NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
NAR『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』、『競馬総合チャンネル』などで地方競馬を中心に記事を執筆。グリーンチャンネル『アタック!地方競馬』『地方競馬中継』解説。1964年生まれ。
金沢伝統の長距離重賞だが、2600メートルという特殊な距離だけに、その条件を求めてか、南関東から4頭、岩手から2頭、北海道・名古屋から各1頭が遠征し、地元馬はわずか3頭というメンバー。
とはいえ期待は地元のサンテックス。今年春には南関東の重賞で勝ち馬と1秒以内の好走があり、その後名古屋に移籍して名港盃を3馬身差で逃げ切って重賞初勝利。佐賀に遠征した鳥栖大賞は2着だったが、勝ったのが佐賀でグレード(サマーチャンピオン)勝ちのあるアラジンバローズでは仕方ない。転入初戦の前走は5頭立てとはいえ2着に大差、3着にもさらに大差がついたという圧勝。2021年のハクサンアマゾネス以来4年ぶりに地元馬にタイトルが戻るかどうか。
ヴィアメントは、大井ではA2以下特別を勝ったまでで、重賞では4着が最高という成績。しかしながらその勝ち馬はすべて一線級の馬たちだけに、今回のメンバーなら勝ち負けまで期待できる。
岩手のリケアカプチーノは3歳ながら古馬初挑戦となったみちのく大賞典では、ヒロシクンとの一騎打ちをハナ差で制した。今回は地元サンテックスも含めて南関東オープン級の実績馬たちが中心というメンバーでどんなレースを見せるか。
サクラトップキッドは、みちのく大賞典は5着だったが、続くマーキュリーカップJpnIIIでは地方馬最先着の4着。有力馬が競り合って末脚が生かせる流れになれば上位進出のチャンス。
そのハイペースを演出しそうなのが、今年2月の報知オールスターカップを逃げ切ったヒーローコール。サンテックスと先行争いになるのか、ならいのか、注目だ。
中央所属時に白山大賞典JpnIIIを勝った経験があり、北海道所属として出走した昨年2着だったのがケイアイパープル。今年前半は門別で2600メートル戦も含め4連勝と好調だったが、秋2戦がいまひとつ。巻き返しなるかどうか。
このレース4連覇がかかるアンタンスルフレだが、今年は2秒以上の差をつけられての敗戦が続いているだけに厳しそう。とはいえ昨年も掲示板外の成績が続いての勝利だっただけにどうだろう。
◎9サンテックス
◯2ヴィアメント
▲10リケアカプチーノ
△1サクラトップキッド
△6ヒーローコール
△4ケイアイパープル
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