土日の福山では、アラブ3歳牝馬によるクイーンカップと、アラブ3歳牡セン馬によるキングカップが行われる。
アラブは頭数が減っていて、3歳限定の重賞ができるのもこれが最後かもしれない。がんばって来年度までだろう。
福山の4月以降の重賞予定がまだ発表されていないのでわからないが、次年度からはおそらくサラブレッド3歳の重賞とかもできるのではないだろうか。どんなレース体系になるのか楽しみではある。
さて、クイーンカップだが、圧倒的な強さでヤングチャンピオンを制したミスジョージが断然。続くサラブレッドとの混合戦サンシャインカップも制した。前々走の若駒賞は、キヨノトウザイの2着に負けたものの、今回のメンバーですでに古馬に編入(B2)されてレースをしているのはこの馬だけで、力が抜けている何よりの証拠だろう。
福山ゆかりのミスタージョージの仔でミスジョージという馬名の活躍馬が、アラブがかなり縮小している今の時期に出てくるとは。もっとはやいうちにこういう馬名をつけようと思った馬主さんはいなかったのだろうか。
ここはミスジョージの相手探しだが、人気が集中するだろうから絞る必要がありそうだ。
若駒賞でミスジョージと一緒に走った馬が2頭いるが、だいぶ離されているので今回も厳しそう。であれば、今回のメンバー中5頭が出走している2月17日の3歳2組戦を圧勝しているイケノスリリングのほうが可能性はありそうだ。
それから、1月27日の3歳1組戦でそのイケノスリリングに先着しているフラタニティまで。
◎ミスジョージ
○イケノスリリング
△フラタニティ
23日(金)に行われた梅見月杯は、連戦連勝で勝ち上がってきたムーンバレイが重賞挑戦4戦目にして勝利。吉田稔騎手が絶妙なペースに持ちこんでの逃げ切りだった。
ぼくが本命に推した兵庫のチャンストウライは、4コーナーでムーンバレイに並びかけようかという場面がありながら、直線突き放され1馬身半差の2着。名古屋競馬場のレース映像は、向正面に入ったところで正面からの映像になるので横の位置どりがとてもわかりやすいのだが、チャンストウライは2コーナーから向正面に入ったところで外に振られ、大外を回らされる展開。そのまま3コーナー過ぎから外をマクッてきたわけだが、勝ったムーンバレイと比べると、いかにも距離損が大きかった。
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さて、25日(日)には2重賞。福山ではアラブによる福山マイラーズカップが行われる。
ここは2月11日の「エフエムふくやまレディBINGO賞」の再戦。出走馬10頭中7頭がここに出走していた。
斤量的にはアトムビクトリーが1キロ重くなっただけで、ほかは変らず。というわけで、ここも前走で1、2着だったユノフォーティーンとバクシンオーの争いだろう。200メートル距離短縮がどうなるかだが、むしろユノフォーティーンに有利となりそうで、馬券的には妙味がないが、前走と同じ決着になる可能性大。
別路線組で可能性がありそうなのは古豪ユキノホマレだが、2000メートルを越えるような距離なら勝負になりそうだが、この馬にとってマイルはいかにも短い。展開が向いてようやく一角崩しというところだろう。
エフエムふくやまレディBINGO賞3着のヤスキノショウキまで押さえたいが、オッズ的には本命対抗の組み合わせしか買えないかもしれない。
◎ユノフォーティーン
○バクシンオー
△ユキノホマレ
△ヤスキノショウキ
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佐賀では3歳馬による1800メートルの飛燕賞が行われる。
九州ダービー栄城賞につながる重賞な一戦で、昨年はのちに九州ダービー馬となるユウワンが1番人気に支持されながらもナセに逃げ切りを許していた。
中心は、前走うぐいす特別を1番人気で制したフーマで、同2着のギオンパワーが対抗。
同じような対戦相手の前走1、2着馬を本命対抗にするのは、上の福山マイラーズカップと同じで、あまりにも安易に思えるかもしれない。しかし、重賞に向けた前哨戦ということで、それ相応のメンバーが対戦していたと考えれば、こういう予想にならざるをえない。
