に頑張っていますし、続く『名古屋記念』は人気を裏切ったものの、前走『クリスタルオープン』では【マイネルアラバンサ】を倒して勝利しました。
1900mも実績があるし、【ヒシウォーシイ】は手ごわいとしても、他の馬たちとはいい勝負が出来るばず。
昨年の覇者【マイネルアラバンサ】も、【マルカハンニバル】と互角の力を持つ馬です。
昨年は、交流重賞『名古屋大賞典』から休養していましたが、10月に復帰すると初戦を勝利で飾りました。
その後のレースでは勝ち星は挙げていませんが、2着3着と惜しいレースで悲観する内容ではありません。
この上位3頭の力が抜けているんじゃないでしょうか。
◎9、ヒシウォーシイ
〇7、マルカハンニバル
▲6、マイネルアラバンサ
△4、ノゾミカイザー
発送は16:30です!
昨日は園田競馬場で、2000勝以上のジョッキーたちの戦い『第19回ゴールデンジョッキーカップ』が行われました!!
私は現地に行くことが出来なかったので、写真は井上オークス氏に送っていただきました。
出場騎手は、
・内田 博幸(JRA美浦)
・岩田 康誠(JRA栗東)
・小牧 太(JRA栗東)
・小林 俊彦(岩手)
・内田 利雄
・的場 文男(大井)
・岡部 誠(愛知)
・中西 達也(高知)
・山口 勲(佐賀)
・有馬 澄男(兵庫)
・川原 正一(兵庫)
・木村 健(兵庫)
以上全国各地から集まった、スーパースターたち12名。
昨年9月に2000勝ジョッキーの仲間入りを果たした兵庫の木村健騎手、同じく9月に達成した愛知の岡部誠騎手、10月に達成した高知の中西達也騎手が初参戦しました。
まずは第1戦、7R『ファイティングジョッキー賞』。
ゲートが開くと、中西騎手がロケットスタートを決めて飛び出します。
外から小林騎手が追って来てハナ、中西騎手は控えて2番手の位置取り。
向正面では前を行く2頭が突き進み、少し離れて後続馬たちが追いかける展開に。
3,4コーナーの中間で中西騎手が先頭に立ち、直線もそのまま押し切って快勝!
2着には内田利雄騎手が追い上げました。
1着:中西達也騎手
2着:内田利雄騎手
3着:的場文男騎手
初参戦の中西騎手、大胆かつ積極的なレースで初戦を掴み取りました。
8番人気と人気薄で、単勝配当は1930円!!
2着は1番人気に支持されていた内田利雄騎手。
中西騎手には追いつけませんでしたが、この『ゴールデンジョッキーカップ』は3度優勝しているように、相性のいいレース。1戦目からポイント上位に取り付きました。
続く2戦目、9R『エキサイティングジョッキー賞』。
スタートして山口騎手と的場騎手の2頭が飛び出すと、追って追って山口騎手がハナ...と思いきや、譲らず的場騎手がハナへ。先行争いから、魅せてくれます。
3番手に岩田騎手、4番手に中西騎手が続く展開。
強引にハナに行った的場騎手ですが、渋太く粘って直線でも先頭。
ゴール前は何頭も横一線の状態で、その後ろにいた1番人気の有馬騎手の進路がない!
このまま追うことが出来ないのか~?!と思った瞬間、中西騎手と木村騎手のほんの少しの隙間をこじ開けて追い出すと、グイ~ンと伸びて勝利。
1着:有馬澄男騎手
2着:山口勲騎手
3着:木村健騎手
いや~このレースは本当に痺れました。
ゴールぎりぎりまで、こんなに混戦になるなんて...。12頭全馬が1秒以内に入ってるんですからね!!
1番人気の有馬騎手は、3コーナー辺りから出るところを探していたけれど、周りの騎手も簡単に出しません。
出たい有馬騎手と、出したくない騎手...この火花散る攻防戦、なかなか普通のレースでは見れないほど激しかったです!
審議になってしまい、危ない場面もありましたが。
こういう激しいレースこそ、競馬の醍醐味だと改めて感じました。
そして最終戦、10R『チャンピオンジョッキー賞』。
ここは地元・兵庫の木村健騎手が、「絶対逃げる!」って感じの強い意思で、すんなり先頭。2番手は的場騎手。
少しスタートで後手を踏んだ内田利雄騎手は、ジワッと上がって中団後方の位置取り。
ここまでポイントトップの中西騎手は、後方2番手。
向正面、馬なりで有馬騎手が上がって行くと、その後ろから内田利雄騎手も上がって行きます。
3,4コーナーで先行勢を捉えた内田利雄騎手。そのまま直線押し切って勝利!
