2年前に地方競馬教養センターに入所した89期騎手候補生たちが、厳しい訓練を終えて騎手免許試験に合格。
3月31日付けで、騎手免許を手にしました。
新しく騎手になったのは8名。
終了式にて、佐々木竹見参与を囲んで。
今回は、震災の影響で残念ながら教養センターでの記者会見は中止になりましたが、教官たちの協力により、8人からメッセージをいただきました。
写真は、地方競馬全国協会提供です。
それでは、北から順にご紹介していきましょう。
【下村 瑠衣(しもむら るい)騎手】
北海道:谷口常信厩舎所属
青森県出身 1993年6月3日生まれ 17歳 O型
身長:154,0cm 体重:45,9キロ
[騎手を目指したきっかけ]
幼稚園の頃から乗馬を始め自然に騎手を目指すようになった。
[目標とする騎手]
ジュリー・クローン元騎手
女性騎手で3000勝以上していて尊敬してますし、騎乗スタイルもかっこよくいつかあのようになりたいです!
[好きな有名人]
大泉洋
北海道の大スター。あの天パがたまりません。
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いつも元気でプラス思考です。
デビューしたら語学を勉強して宮下さん・別府さん・山本さんのような地方競馬を代表する女性騎手たちみたいに、海外でも競馬が出来るように頑張ります!
[教官の一言]
明るく元気な性格で、実習中も周囲の人にかわいがられました。
若馬の多い北海道で、持ち前の愛馬心で調教からレースまで仕上げてくれることを期待します。
【柿本 量平(かきもと りょうへい)騎手】
船橋:柿本政男厩舎所属
千葉県出身 1991年2月2日生まれ 20歳 A型
身長:165,0cm 体重:46,7キロ
[騎手を目指したきっかけ]
競馬場で育ち、馬や騎手がそばにいる環境で育ったため。
[目標とする騎手]
アラン・ムンロ騎手
性格がとても真面目そうな印象があり、騎乗の仕方も勉強になることだらけだから。
[好きな有名人]
香里奈
それはもちろん、あの女性としての美しさやツンとした外見から見せる笑顔がたまりません。
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私は自分で言っちゃいますが、ユーモアがあり普段は見せない意外性や面白さがあります。
みんなと違った何かを持っています。
また、誰にも負けたくない負けん気があります。
[教官の一言]
いまだ幼さが抜けない面がありますが、競馬場実習を恵まれた環境で行えたため上達しました。
デビューしてからも努力が必要ですが、向上心を持って上を目指して欲しいものです。
【山頭 信義(やまがしら のぶよし)騎手】
船橋:林正人厩舎所属
千葉県出身 1993年2月21日生まれ 18歳 O型
[騎手を目指したきっかけ]
周囲が競馬関係の職業に就いていたため、物心ついた時には騎手になることを目指していた。
[目標とする騎手]
本橋孝太騎手
身長が私と同じくらいなので、本橋さんの騎乗姿勢を真似したいのと、本橋さんと話していると面白いので憧れを抱きました。
[好きな有名人]
スリムクラブ
テレビ番組のエンタの神様に出ていた時から好きになりました。
特に話すスピードが独特で魅力。
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今はまだまだ不安もあるし、技術面では追うことも進路を選ぶことも未熟で、直線を真っ直ぐ走らせられるか不安もあります。
でも、この未熟さを早く無くして南関東のリーディングを獲って2000勝したいです。
[教官の一言]
入所当初の幼さが抜け、精神面で大きく成長しました。
騎乗に関してはセンス良く騎乗することができ、また厩務員経験があることから、相手の気持ちを考えてしゃべることが出来ます。
【山崎 良(やまざき りょう)騎手】
大井:香取和孝厩舎所属
東京都出身 1992年2月12日生まれ 19歳 O型
身長:169,0cm 体重:46,5キロ
[騎手を目指したきっかけ]
府中競馬場で騎手を見て憧れた。
[目標とする騎手]
戸崎圭太騎手
オンとオフの切り替えがはっきりしていて、技術はもちろんしゃべりも上手い。
すべてが私の目標とするところだからです。
[好きな有名人]
新垣結衣
性格が良さそうで、外見もかわいいから。
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私はよく天然とも真面目とも言われます。
そこを競馬に活かしていき、1つでも多く騎乗して1つでも多く勝っていきたいです。
[教官の一言]
明るく真面目な性格です。
何事にも研究熱心で真面目に取り組んできました。
騎乗面では馬への当たりが柔らかく、周りを冷静に見ながら考えて騎乗することが出来るので、デビューが楽しみな一人です。
釜山キョンナム競馬公園で騎乗している内田利雄騎手が、韓国で初重賞制覇を果たしました!
