昨日は園田競馬場で、2000勝以上のジョッキーたちの戦い『第19回ゴールデンジョッキーカップ』が行われました!!
私は現地に行くことが出来なかったので、写真は井上オークス氏に送っていただきました。
出場騎手は、
・内田 博幸(JRA美浦)
・岩田 康誠(JRA栗東)
・小牧 太(JRA栗東)
・小林 俊彦(岩手)
・内田 利雄
・的場 文男(大井)
・岡部 誠(愛知)
・中西 達也(高知)
・山口 勲(佐賀)
・有馬 澄男(兵庫)
・川原 正一(兵庫)
・木村 健(兵庫)
以上全国各地から集まった、スーパースターたち12名。
昨年9月に2000勝ジョッキーの仲間入りを果たした兵庫の木村健騎手、同じく9月に達成した愛知の岡部誠騎手、10月に達成した高知の中西達也騎手が初参戦しました。
まずは第1戦、7R『ファイティングジョッキー賞』。
ゲートが開くと、中西騎手がロケットスタートを決めて飛び出します。
外から小林騎手が追って来てハナ、中西騎手は控えて2番手の位置取り。
向正面では前を行く2頭が突き進み、少し離れて後続馬たちが追いかける展開に。
3,4コーナーの中間で中西騎手が先頭に立ち、直線もそのまま押し切って快勝!
2着には内田利雄騎手が追い上げました。
1着:中西達也騎手
2着:内田利雄騎手
3着:的場文男騎手
初参戦の中西騎手、大胆かつ積極的なレースで初戦を掴み取りました。
8番人気と人気薄で、単勝配当は1930円!!
2着は1番人気に支持されていた内田利雄騎手。
中西騎手には追いつけませんでしたが、この『ゴールデンジョッキーカップ』は3度優勝しているように、相性のいいレース。1戦目からポイント上位に取り付きました。
続く2戦目、9R『エキサイティングジョッキー賞』。
スタートして山口騎手と的場騎手の2頭が飛び出すと、追って追って山口騎手がハナ...と思いきや、譲らず的場騎手がハナへ。先行争いから、魅せてくれます。
3番手に岩田騎手、4番手に中西騎手が続く展開。
強引にハナに行った的場騎手ですが、渋太く粘って直線でも先頭。
ゴール前は何頭も横一線の状態で、その後ろにいた1番人気の有馬騎手の進路がない!
このまま追うことが出来ないのか~?!と思った瞬間、中西騎手と木村騎手のほんの少しの隙間をこじ開けて追い出すと、グイ~ンと伸びて勝利。
1着:有馬澄男騎手
2着:山口勲騎手
3着:木村健騎手
いや~このレースは本当に痺れました。
ゴールぎりぎりまで、こんなに混戦になるなんて...。12頭全馬が1秒以内に入ってるんですからね!!
1番人気の有馬騎手は、3コーナー辺りから出るところを探していたけれど、周りの騎手も簡単に出しません。
出たい有馬騎手と、出したくない騎手...この火花散る攻防戦、なかなか普通のレースでは見れないほど激しかったです!
審議になってしまい、危ない場面もありましたが。
こういう激しいレースこそ、競馬の醍醐味だと改めて感じました。
そして最終戦、10R『チャンピオンジョッキー賞』。
ここは地元・兵庫の木村健騎手が、「絶対逃げる!」って感じの強い意思で、すんなり先頭。2番手は的場騎手。
少しスタートで後手を踏んだ内田利雄騎手は、ジワッと上がって中団後方の位置取り。
ここまでポイントトップの中西騎手は、後方2番手。
向正面、馬なりで有馬騎手が上がって行くと、その後ろから内田利雄騎手も上がって行きます。
3,4コーナーで先行勢を捉えた内田利雄騎手。そのまま直線押し切って勝利!
2着は好位から粘り込んだ岡部誠騎手、3着は直線一気に追い込んできた中西騎手でした。
1着:内田利雄騎手
2着:岡部誠騎手
3着:中西達也騎手
ということで、総合優勝は、1着5着3着だった高知の中西騎手!!!
アーサーこと中西達也騎手。初参戦とは思えないほど、積極的なレースを見せてくれました。
特に、初戦の勝利が大きかったように思います。
最終戦の追い込みは、もう執念のように感じました。
4コーナーではまだ後ろから2頭目でしたからね。
現在は釜山で騎乗中のミスターピンクこと内田利雄騎手。
4度目の優勝はなりませんでしたが、今回も、素晴らしい騎乗を見せてくれました。
最終戦、「出遅れは作戦です」と言ってのける辺り、本当にさすがです!
そして総合3位の山口騎手。昨年は、地方競馬最高勝利数を叩き出した、佐賀の名手。
ただこれまで、ジョッキーレースではなかなか表彰台に上がることが出来ませんでしたが、今回は安定した成績で3位をゲット☆今年は全国リーディングも期待しちゃいます。
ということで...
現地観戦出来なかったことが非常に非常に残念でしたが。
オッズパークで見ていても、表彰式での吉田アナの絶妙トークで、爆笑させていただきました♪
(井上さん、この頭はどなたなのかしら?)
12名のジョッキーのみなさん、熱いレースをありがとうございました!!!