2着は好位から粘り込んだ岡部誠騎手、3着は直線一気に追い込んできた中西騎手でした。
1着:内田利雄騎手
2着:岡部誠騎手
3着:中西達也騎手
ということで、総合優勝は、1着5着3着だった高知の中西騎手!!!
アーサーこと中西達也騎手。初参戦とは思えないほど、積極的なレースを見せてくれました。
特に、初戦の勝利が大きかったように思います。
最終戦の追い込みは、もう執念のように感じました。
4コーナーではまだ後ろから2頭目でしたからね。
現在は釜山で騎乗中のミスターピンクこと内田利雄騎手。
4度目の優勝はなりませんでしたが、今回も、素晴らしい騎乗を見せてくれました。
最終戦、「出遅れは作戦です」と言ってのける辺り、本当にさすがです!
そして総合3位の山口騎手。昨年は、地方競馬最高勝利数を叩き出した、佐賀の名手。
ただこれまで、ジョッキーレースではなかなか表彰台に上がることが出来ませんでしたが、今回は安定した成績で3位をゲット☆今年は全国リーディングも期待しちゃいます。
ということで...
現地観戦出来なかったことが非常に非常に残念でしたが。
オッズパークで見ていても、表彰式での吉田アナの絶妙トークで、爆笑させていただきました♪
(井上さん、この頭はどなたなのかしら?)
12名のジョッキーのみなさん、熱いレースをありがとうございました!!!
地方競馬の総大将、船橋の【フリオーソ】が、東京競馬場で行われたGI『フェブラリーステークス』に出走しました。
1番人気は『JCD』を勝った【トランセンド】。
2番人気は『根岸ステークス』を制した【セイクリムズン】。
【フリオーソ】は差のない3番人気に支持されました。
パドックに登場した【フリオーソ】は、久しぶりの中央場所にも気負うことなく、堂々と歩いていました。
圧勝した『川崎記念』からマイナス1キロ。
筋肉が内側から張っていて、とてもいい状態に見えました。
東京1600メートルは、スタートが芝になっています。
【フリオーソ】にとっては、初めて経験するコース。
いつもはトップスタートから楽に先手を奪いますが、芝スタートのせいか全くダッシュがつかずに後方からの展開。
この時点で、「ダメだ...」と感じた方も多かったんじゃないでしょうか。
かくいう私もその一人。
直線を向いて、外からジワジワ伸びて来た時、祈るような気持ちで応援していましたが。
まさか、最後の最後でものすごい脚を使って、2着に追い込んで来るとは...。
【トランセンド】には届かなかったけれど、これまでの【フリオーソ】のイメージを覆す、強いレースを見せてくれました。
騎乗したミルコ・デムーロ騎手
「芝とダートの切れ目で戸惑っていました。
その後の流れで内の位置取りになってしまい、そこから外に出すのにロスがありました。
でも最後の1ハロンで馬が目覚めてくれて、素晴らしい脚を使ってくれましたね。
この馬にとってマイルは少し短いです。あと50メートルあったら...」
川島正行調教師
「芝ですべったって言ってたけど、最後はいい脚を見せてくれました。
これからまた、中央のレースにチャレンジしようと思います」
【メイセイオペラ】以来の勝利を掴むことは出来なかったけど、新たな強さを見せてくれた【フリオーソ】。
これからも、地方・中央問わずダート界の星として輝き続けて欲しいです☆
昨日の『ゴールドジュニア』は、4番人気の牝馬【ミラボヴィッチ】が逃げ切り勝ち☆
昨年の【ラブミーチャン】と同じ柳江厩舎&濱口騎手コンビが連覇となりました。
【ミラボヴィッチ】を外した私はかすりもしなかったわけですが...
明日は中央で『フェブラリーS』、佐賀で『飛燕賞』、ばんえい『黒ユリ賞』があるので巻き返したいと思います!
まずは『飛燕賞』。1800mの3歳重賞です。
『飛燕賞』出走表
注目したレースは、1月23日同じ距離で行われた牝馬重賞『花吹雪賞』。
1番人気は【リリー】。
門別から移籍して、初戦を5馬身差の圧勝劇で飾り、これが2戦目。
【リリー】は道中は気持ち良さそうに逃げて、勝負所の3コーナーでもまだ後ろに2馬身の差をつけていたんですが、4コーナーで【ヒシダイアナ】が追い上げて来ると、直線一気に突き抜けて勝利。
【リリー】は2着に踏ん張りました。
勝った【ヒシダイアナ】は、中央で2戦した後に佐賀へ移籍。
2連勝して昇級した1組では3着に敗れましたが、牝馬限定の『花吹雪賞』を見事な末脚で制しました。
牝馬限定戦だけでなく、1組でも良績のある、【リリー】【ヒシダイアナ】の2頭が中心でしょう。
あとは、安定して走れる【シーオブスプリット】、中央から転入3戦目の【キャンベル】、2連勝と勢いに乗る【コスモノーズアート】まで。
◎7、ヒシダイアナ
〇4、リリー
▲8、キャンベル
△9、シーオブスプリット
△3、コスモノーズアート
発送は、16:10です!
