メジロゴーリキは今シーズン休みなく順調に使われ、皆勤した古馬重賞でもドリームエイジカップ以外はすべて掲示板内に健闘。岩見沢記念を勝ったあと、北見記念2着、帯広記念2着はともに僅差と、シーズン後半の高重量戦で能力を発揮。昨年のばんえい記念は6着だったが、勝ちタイムが2分43秒4というきわめて速い決着。そういう馬場ではメジロゴーリキの出番はなく、今年こそはと臨む大一番。しかし、今年も前日に雪予報。融けないうちに除雪して、当日晴れてくれることを願う。
5歳時以来、2年ぶりのばんえい記念挑戦となるのがアアモンドグンシン。今シーズンは重賞勝ちこそなかったものの、やはり高重量戦で能力を発揮し、岩見沢記念、北見記念、帯広記念でいずれも3着。特に帯広記念を挟んで7戦で6勝と、ばんえい記念に向けて調子を上げてきた。
キタノユウジロウは6歳で挑戦した昨年のばんえい記念が2着。今シーズンは北斗賞、帯広記念を制した。昨年は軽馬場を利しての好走だったが、ひとつ年を重ねて時計のかかる馬場でも能力を発揮するようになった。
アオノブラックは、夏負けで調子を落とした時期もあったが、北見記念で復活を見せ、帯広記念は5着だったが、6歳で別定920kgはさすがに厳しかった。△の評価ではあるものの、馬場が軽くなれば評価を上げたい。
3歳二冠、4歳シーズン三冠を制したマルミゴウカイは、2018年の5歳時に岩見沢記念を制して、いよいよ古馬重賞戦線での活躍が期待されたものの、6歳から7歳時にかけて1年5カ月の長期休養。復帰後は徐々にクラスを上げ、今シーズン帯広記念は6着だったが、ようやく本来の調子を戻してきた。9歳でのばんえい記念初挑戦でも一発の期待だ。
◎8メジロゴーリキ
○4アアモンドグンシン
▲1キタノユウジロウ
△6アオノブラック
△2マルミゴウカイ
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帯広市のピンポイント予報(木曜午後時点)では、土曜日は雪時々曇。
雪の軽い馬場ならクリスタルコルドを狙ってみる。12月19日には1分を切るタイムの決着で2着があり、1月23日には1分4秒1のタイムで勝利。翔雲賞3着のあとも僅差の2着、2着で、ここにきて調子を挙げている。負担重量が一気に増えるここで前走馬体重1061kgという馬格も魅力だ。
実績、実力ともナンバーワンは、ナナカマド賞と翔雲賞を制したキングフェスタ。ヤングチャンピオンシップは4着だったが、トップハンデならマイナス要因にはならない。前走も勝って臨む一戦だ。
ヤングチャンピオンシップを勝ったのがヤマカツエース。その後1月までは好調を続けていたが、それほど重量差がなかった翔雲賞で着順こそ4着だがゴール前で一杯になったのが気になるところ。
ナナカマド賞2着、ヤングチャンピオンシップ3着、翔雲賞2着というヘッチャラも能力的に差はない。
トワイチロはヤングチャンピオンシップ2着だが、重量に恵まれただけに、定量のここでどうか。
翔雲賞5着のツガルノヒロイモノは、その後のA-1戦で1着、3着だけに力をつけた。
◎10クリスタルコルド
○3キングフェスタ
▲4ヤマカツエース
△1ヘッチャラ
△2トワイチロ
△9ツガルノヒロイモノ
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中央オープンから移籍したウインユニファイドは、初戦となった梅見月杯では1年近くの休み明けもあって差のある4着だったが、続く前走アクアマリンオープンでは、1番人気コルテを直線で4馬身突き放しての快勝。名古屋1400メートルの良馬場1分29秒6は好タイム。中央時代はダートの中距離を中心に使われており、今回距離延長の1900メートルなら前走以上に能力を発揮する。
ナムラマホーホは、昨年1月以降15戦してすべて3着以内。重賞も名港盃、東海菊花賞、名古屋記念を制した。前走梅見月杯はトミケンシャイリの2着に敗れたが、能力上位は間違いない。
トロピカルストームは、中央2勝クラスから笠松への移籍初戦となった前走が直線突き放して大差の圧勝。ただ重賞で勝ち負けにはタイムをさらに縮める必要はありそう。
