2月18日の土佐有楽特別の1~6着馬の再戦で、そこを5馬身差で圧勝したシンメデージーはデビューから4連勝。ここまで世代最強といえるプリフロオールインが不在となった今回、シンメデージーが連勝を伸ばす可能性は高い。2走前のJRA3歳未勝利との交流足摺盃では目の覚めるような追い込みも印象的だった。土佐有楽特別で2着だったホーリーバローズが、続くJRA3歳未勝利との交流・竜王盃を4馬身差で圧勝したことでもシンメデージーの能力の高さがうかがえる。同厩舎のプリフロオールインとは、ひとまず黒潮皐月賞で直接対決となるのだろうか。
土佐有楽特別では、2着ホーリーバローズ、3着バウンティキャットだったが、バウンティキャットはシンメデージーを負かすにはこれしかないといったような単騎での思い切った逃げ。それゆえ直線では脚が上がってしまい、シンメデージーのうしろから追走してきたホーリーバローズに交わされてしまったが、地力ではバウンティキャットが上と見る。今度はどんな作戦に出るかも楽しみ。
イッセーノーデは、土佐有楽特別で5着、竜王盃ではホーリーバローズに4馬身差をつけられての2着。能力的には上記3頭に次ぐ存在だが、◯▲がシンメデージーを負かしに行って直線一杯になるような場面があれば、この馬の出番があるかもしれない。
◎8シンメデージー
◯9バウンティキャット
▲3ホーリーバローズ
△4イッセーノーデ
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新春ペガサスカップ、スプリングカップでタイトルを分け合った、ミトノユニヴァース、スティールアクターの再戦。
新春ペガサスカップでは先に動いて3コーナーで先頭に立ったスティールアクターだったが、すぐうしろにつけたミトノユニヴァースに目標にされた。一方スプリングカップでは、スティールアクターの加藤聡一騎手は向正面でうしろを気にしながら仕掛けて3コーナー過ぎで先頭。新春ペガサスカップと違ったのは、4コーナーで早めに後続との差を広げたこと。直線では後続寄せ付けず押し切った。今回は距離短縮の1400メートル戦ということでは、前目で競馬ができるスティールアクターに分があるとみる。
クリスタライズは前走ゴールドジュニアでミトノウォリアーをクビ差まで追い詰めた。ミトノウォリアーといえば、ネクストスター名古屋ではミトノユニヴァースの2着に敗れたが、年明け3連勝と好調。その馬と互角の勝負なら、◎◯とも差はない。ここまで3頭は門別デビューからの転入馬。
ワラシベチョウジャはデビューから5連勝でネクストスター笠松を制したが、続く前走ジュニアキングでは中団からまくって直線では2番手という場面もあったが、失速して5着。今回は距離短縮の1400メートルに戻り、巻き返しなるかどうか。
タイセイマロンは中央未勝利から転入して、初戦こそ5馬身差で圧勝したが、その後いまひとつのレースが続いた。ところが年明けに2連勝。それが3歳1組特別で、5馬身差、4馬身差という圧勝。ここにきて確実に力をつけた。
ネクストスター笠松2着以来5カ月ぶりの実戦となるキスリングは、どこまで仕上がっているか。
◎10スティールアクター
◯3ミトノユニヴァース
▲12クリスタライズ
△7ワラシベチョウジャ
△9タイセイマロン
△8キスリング
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今年からグランダム・ジャパン古馬シーズンが春・秋に分かれ、古馬春シーズンの対象レースとして高知のレジーナディンヴェルノ賞とともに新設となった重賞。古馬春シーズンでは3戦目となる。
大井のグレースルビーは、昨年11月、そして今年2月に行われたクイーン賞JpnIIIこそさすがに相手が強かったが、その間に行われたクイーンズオーディションでは勝負どころで他馬に競りかけられながらも直線突き放して完勝。昨年南関東の3歳重賞戦線で上位を争ったフークエンジェルに2馬身半差をつける完勝だった。そのレースぶりならここでも勝負になる。あとは輸送と笠松コースが合うかどうか。
名古屋のコンビーノは惜しいところで重賞を勝ちきれず2着が4回に3着が1回。昨年はトリトン争覇、そして今年はウインター争覇とともに2着だったが、それを含めて7戦連続連対。JpnIIIの名古屋大賞典を別にすれば、一昨年11月から名古屋・笠松で11戦連続連対という成績。遠征勢相手に初タイトルとなるかどうか。