『KRAカップマイル』(韓国G2)を、【ソスルッテムン】(牡3歳)で制覇。
このレースは、韓国版皐月賞のような位置付けだそうですよ。
そしてそして...
なんとこの【ソスルッテムン】くんは、【メイセイオペラ】産駒なのですっ!!
写真は、KRA韓国馬事会提供です。
「韓国で初めて重賞を勝つことができました。感無量です。
メイセイオペラの子供で勝てたことが、なにより嬉しい。
厳しい調教に耐えてくれた馬に感謝しています。
岩手競馬のみなさんに、よろしくお伝えください」
井上オークスTwitterより
内田騎手...本当にかっこいいです!
1月に釜山に行った時、ちょうど【ソスルッテムン】くんのレースを見たんですけど。
この時はかなりズブい感じで、内田騎手が追って追って、長い直線2着に追い上げて来ました。
まさかマイルの重賞を勝ってくれるとは...。
【メイセイオペラ】にとっては、韓国での初年度産駒が重賞を勝ったということで、益々評価が上がりそうですね。
北関東がなくなった時、内田利雄騎手を最初に受け入れたのが、岩手競馬でした。
日本が、東北が、大きな困難を向かえているこの時期に、
岩手が生んだスーパーホースの子供と一緒に、素敵なニュースを届けてくれました!
最後にご紹介するのは、ドバイの街並みや観光名所です。
まずは、インターコンチネンタルホテルの部屋から見える景色。
絶景です!
そして、ホテルに併設されている巨大なモール『フェスティバル センター』の一角。
ブランド品やカジュアルショップあり、IKEAやスーパーあり、たくさんのレストランあり...
一度では回りきれないほどの大きさです。マリーナもあって、船が行きかっていました。
アップタウン的街並みはこんな感じ。
近代的な雰囲気と、アラビアンな雰囲気がミックスしてます。
そして、世界一高いインテリジェントビル(828m)のバージュカリファ。
とにかく高いです。
展望台が124階にあるんですが、エレベーターで約1分。一気に上るんです。
奥歯がキーンてなりました...
ここからの夜景がまた素晴らしい!
展望台フロアは半分が外にあるのでメチャクチャ寒かったです。
バージュカリファは大人気のため、前売りチケット購入は2日前まで。
前売り券じゃないとかなりお高いので、ドバイに行く機会があったらご注意を。
バージュカリファが併設されているドバイモールは、世界最大級のショッピングモール。
ここの庭?裏庭?にあるのが、巨大噴水ドバイファウンテン!
全長275m、最高で150mの高さまで上がる水柱が、音楽に合わせて踊ってるみたいに見えるんです。
あまりにかぶりつきで見てたので、ちょっと濡れましたが...とても華麗で、優雅なショーでした。
夜6時から10時まで、30分毎に行われるそうです。
何もかもが、スーパーゴージャスなドバイ。行くとこ行くとこで度肝抜かれました。
ダウンタウン的街並みは、これまでご紹介した雰囲気とは打って変わって、まさにアラブな感じ。
こっちの方が、私には馴染みやすい雰囲気です。
ゴールドやアクセサリーがたくさん売っている、ゴールド・スーク。
スパイスいっぱいの、スパイス・スーク。
風が吹いたら飛んでいかないのだろか?と、ちょっと心配になるディスプレイ。
街中スパイスの香りがすごいです。
ちなみに、スークとはアラビア語で市場という意味。
私たちが歩いている途中でお祈りの時間になったようで、アザーンと言われる礼拝への呼びかけが、モスクのスピーカーから大音量で流れてきました。
これがてっきりコーランだと思ったんですけど、違うんですね。呼びかけだって。
日本とは違う、独特の文化を肌で感じることが出来ました。
スーク街から、今度は船で川を渡って対岸へ。
水上タクシー代は、1ディルハムだから、日本円だと22円くらいです。
船といっても、かなり小さくて、5m×1mくらいの大きさです。真ん中にベンチがあるんですが、床は平らでヘリがない!!
最初はかなり怖かったんですけど、進みだすと風が心地よくて、とっても気持ちよかったです。
船で5分くらいして、辿り着いたところもかなり下町っぽい場所でした。
ズンズン進んで行くと、通っちゃいけない道もあるようで、こっちはダメ!あっちあっち。って言われる所もありました。
商店街のような所を抜けると、大きなモスクが!