東海ゴールドカップを制したウインハピネス、ウインター争覇を制したスタンサンセイ、両レースとも2着だったベニスビーチら重賞実績馬もいるが、今回は名古屋から遠征の◎○をはじめ、いかにも強力なメンバーが揃った。
◎5ウインユニファイド
○11ナムラマホーホ
▲2トロピカルストーム
△1ウインハピネス
△10ベニスビーチ
△9スタンサンセイ
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逃げる可能性のある馬が何頭かいるメンバーで、当初はアメリカのダートでスピード競馬を経験してきたピンシャンを本命としていたのだが、一旦予想が公開されたあとに出走取消。調教助手のコメントに「レース後、精神的に追い込まれているとの話だったので休ませました」とあったので、そういうことだったんでしょう。
当初は▲としていたラプタスだが、逃げるかもしれないライバルが1頭いなくなったことで◎に格上げした。内に兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでハナを切ったイグナイターがいるが、ラプタスは6番枠ならハナをとれるだろうと見る。テイエムサウスダンの2着だった兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIがトップハンデ59キロで、今回が別定57キロなら条件的にかなり楽になった。
地方初参戦となるのがヘリオス。ダート1400メートルのオープン連勝のあと、根岸ステークスGIIIではテイエムサウスダンに1馬身差で食い下がって2着。昨年秋からの充実ぶりがうかがえる。
3年前のこのレースを制したのがサクセスエナジー。昨年7歳で1200メートルの大井・東京盃を制したのには驚かされた。その後の2戦は着外だったが、もともと凡走も圧勝もある馬。8歳で別定58キロは楽ではないが、得意の条件だけに巻き返す可能性は十分。予定されていた松山弘平騎手の落馬負傷によって乗替ったのが高知で期間限定騎乗中の吉原寛人騎手というのも楽しみ。
兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIでは52キロのハンデで3着だったイグナイターは、今回別定56キロでどうか。
初ダートのトーラスジェミニは地元のベテラン西川敏弘騎手がどんなレースを見せるか。
◎6ラプタス
○11ヘリオス
▲5サクセスエナジー
△3イグナイター
△4トーラスジェミニ
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8月にはまなす賞を勝って以来勝ち星から遠ざかっているカイセドクターだが、近走は古馬一線級に混じっても互角の勝負。チャンピオンカップでは障害を降りたのは6番手だったが、初経験となる800キロ台の810キロでもしっかり歩いて、2着シンザンボーイに際どく迫る3着と見せ場をつくった。
ゴールドハンターは天馬賞2着のあとの2戦が惨敗だったが、スピードスター賞では6歳2強と真っ向勝負で2着。そのスピード勝負は刺激になったはず。天馬賞を制したキョウエイリュウもいるが、カイセドクターとともに10キロのハンデ差は大きい。◎○の順番はつけたが、この2頭が中心。
ヤマトタイコーはダイヤモンドダスト賞を9番人気で制したが、負担重量が上記2頭より10キロ軽かった。今回はその2頭と同重量となって、早めの展開からどこまで粘れるか。
ニセコヒカルは昨年4歳牝馬同士のクインカップを制し、年明けの天馬賞では牝馬最先着の5着。そのときは定量で牡馬より20キロ軽いだけだったが、今回はトップハンデのキョウエイリュウと70キロ差、◎○▲とも60キロ差ということでは、互角の争いは可能と見る。
今回4歳馬は3頭のみの出走だが、重賞では勝ちきれないながらイレネー記念、ばんえいダービーでともに2着という重賞実績は評価したい。
◎1カイセドクター
○8ゴールドハンター
▲3ヤマトタイコー
△7ニセコヒカル
△5ネオキングダム
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