昨年遠征を重ねてグランダム・ジャパン古馬シーズンで優勝したのが大井のジュランビル。8歳となっての初戦でどんなレースを見せるか。
北海道から遠征のウワサノシブコは昨年、勝ち星こそなかったもののノースクーンカップ2着に、ブリーダーズゴールドカップJpnIIIでは地方馬最先着の5着という実績なら、ここでも上位争い。
ベニスビーチはそのときどきで所属を変えながらここまで重賞4勝。昨年金沢在籍時のお松の方賞以来の勝利を狙う。
◎4グレースルビー
○5コンビーノ
▲6ジュランビル
△10ウワサノシブコ
△8ベニスビーチ
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黒潮スプリンターズカップで1、2着だったヘルシャフト、モダスオペランディの再戦。
ヘルシャフトは、その黒潮スプリンターズカップが高知での重賞初挑戦。スタートで後手を踏みながら早めに位置取りを上げると、3コーナー過ぎでは手応え十分のまま先頭に立つと直線独走。モダスオペランディは馬群を捌いて追ってきたが5馬身差の2着だった。
そのレースぶりと結果からはヘルシャフト断然といえそうだが、モダスオペランディは長期休養からの復調途上で、続く前走だるま夕日賞を制した。完全復調なら逆転の可能性も考えたい。
昨年3歳時はユメノホノオのライバルだったデステージョだが、古馬に入ると今ひとつの成績。適距離は1300/1400メートルあたりと思われ、あらためて古馬重賞で試練となりそう。
明けて9歳だが近走充実がうかがえるのがレベルスリー。大高坂賞は9番人気ながら、グッドヒューマー、アポロティアモにそれほど差のない3着。◎○に迫る場面まであるかどうか。
ガルボマンボは高知を代表する1頭であることは間違いないが、能力を発揮するのはマイル以上。4歳以降、1400メートルは出走自体がそれほど多くないとはいえ4着が最高という成績。この距離では割引が必要。ただ絶対能力から3着の可能性はある。
◎7ヘルシャフト
○12モダスオペランディ
▲5デステージョ
△8レベルスリー
△10ガルボマンボ
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南関東でほとんど3着以内をはずさない堅実な成績を続けているスマイルウィ。昨年はさきたま杯であのイグナイターにクビ差2着、オーバルスプリントでもドライスタウトに3/4馬身差2着と、惜しい敗戦。近年は1400〜1600メートルに特化して使われ、確実に力をつけた。初めての他地区遠征と名古屋コースが合うかどうかだが、ダートグレード3度目の挑戦での勝利に期待する。
ヘリオスは一昨年の南部杯JpnI・2着、JBCスプリントJpnI・3着など、グレードを勝っていないのは不思議なくらいの実績。昨年のかきつばた記念JpnIIIでも3着だったが、先着されたのがウィルソンテソーロ、ドライスタウトという実績馬なら評価を落とすものではない。しかもそのときハンデ58.5kgを背負っていたのだが、今回は別定56kgとかなり楽になった。8歳での重賞初制覇という可能性はおおいにありそう。
ペリエールは前走武蔵野ステークスGIIIで初めて掲示板を外す9着に敗れたが、直線半ばで3番手という見せ場はあった。3カ月ぶりの実戦になるが、目標としていたフェブラリーステークスGI除外からの出走だけに仕上がりは十分だろう。
一時はこの路線のチャンピオン級の活躍を見せたシャマルだったが、昨年は競走中止、除外と歯車が狂った。休み明けの根岸ステークスGIII(7着)を叩いて、2週前の栗東坂路で49秒9をマークしており上昇は確実。復活に期待だ。
地方のダートグレードで連勝中のサンライズホークだが、今回のメンバーに比べると負かしてきた相手がやや手薄。人気になるなら軽視したい。
一昨年末の兵庫ゴールドトロフィーJpnIIIを勝って以降結果が出ていないラプタスは復活があるかどうか。
◎2スマイルウィ
◯8ヘリオス
▲12ペリエール
△11シャマル
△4サンライズホーク
△3ラプタス
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