6頭立てと少頭数になったが、今シーズン古馬重賞の上位をほぼ独占といっていい3強、オレノココロ、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイの揃い踏みで、これにフジダイビクトリーが割って入れるかどうか。
オレノココロは、常に障害での不安がつきまとうとはいえ、別定重量を背負っても高重量戦なら確実に能力を発揮。別定20キロ増でも問題ない。
そろそろここが出番と思えるのがフジダイビクトリー。今回は別定増量なしの850キロで、3強より20〜30キロも軽いのは間違いなく有利。基礎重量が重くなってきていることでもこの馬にはプラス。ただ内詰めの1番枠に入ってしまったのがなんとも微妙だが。
基礎重量が重くなった上に別定20キロ増のコウシュハウンカイ、別定30キロ増のニュータカラコマの2頭はやや割引が必要だろう。
◎3オレノココロ
○1フジダイビクトリー
▲2コウシュハウンカイ
△5ニュータカラコマ
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北海道からの遠征馬が4頭で、地元岩手は6頭だが、転入初戦の馬が2頭いるというメンバー。
北海道から遠征のヒガシウィザードはフレッシュチャレンジを7馬身差で圧勝。その後ウィナーズチャレンジ、2歳オープンと、勝ち馬からはやや離されたとはいえ、それでも上位を確保。今回遠征のメンバーでは能力上位といえそうだ。先週の不来方賞でも盛岡に参戦したR.クアトロ騎手にとっては日本での重賞初制覇のチャンスだ。
プリムラジュリアンは、フレッシュチャレンジを勝って臨んだリリーカップが差のある8着。とはいえそこを勝ったストロングハートはエーデルワイス賞JpnIIIを制しており、そうした世代のトップを争うメンバーに揉まれた経験は生きると見る。
チャイヤプーンは、門別でJRA認定ではない未勝利戦から2歳3組戦を連勝して岩手に転入。門別での3戦はそれほど強いメンバーとは対戦していないものの、能力的にはまだ底を見せていない。
シグラップアモーレは門別でアタックチャレンジを勝ち、大井で3戦しての岩手転入初戦。大井の2歳特別では勝ち星こそなかったものの、それほど差のないレースをしており侮れない存在だ。
岩手生え抜きではビギナーズカップを制して若駒賞2着のブレシアイルがこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
◎1ヒガシウィザード
○5プリムラジュリアン
▲2チャイヤプーン
△3シグラップアモーレ
△10ブレシアイル
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A級馬による1800メートルのS2重賞。
地元佐賀ではいまだ負けていないスーパーマックスは、3走前の大分川賞ですでにA級のS2重賞を楽勝。そのときの1800メートルの勝ちタイムが不良馬場で1分53秒8。さらに前走同じ1800メートルのロータスクラウン賞の勝ちタイムが良馬場で1分57秒2。他馬が近走の1800メートル戦でマークしている走破タイムより相当速い。ここも単なる通過点だろう。
相手は北海道から再転入初戦のバンブーリバプール。北海道移籍前に佐賀で1戦だけしており、九州オールカマーを勝利。門別では1800メートルのA1特別で2勝を挙げており、その実力ならスーパーマックスを脅かす場面もあるかもしれない。5カ月半ぶりの実戦でどこまで仕上がっているか。
コスモポッポはS2重賞の上位常連。今年4月以降12戦してすべて2〜4着。勝ちきれないのが不思議なくらいだが、ここもスーパーマックスの牙城を崩すまでは難しそう。
兵庫時代に園田、名古屋で重賞3勝の実績があるアクロマティックは、笠松を経由しての転入初戦。ここ3戦はやや差をつけられての敗戦が続いているが、新天地で心機一転の活躍を期待したい。
コスモガラサは前走九州大賞典が3着。とはいえS2重賞でも勝ちきれないレースが続いており、ここでも連下候補まで。
◎8スーパーマックス
○6バンブーリバプール
▲10コスモポッポ
△4アクロマティック
△9コスモガラサ
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2006年以来11年ぶりに復活した重賞。笠松グランプリの指定競走として1400メートルに距離短縮となり、地方全国交流ということでダートグレード入着経験馬も何頭かいる強力なメンバーが顔を揃えた。
中心は、やはりJpnIIIのかきつばた記念を制している兵庫のトウケイタイガー。前走東京盃は7着だったが、勝ち馬からコンマ6秒差と着順ほどは負けていない。JBCスプリントJpnIには登録がなく、ここから笠松グランプリへ、さらに年末、地元の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIへ向けて、地方同士なら負けられない一戦だ。
カツゲキキトキトもダートグレードでの活躍が期待される1頭だが、こちらもJBCクラシックへの登録はなかった。同じ1400メートルの東海桜花賞ではトウケイタイガーに6馬身ちぎられたことがあり、必ずしも得意の距離ではなさそう。ここは東海菊花賞から名古屋グランプリJpnIIへのひと叩きと考えるべきかもしれない。
チーフアセスメントは、中央1000万条件から障害を経て兵庫に転入。1230メートル戦で2着のあと1400メートルを3連勝中。前走は初めてのA1特別だったが、ダッシュよく飛び出してハナを奪うと、直線ではうしろ振り返る余裕があっての圧勝だった。その勝ちタイムは稍重だったとはいえ、トウケイタイガーの園田チャレンジカップの勝ちタイムを上回るもの。重賞初挑戦でも見せ場以上があるかもしれない。
マサヤは佐賀の1400メートル戦線では地元同士ならほぼ敵なし。南関東でもA2特別を勝っていたという実力なら通用してもおかしくない。
南関東A2勝ちのあるインフォーマー、年齢的にやや陰りが見えるもののサトノタイガーらにも上位にからんでくる可能性はある。
◎11トウケイタイガー
○4カツゲキキトキト
▲7チーフアセスメント
△2マサヤ
△6インフォーマー
△8サトノタイガー
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園田プリンセスカップでは1番人気に支持されたセイヴァーベナだが、1ー3着馬に直後で突かれる厳しい展開で、3コーナーで手ごたえがなくなってしまった。馬場状態の違いはあるが、セイヴァーベナは2走前のアッパートライでは、園田プリンセスカップの勝ちタイムより1秒も速いタイムで勝っていた。地元馬同士の争いとなれば巻き返し可能と見る。
相手筆頭は、北海道から名古屋を経由して転入2戦目となるスーパージェット。門別ではJRA認定ではない未勝利戦を勝ったのみだが、その後のアタックチャレンジは勝ち馬とそれほど差はなく、メンバーや展開次第では勝てるレベルにはあった。園田で一戦しての上積みがあれば好勝負も期待できそう。
フセノランはデビューから1400メートル戦のみ3戦して2勝、2着1回。走破タイムが1分32秒台から1分33秒0と安定しており能力面でも見劣らない。
メイクアラッシュは門別で2歳オープンを制しての転入で、園田では2戦連続で2着。コースに慣れてさらなる上積みがあれば上位を狙えそう。
デビュー戦で大差圧勝だったイチノフリオーソは、経験豊富なこのメンバーに入ってどこまでやれるか。
デビューから3連勝のあとフセノランの3着に敗れたアゼツライトも見限れない。
◎8セイヴァーベナ
○4スーパージェット
▲3フセノラン
△11メイクアラッシュ
△5イチノフリオーソ
△12アゼツライト
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