続いてばんえい『黒ユリ賞』。
今年から開催条件が変わって、明け3歳牝馬シーズン総決算のレースとなりました。
なんだかこの世代...抜けた存在がいなくて、同じ相手に勝ったり負けたり。かなりの混戦模様です。
『黒ユリ賞』は定量戦で全馬620キロ。
しかも全員が初の斤量を曳くわけで、馬格の大きさに注目。
1トンを超える【ヤマトホマレ】と、一時は1トンを超えた【トモエウンカイ】の2頭を選択。
前哨戦の『かぐや姫賞』を9番人気ながら制した【ブラックパール】は、その時2着だった【ヤマトホマレ】より5キロ軽い斤量でした。
同斤量になったら、逆転も十分可能。
『かぐや姫賞』3着だった【マリンチャンス】まで。
◎5、ヤマトホマレ
〇8、トモエウンカイ
▲9、ブラックパール
△10、マリンチャンス
発送は、17:10です!
そして『フェブラリーステークス』に出走する、地方の総大将【フリオーソ】。
中央場所に登場するのは、08年阪神で行われた『JCダート』以来です。
東京競馬場は、07年『共同通信杯』『JCダート』と2度経験。
特にいい成績は収めていないけど、当時と今の【フリオーソ】では全く違うので参考外。
芝スタートをこなしてすんなりと前に行けたら...
夢は広がります。
【メイセイオペラ】以来の、地方馬による中央GI制覇なるでしょうか。
昨日の荒尾『たんぽぽ賞』は、【クラウンリバー】が好位追走で快勝、牝馬ながら九州産駒3歳王者に輝きました。
3番手から3,4コーナーでは逃げている【カシノアクセル】に早めに並びかけ、直線で競い落とし、後ろから迫る1番人気【マサシ】の追撃も退けての勝利☆
前走の『ミヤマキリシマ特別』は逃げ切り圧勝でしたが、今回は番手から上手なレースぶりを見せてくれました。
これで2連勝。今後さらなる活躍を期待してます♪
そして、今日は笠松で、3歳重賞『ゴールドジュニア』が行われます!
『ゴールドジュニア』出走表
昨年は【ラブミーチャン】が勝ったこのレース。
今年はどんなドラマが見られるでしょうか。
まず注目したのは、【サカジロタイヨー】。
デビューから初勝利までは4戦かかりましたが、5戦目で逃げ切りを決めると、そこから一気に3連勝。
前走はJRAに挑戦して、強い馬たちと戦って揉まれて来ました。
距離も短かったし、大きく負けてしまいましたが、この時期の3歳馬は揉まれて強くなる馬も多いですから、いい経験だったと思います。
内目の枠に入ったし、スッと逃げることが出来れば、2つ目のタイトル奪取のチャンスです。
兵庫から遠征して来る【エルウェーオージャ】は、実績上位。
3戦目で初勝利を挙げると、続くレースで金沢に遠征して『兼六園ジュニアカップ』を制覇。
京都で芝の重賞も経験しているし、交流重賞『兵庫ジュニアグランプリ』3着が光ります。
前走も中央遠征で、遠征競馬はお手の物。
初めての笠松も問題ないでしょう。
山本茜騎手とのコンビで『ゴールドウイング賞』を制した【ミサキティンバー】は、後方から追い上げてくるタイプなので、どうしても勝ち味に遅い印象も...
ただ、楽にいい位置に付けられた時の追い込みは素晴らしいし、狭いところも割って出てくる勝負根性の持ち主。展開次第で十分勝ち負けです。
もう1頭気になるのが【マルヨコンバット】。
デビュー2連勝後に挑戦した『兼六園ジュニアカップ』は、気性の幼さを見せながら2着。能力の高さを見せてくれました。
その後2走は船橋・園田と重賞に挑戦して負けていますが、今回は少し間を置いてリフレッシュ。
気性的にも成長してくれば、かなり強い馬だと思います。
◎4、サカジロタイヨー
〇9、エルウェーオージャ
▲10、ミサキティンバー
△7、マルヨコンバット
△5、コアレスバトラー