今年で8回目を迎えるこのレース。第1回はトップハンデ790kgのナリタボブサップ、カネサブラックのワンツーで、第2回でも790kgのニシキダイジンが2着入った。ところが第3回から昨年までの近5年では、790kgで馬券にからんだのは第3回で3着のカネサブラックのみ。しかも第3回以降はトップハンデ馬の勝利がない。
上下50kgのハンデ差はいかにも大きく、今回もトップハンデ790kgのコウシュハウンカイ、ニュータカラコマは3着候補までとした。
ここはトップハンデより20kg軽い770kgなら、いよいよセンゴクエースの出番と見る。
岩見沢記念で2着に入った実績のサクラリュウも770kgでチャンスはありそう。10番枠に入ったのがどうかだが、この2頭が中心。
フジダイビクトリーは、基礎重量が軽いレースでは勝ちきれないレースが多く、しかしここは実績2頭より20kg軽い770kgなら見せ場以上を期待できそう。
北見記念で3着に好走したキサラキクは、740kgの軽量なら上位を狙える。
790kgのトップハンデ2頭、ニュータカラコマ、コウシュハウンカイは連下争いまで。
ハクタイホウは、2走前のオープン・狩勝賞で6着に負けたものの、今シーズン3着以内を外したのはそのときだけ。充実ぶりが目立つ。
◎8センゴクエース
○10サクラリュウ
▲5フジダイビクトリー
△2キサラキク
△9ニュータカラコマ
△3コウシュハウンカイ
△7ハクタイホウ
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シーズンが終了したホッカイドウ競馬から有力馬が大挙して押し寄せてきた、というメンバーで、地元岩手勢にはちょっと気の毒な感じもする。
そしてグランダム・ジャパン2歳シーズンのタイトルを目指して、すでにその対象レースで勝ち星を挙げているサラヒメ、エグジビッツが出走してきた。しかし正直なところ、ホッカイドウ競馬のシーズン中に遠征してくる馬たちは、地元重賞ではちょっと足りないかもしれないので他地区へという馬が少なくない。そして今回、いよいよシーズンが終了してあらたに遠征してくるのが、北海道の重賞で勝ち負けが期待された馬たちということになる。
パキラパワーは、デビューから2連勝で挑戦したエーデルワイス賞JpnIIIで4着。門別開催最終日に行われたブロッサムカップでは1番人気に支持され、好位の内目を追走したものの、馬群に揉まれる形になり、直線を向いて伸びる脚は残っていなかった。水沢の小回りコースがどうかだが、すんなり好位か逃げに持ち込めればチャンスは十分。
アンフィーサは、フレッシュチャレンジを勝ったあとしばらく勝てないレースが続いてが、終盤になってオープン、ウィナーズチャレンジと連勝。ここにきて力をつけたきた。
マサノスマイルは8月のフルールカップで半馬身差2着があり、ブロッサムカップでも4着という実力。
ここまで3頭、能力的に差はなく、いずれも遠征は初めてとなるだけに、水沢コースでその能力を発揮できるかどうか。
金沢シンデレラカップを勝ったエグジビッツ、園田プリンセスカップを勝ったサラヒメはそれらに続く存在。ここでポイントを伸ばせばグランダム・ジャパンのタイトルを狙える。
地元勢では、北海道からの転入初戦を圧勝したスターギアが上位に食い込めるかどうか。
◎1パキラパワー
○2アンフィーサ
▲4マサノスマイル
△10エグジビッツ
△7サラヒメ
△11スターギア
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出走9頭中8頭の前走が兼六園ジュニアカップで、その再戦というメンバー。
その兼六園ジュニアカップは最内枠からすんなりとハナをとったフウジンが逃げ切り勝ち。対して1番人気のノブイチは大外枠からのっそりとしたスタートで出遅れ、ラチ沿いまで切れ込んで行って好位をとるのにかなり脚を使っていた。それでいてゴール前では差を詰めて1馬身差。今度はノブイチが最内枠。1700メートルへの距離延長で展開は変わるかもしれないが、すんなり好位ならノブイチの雪辱と見る。いずれにしてもフウジンと2頭の争い。
シオジスターは、勝つときは圧勝だが負けるときは惨敗という極端なタイプ。2走前の特別戦ではフウジンに2馬身差をつけて逃げ切っているだけに、◎○に対して人気を落とすなら、むしろ馬券的には狙ってみたくなる。
メンバー中唯一兼六園ジュニアカップに出走していなかったサツキブライドは金沢プリンセスカップでシオジスターの3着があり、上記3頭のうちどれかが崩れれば馬券圏内という可能性も。
◎1ノブイチ
○2フウジン
▲6シオジスター
△7サツキブライド
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A級馬による1800メートルのS2重賞。
古処山特別のほぼ再戦というメンバーで、ウルトラカイザーの連勝濃厚と見る。その古処山特別では、鞍上の真島正徳騎手はひっぱりきれないような手ごたえで2番手を追走。向正面中間で馬に手綱をくれて先頭に立つと、あとは後続を寄せ付けず。直線ではうしろを振り返って、追ってきたデリッツァリモーネの脚色を確認しながらのゴールだった。9歳とはいえまだまだ元気で、このメンバーでは能力が抜けている。
前走に続いてデリッツァリモーネはB級からの希望投票での出走。今回のメンバーではウルトラカイザーの単騎逃げとなりそうで、それを追いかける形では逆転まではどうか。
春にはがくれ大賞典を制したコウザンゴールドは、古処山特別が7カ月ぶりの復帰戦となり4着。今回は◎○にどこまで迫れるか。主戦の鮫島克也騎手が先週日曜日に疾病のため乗替りとなっており、今週も休み。手綱がまわってきた山口以和騎手はここで結果を出したいところだろう。
S2特別で上位常連のコスモポッポ、転入2戦目となった古処山特別で3着と好走したアクロマティックらも連下争いの候補。
◎5ウルトラカイザー
○9デリッツァリモーネ
▲10コウザンゴールド
△1コスモポッポ
△7アクロマティック
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前走絆カップで2着に敗れたラブバレットだが、約3カ月ぶりの休み明けに加え、そもそも盛岡のマイル戦は得意ではない。一昨年も絆カップで4着に敗れながら笠松グランプリを制している。ラブバレットの父ノボジャックにはJBCの種牡馬登録がなく、JBCスプリントに出走するためには追加登録料が必要。そのため当初から目標は笠松グランプリに置いており、ここへ向けてのひと叩きとして適当なレースがなく、不得意でも仕方なく絆カップを使っているということのよう。レコード決着となったクラスターカップJpnIIIでタイム差なし2着という実力ならトウケイタイガーにもヒケはとらない。
トウケイタイガーもコーナー4つの1400メートルは得意とするところ。ゴールド争覇ではカツゲキキトキトに差されて2着だったものの、相手も調子を上げていた。メンバー中唯一のグレードタイトル馬として負けられないところ。
浦和から兵庫への転厩2戦目となるエイシンヴァラーにも一発が期待できそう。中央では今年1月に中山のジャニュアリーSを勝ったという実力。浦和に移籍しての大井2戦では結果が出なかったが、前走園田初戦は逃げ切り圧勝。その1400メートルの勝ちタイム1分26秒4は、不良馬場だったとはいえ、トウケイタイガーの同コースの持ちタイム1分27秒8(稍重)より1秒以上速い。
高知のカッサイは、遠征経験こそ少ないが、園田FCスプリントでは2年連続2着に入るなどスピード能力は高い。
◎9ラブバレット
○6トウケイタイガー
▲1エイシンヴァラー
△10カッサイ
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