
ミツバの重賞勝ちは昨年のマーキュリーカップJpnIIIのみだが、その後JBCクラシックJpnIでは直線一旦は先頭に立って、ほとんど勝ちに等しい3着。チャンピオンズカップGIも6着とはいえ勝ったゴールドドリームとはコンマ4秒差。GI/JpnIでも上位を争える能力があり、JpnIII勝ちのみの実績ゆえ55キロで出走できるのは有利。
サンライズソアは昨年3歳時の青竜ステークス以降勝ち星がないが、とはいえ3着以内を外したのは2走前の師走ステークスのみ。しかもほとんどのレースで着差もわずか。中央でのレースとは違い強敵が少ないメンバーだけにここも勝ち負けは確実。
メイショウスミトモは、名古屋グランプリJpnIIを制しているだけにコース経験は大きなアドバンテージ。ただメンバー中唯一のJpnII勝ちがあり57キロを背負ってどうか。
ダートに転向して準オープンまで快進撃のモズアトラクションは、笠松の佐藤友則騎手が鞍上ということでは期待したいところ。◎○あたりとの実力差がどうか。
地元期待のカツゲキキトキトは、前走こそ楽勝だったが、その前に出走取消があり、必ずしも順調には来ていないようなので△まで。
ダート準オープン勝ちのあるキーグラウンドも連下争いなら。
◎6ミツバ
○5サンライズソア
▲1メイショウスミトモ
△9モズアトラクション
△7カツゲキキトキト
△4キーグラウンド
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東海地区デビュー馬限定とあって、8頭立ての少頭数もさることながら、連戦連勝のサムライドライブ以外は、年明け以降で3歳1組戦以上のレースを勝った馬がいないというメンバー。サムライドライブから大差の相手探しといってもいいだろう。
トーホウカトレアは年末に2歳2組戦を2連勝して、明けて3歳になってからは重賞や特別戦を使われている。サムライドライブとの対戦も2度あり、さすがに勝負にはなっていないが、サムライドライブ以外のメンバーの中では上位クラスとの対戦経験が抱負。
キングブリスは2走前の3歳2組戦での2着がまずまずの競馬。1組戦ではやや苦戦だが、2組戦なら勝ち負けになるというレベル。
ブラックイチバンは、湾岸ニュースターカップでサムライドライブの3着という成績があり、その後に3歳2組戦も勝利。ただその後の2戦がイマイチ。上積みは望みにくく△まで。
メモリーメソッドは3歳になって取消しが2度あり、順調には使えていないものの、2歳時は1組戦でサムライドライブに6馬身差で2着という成績があった。
◎2サムライドライブ
○5トーホウカトレア
▲6キングブリス
△4ブラックイチバン
△8メモリーメソッド
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フジダイビクトリーは今シーズン重賞勝ちがなく、チャンピオンカップには出走できず。とはいえ古馬主要重賞で2着2回に3着2回。2016年にばんえい記念を制し、年齢を重ねてズブくなると普通のレースは勝てなくなるという馬には、過去にもトモエパワーなどがいた。しかしながらシーズン中に5勝を挙げており、2着、3着も多数あるので調子落ちもそれほどなく、シーズン最後の大一番には万全の状態で臨んでくるだろう。
現役最強は、やはりオレノココロ。今シーズン重賞3勝をマーク。掲示板を外す大敗も一度もなかった。しかしながら障害には常に不安もつきまとい、絶対的な存在とまではいえない。
コウシュハウンカイも今シーズン重賞3勝で、2着も3回。オレノココロとともに、この世代は5歳時から最強世代といわれ、ばんえいの古馬戦線を牽引してきた。ただこの馬は過去2年、ばんえい記念に挑戦して3着、5着。1トンになるとさすがにきびしいかもしれないが、今シーズンは帯広記念をトップハンデで制しているのはおおいに評価できる。
サクラリュウは重賞未勝利だが、昨シーズンの帯広記念4着から注目されるようになった。今シーズン、岩見沢記念2着ではじめて重賞で馬券にからみ、帯広記念でも障害ひと腰先頭で、コウシュハウンカイにはとらえられたものの差のない2着に健闘。一発はあるかもしれない。
ニュータカラコマはばんえい記念に過去4回出走して4、2、2、3着とあと一歩のところ。しかしながらこの馬は年を重ねた今シーズンあたりは高重量戦はむしろ不得手になってきているのではないかという感じがあり、あっても3着まで。
◎4フジダイビクトリー
○6オレノココロ
▲8コウシュハウンカイ
△2サクラリュウ
△7ニュータカラコマ
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高知のこの世代はここまで金の鞍賞でワンツーだったネオプリンセス、ヴァリヤンツリの2強の争いで推移してきた。そのとおり、2頭ともここまでオール連対。しかしながらネオプリンセスは金の鞍賞以来3カ月ぶりの実戦で、一方のヴァリヤンツリは古馬C-1戦まで制している。順調に対戦相手のレベルを上げてきたヴァリヤンツリに分がありそう。
年末に中央1戦未勝利から転入したリワードオランジュが順調にキャリアを重ねている。ここまで高知では9戦5勝、2着2回。前走C3選抜戦では3着に敗れたが、まだまだ成長は期待できそう。
今回が3歳初戦となるネオプリンセスは▲まで。ここを叩いての今後に期待。昨年のフリビオンも、金の鞍賞を勝って以来の出走だったこのレースでは3着に負けていて、その後快進撃となった。
金の鞍賞では逃げてあわやという場面があっての3着だったレマンコは、その時点で未勝利。1月24日、デビュー17戦目でようやく初勝利を挙げた。その後は古馬C3戦も制しており、順調にキャリアを重ねている。
北海道から中央を経由して転入したバモスは、ここまで高知では1勝を挙げたのみで、同世代同士のレースは今回が初めて。古馬C2戦でも善戦なら上位を狙える。
◎11ヴァリヤンツリ
○5リワードオランジュ
▲6ネオプリンセス
△2レマンコ
△7バモス
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A級馬による1400メートルのS2重賞。
昨年末の中島記念で1、2着だったキョウワカイザーとウルトラカイザーは、その後地元同士のレースでは負けていないが、キョウワカイザーははがくれ大賞典で1番人気に支持されるも4着、ウルトラカイザーは船橋に遠征してオープンで6着。その後順調に来ているかどうかは気になるところだが、今回1400メートルへの距離短縮ということでは、佐賀のこの距離で8戦7勝、3着1回というウルトラカイザーにアドバンテージがある。とはいえキョウワカイザーも1400メートルでも結果を残しており、やはりこの2頭の勝負となりそう。
ランドオザリールは、はがくれ大賞典こそ6着だったが、それまで佐賀で3戦して2勝を挙げているように、S2重賞なら常に上位争いの実力はありそう。
兵庫から転入後S2重賞で5戦オール連対のテイケイネクサスは、2走前の嘉瀬川賞でランドオザリールに半馬身差の2着。能力的に差はなさそう。
マサヤは中島記念3着も、前走はがくれ大賞典では大敗。山口勲騎手に戻って巻き返しがあるかどうか。
◎6ウルトラカイザー
○7キョウワカイザー
▲8ランドオザリール
△9テイケイネクサス
△5マサヤ
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