ライトニングブルーは門別のデビュー戦、フレッシュチャレンジを勝ったのみだが、栄冠賞はゴール前で先頭に立ってほとんど勝ったと思ったところ、大外を強襲した馬にわずかにとらえられて2着。続くオープンでも2着に好走した。その後の前2走は着外だったが、レベルの高いところでの争い。今回のメンバーに入れば能力上位は間違いない。
地元筆頭はフジラプンツェル。デビューから5戦全勝で望んだ南部駒賞は1番人気に支持されるも遠征馬相手に4着に敗れたが、そこを勝った北海道のエイシンケプラー、2着だった船橋のナイトオブバンドは、その後、芝のジュニアグランプリにも再び遠征し、それぞれ5着、2着に好走したからやはりレベルが高かった。今回も北海道から5頭が遠征してきたが、南部駒賞と比べるとメンバーは楽になっった。リベンジを期待できそう。
キューティロメラは門別でのデビュー戦となった7月のフレッシュチャレンジでは1000メートル59秒7という抜群のタイムで圧勝。続くウィナーズチャレンジでも2着に好走し、エーデルワイス賞JpnIIIでは13着に敗れたものの、ここまでキャリア3戦だけにまだまだ成長の余地はありそう。
エイシンエイトは遠征した園田プリンセスカップで3着。一度左回りのコースを経験し、今度は広い盛岡の1400メートルなら能力を発揮しそう。
レモンアイカーは、重賞や中央芝挑戦では結果が出ていないが、デビュー2戦目の2歳オープンでは雨で水の浮く馬場で1000メートル1分0秒5という好タイムで3着。今回の盛岡競馬場では雨予報が出ており、馬場を味方に久々に好走の可能性も。
◎3ライトニングブルー
○5フジラプンツェル
▲1キューティロメラ
△10エイシンエイト
△8レモンアイカー
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南関東から4頭、東海から2頭の遠征があっての9頭立て。地元馬には厳しい戦いになりそう。
中央3勝クラスから大井に移籍したウラノメトリアは、その初戦となった、今回と同じ2600メートルの金盃トライアルで4馬身差の完勝。本番の金盃では10着だったが、金盃トライアルの勝ちタイムより速いタイムで走っていた。2400メートルの東京記念トライアルでは半馬身差の2着に入り、本番の東京記念では大井記念から連勝となったランリョウオーにコンマ7秒差の4着なら好走といえる。2000メートルを超える距離の適性の高さに注目だ。
タイサイは中央オープンから昨年秋に大井に移籍。今年6月には園田に遠征した六甲盃では、兵庫最強のジンギと好勝負を演じての2着。しかし続いて遠征した佐賀・鳥栖大賞では1番人気に支持されるも差のある5着だったように、能力は高いが負けるときはあっさりというタイプ。中心としては狙いづらいが、あっさり勝ってもおかしくないということでの対抗評価。
中央3勝クラスから川崎に移籍したアイアムレジェンドは、南関東での成績では◎○にやや劣るが、イヌワシ賞を連覇。金沢コースに適性を示しているだけに、ここでもという可能性は考えられる。
実績的に南関東から遠征のここまで3頭の勝負となりそう。
名古屋から遠征のアンタンスルフレは、ここ2戦の名古屋、笠松の重賞での連続2着は評価できるものの、浦和在籍時はB1B2クラスあたりで勝ちきれずという実績。昨年の中日杯で3着という地元のフューリアスとともに、上位3頭のどれかが凡走したときに馬券圏内の食い込みがあるかどうか。
◎6ウラノメトリア
○9タイサイ
▲2アイアムレジェンド
△5アンタンスルフレ
△3フューリアス
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昨年までの1900メートルから競馬場移転によって2100メートルに距離延長となり、12月に行われる名古屋グランプリJpnIIは逆に2500メートルから2100メートルとなって、そのトライアルとしての位置づけが明確になった。南関東から4頭、いずれもダート長距離で実績を残している馬たちが遠征してきた。
地元のウインユニファイドは10歳にして充実という言葉が適当かどうかわからないが、トリトン争覇で重賞初勝利を果たすと、佐賀に遠征しての鳥栖大賞では大井や兵庫からの遠征馬を相手に4コーナーで先頭に立つと後続を引き離して5馬身差の圧勝。そこから2カ月の余裕をもって臨む一戦。地元でその強さをあらためて示したいところ。
相手は船橋のトーセンブル。今年のオグリキャップ記念ではウインユニファイドに3馬身差をつけて完勝。昨年は園田2400メートルの六甲盃を制すなど2000メートルでも距離不足という感じで長距離で能力を発揮する。今回はウインユニファイドの地元でどうか。