ここでまたお祈りの時間になって、とても厳粛な雰囲気でした。
巨大モスクの周りをプラプラしていて、なにげに辿り着いたドバイミュージアム。
今のドバイとは全く感じが違う歴史を見ることが出来ます。
ミイラもいたし。紀元前2000年前の物もあったし。
中にある動物たちの人形が、おそらく剥製だったようで、それが少し気になりましたけど。。
こちらは伝統的なアラブの街並みが残る、バスタキア地区。
アップタウンともダウンタウンとも全く違う雰囲気で、あんまり人の気配がなく、静寂に包まれていました。
昔流行った巨大迷路に迷い込んだ気分。
カフェやホテルもあって、ゆっくりと過ごしてみたい空間です。
写真には撮れませんでしたが、地下鉄にも乗りました。
かなり近代的でキレイで、わかりやすかったです。日本の地下鉄より、絶対わかりやすいです。
もう1つ、大事なところが競馬場!メイダンではなく、ジュベルアリ競馬場です。
開催はしてなかったですけど、中に入ることが出来ました!
なんだか地方競馬っぽくて、親しみやすい雰囲気。
でもこのコース!!
わかりますか?長い長い直線を、ずっと登って来るんです!
おそらくは美浦の坂路より上ってる感じ。。
こんなコースは見たことないです。
もしもここで、バテた馬に騎乗していたら...考えただけで恐ろしい。
このコースは、人馬ともにかなりのタフさが要求されますね。
3泊5日で行った、人生初のドバイの旅。
日本馬の快挙も見れたし、いろいろな場所にも行けたし、アラブ文化にも触れられたし、ラクダにも乗れたし。
すごくすごく、いい経験をすることが出来ました!
ここまでは、『ドバイワールドカップ』当日をレポートしてきましたが、【其の四】ではレース以外の出来事をご紹介します。
23日(水)に羽田空港を出発し、関西空港経由でドバイに到着。約11時間の空の旅でした。
空港からタクシーで、ドバイワールドカップオフィシャルホテルである[インターコンチネンタル]へ。
フロントで名前を告げると...「あなたキャンセルになってますよ」的なことを言われてしまい、着いて早々一悶着。
拙い英語を駆使して、なんとか宿泊出来ることになりました!
荷物を置いたら、早速メイダン競馬場へ。
翼を広げたようなデザインは盛岡競馬場と似てるけど、とにかく大きな競馬場です!
かなり遠くからじゃないと、全体像は撮れませんでした。
近くで見ると、さらに迫力あります。
左側は、ホテルが併設されているそうですよ。いつか泊まってみたいな~...
コースももちろんドデカイです!
このターフヴィジョン、川崎より大きいのでは?!
外側が芝で、内側がタペタコース。
向正面は遥か遠くて写真に撮れませんでした。。
パラソルの下での朝食会が終わると、関係者のインタビューが始まりました。
日本勢からは角居調教師が登場。
日の丸とHOPEと書かれたポロシャツを着用して、インタビューに挑みました。
角居調教師はじめ関係者はもちろん、マスコミも想いは一つでした。
レース前々日であるこの日は、夕方からアラビアンナイトが開催されました。
色々な催しがありましたが、ヘリからパラシュートで何人も降りてきたのには度肝抜かれました。
ホースショーも様々なものがあって、アクロバット的なものや、火の輪になっている障害を飛ばしたり...
かなり馬と人との信頼関係が強くないと、到底出来ない技ばかり。
馬に携わるものとして、深い感銘を受けました。私もあんな風に、馬たちと接してみたい!!!
最後には、超豪華な打ち上げ花火が何百?発上がり、夜空を彩ってとても華やかでした。
名残惜しかったけれど、次の日は調教見学で朝早いため、途中で帰って来ましたが...
ドバイ1日目にして、かなり濃い内容の時間を過ごすことが出来ました。
2日目は、早朝から競馬場へ。
日本の馬たちの、レース前最後の調教を見学しました。
朝靄で全然見えなかったんですけど...
【ブエナビスタ】
【ヴィクトワールピサ】&【ルーラーシップ】
【トランセンド】
【レーザーバレット】はこの日馬場入りしなかったので、姿を見ることは出来ませんでしたが、日本馬たちの順調な調整ぶりを見ることが出来て、レースがさらに楽しみになったのでした。
この日のレースは、1R~8Rまで。
6R 『Dubai Duty Free』 が終わると、ド派手なオープニングセレモニーが始まりました。
コース横から、大きな山車の行列が登場。
人が足をもちゃげてたりして、以外にアナログな感じも。
光の嵐に...
フライング~
華々しい花火まで!!!
かなり激しく花火の音が鳴り響いていたので、この後走る馬たちは大丈夫なんだろうかと心配になりましたが...
直後にパドックに登場した7R 『Dubai Sheema Classic』 の馬たちは、みんな落ち着いて歩いていました。
【ルーラーシップ】も、大きくて雄大な体で落ち着いているように見えました。
レースでは、道中かなりいきたがるそぶりを見せて途中から先頭へ。最後はバテてしまったけれど...。
この海外遠征を糧に、さらに成長した姿を見せてくれることを期待してます。