コバルトウィングは船橋2200メートルを含め目下4連勝。前走がA2B1特別勝ちだが、トーセンブルがしばらく南関東のオープンクラスでは勝ち星から遠ざかっているという状況だけに、この馬の成績でも十分通用しそう。
タカジョーはオグリキャップ記念がトーセンブルから差のある9着で、その後も南関東ではC1特別を連勝したまで。ただ金沢に遠征してのイヌワシ賞では3着に健闘しており、連下争いまでなら。
今年2月の梅見月杯ではウインユニファイドや遠征勢を負かしているトミケンシャイリだが、今回は4月以来の休み明けでどうか。
近走やや苦戦が続いているシュプレノンは2000メートルを超える距離ではたびたび好走があり、軽視はできない。
◎9ウインユニファイド
○2トーセンブル
▲8コバルトウィング
△1タカジョー
△3トミケンシャイリ
△7シュプレノン
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ララメダイユドールは中央3勝クラスから転入し、休みながらではあるものの負けなしの5連勝。いずれも楽勝で、もっとも2着馬と差のない決着でも4馬身差。転入2戦目のアポロティアモ以外のメンバーとは対戦したことがあり、アクシデントでもないかぎり普通に走れば負けることはないのではないか。
相手は珊瑚冠賞の上位組。アメージングランは、珊瑚冠賞は1番人気で3着だったが、4コーナーでもまだ先頭からは離れていて、メンバー中最速の上がりでも前をつかまえきれなかった。中央から転入後13戦9勝。3着以内を外したのは御厨人窟賞(4着)だけということでは、相手筆頭として信頼できる。
グランデラムジーは、その珊瑚冠賞で早め先頭に立って後続を寄せ付けなかった。そのときは赤岡修次騎手で、今回は初騎乗となる多田羅誠也騎手がどんなレースを見せるか。
珊瑚冠賞でアメージングランとの2着争いをハナ差で制したのがエイシンピストン。この馬も昨年秋に兵庫から転入後、3着以内を外したのは2度だけという安定勢力。
中央3勝クラスからの転入初戦、オッズパークの日特別を制したのがアポロティアモ。今回と比べるとやや格下のメンバー相手に接戦となったが、転入2戦目の上積みがあれば上位争いも。
福永洋一記念でララメダイユドールの2着だったリワードアンヴァルは、それ以来5カ月ぶりの実践でどうか。
◎1ララメダイユドール
○8アメージングラン
▲7グランデラムジー
△9エイシンピストン
△11アポロティアモ
△3リワードアンヴァル
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馬券券内ということであればハンデ差を考えればすべての馬にチャンスがありそうな混戦。
その中で高いレベルで成績安定がヤマカツエース。前哨戦の秋桜賞ではトップハンデながら2番手で障害を越えると、先頭のツガルノヒロイモノをすぐにとらえ、最後までしっかりした脚取りで歩いて完勝。ここでも最軽量牝馬と40kgの差なら連軸として信頼できる。
トワイチロはここまで重賞でヤングチャンピオンシップ、イレネー記念、ばんえい大賞典と、いずれも伏兵という評価ながら2着に好走。その後やや低迷して秋桜賞でも最下位だったが、軽量の疾風賞で4着に入ると、自己条件のA2-1組でマルミゴウカイの2着。疾風賞のスピード競馬を使ったことが刺激となって状態上向き。700kgの重量なら勝負になる。
惜しいところで重賞を勝ちきれないのがヘッチャラ。ここまで世代重賞を6戦して2着3回、3着3回と、すべて馬券にからんでいる。秋桜賞ではヤマカツエースと同じ690kgで5着だったが、3着争いは3頭での接戦だった。今回もヤマカツエースと同じ720kgで、能力的にもそれほど差はない。
ヤマノコーネルは今シーズン14戦して6勝、2着3回と好調。確実に力をつけてきた。前哨戦の秋桜賞でも2着に入り、そのときと同じヤマカツエースと20kg差なら好走以上が期待できる。
2歳シーズンに圧倒的な強さを見せたキングフェスタは、今シーズンは10月に復帰してこれが3戦目。トップハンデ730kgで、今回はどこまで仕上がっているか。このハンデ差では目標は先にありそうで、あまり強気にはなれない。
ばんえい大賞典で8番人気ながら3着(ヘッチャラと同着)に好走したピュアリーナナセは、今回もそのときと同じようなハンデ差だけに、引き続き馬券圏内のチャンスはある。
◎6ヤマカツエース
○3トワイチロ
▲1ヘッチャラ
△4ヤマノコーネル
△5キングフェスタ
△7ピュアリーナナセ
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