3番手には荒尾で3連勝中のアトラスリード。佐賀には初遠征だが、勢いにかけてみる。
花吹雪賞を制したナンブラッキーワンだが、12月の楠風賞では、フーマやギオンパワーに決定的な差をつけられているだけにあまり強くは推せない。
2連勝中のリトルユニコーンは、前走1400メートル戦で2着以下を6馬身ちぎる圧勝だったが、距離経験が1400メートルまでしかなく、ここで勝ち負けは難しいだろう。
◎フーマ
○ギオンパワー
▲アトラスリード
△ナンブラッキーワン
△リトルユニコーン
東海・北陸・近畿・中国は、地区交流の範囲が広く、それぞれの地区の重賞を合わせると選択肢がたいへんに多くなる。それ自体はいいことなのだが、その上に各地区の有力馬はダートグレードなどに遠征することもあるから、メンバーが分散してしまい、残念ながら重賞でもメンバーが手薄になってしまうようなことも少なくない。
そんななか、23日(金)に行われる梅見月杯にはワクワクするようなメンバーが顔を揃えた。
まず地元勢では、名古屋に移籍後、中央への遠征を除けば17連勝でトップ争いにからんできたムーンバレイに、これに立ちはだかるウイニングウインド。
笠松からは、まだオープンクラスまではいかないものの、盛岡に遠征して重賞を制したオグリホット。
金沢からは、昨年夏前に中央から転入し、百万石賞、北國王冠という伝統の重賞を制し、白山大賞典GIIIでも2着に食い込んだビッグドン。
そして兵庫からは、地方ではまだ負けなし、兵庫ダービーと菊水賞を制しているチャンストウライが遠征してきた。
それから、これが中央から名古屋に転入緒戦となる2頭、ナムラコロンブス、マサアンビションの存在も不気味だ。
さて、どこからでも狙えそうで迷うところ。あらかじめベタで申し訳ないと断った上で、チャンストウライにチャンス到来……、ということで、ホントにすいません。
前走S1特別では半年の休み明けながら、兵庫ゴールドトロフィーGIIIで見せ場たっぷりの4着に食い込んだベストタイザンを差し切ったレースぶりは評価できる。
相手には、ダートグレードも含めて大崩れの少ないビッグドン。前走平安ステークスGIIIは、着順こそ13着だが勝ち馬から1秒差とそれほど負けているわけではない。
あとは地元のウイニングウインドに、ムーンバレイ。中央で準オープン勝ちの実績があるマサアンビションまで押さえる。
◎チャンストウライ
○ビッグドン
▲ウイニングウインド
△ムーンバレイ
△マサアンビション
先日、園田競馬場で行われたゴールデンジョッキーカップ。ぼくは残念ながらスカパー!241chでの観戦だったのだが、岩田康誠騎手が兵庫所属時代の自分の騎手服を着ているのに、小牧太騎手はかつての騎手服ではなく、通常中央のジョッキーが着る種類のものを着ていたので、不思議に思っていた。
後日、取材に行っていた弊社Oクンにそのことを聞いてみると、なるほど、小牧太騎手の勝負服は弟の小牧毅騎手に引き継がれていたのか。もともと同じような色だったので、今まで気づかなかった。
兵庫ではほかに、田中学騎手がデビューした頃は父の田中道夫元騎手(調教師)も現役で、引退したあとにその勝負服を引き継いだように記憶している。
地方競馬では、師匠や父の勝負服を受け継ぐということがよくあるが、小牧兄弟のように、弟が兄の勝負服を引き継ぐ例というのは珍しいのではないだろうか。
さて、21日(水)には、JRA・NHKマイルカップのステップ競走地区代表選定の園田ユースカップが行われる。レースとしては第5回だが、重賞に格上げされてからは2回目となる。
今年、兵庫のこの世代はまだまだ混戦。兵庫ジュニアグランプリGIIIを地元最先着5着のタッカーテンビーは、年末の園田ジュニアカップで期待されたものの直線伸びずに4着に敗れた。
その園田ジュニアカップを8番人気という人気薄ながら制したプラチナクラウンは、今月8日の3歳特別に出走して5着に敗れ、ここには出てこなかった。
今回地元勢では、園田ジュニアカップ2着で、園田クイーンセレクションを7馬身差で圧勝したエンタノメガミに期待がかかりそうだ。
しかし本命にしたいのは、笠松のマルヨフェニックス。年末のライデンリーダー記念を制し、1番人気に推された前走ゴールドジュニアでは、先に抜け出していた金沢のマツノショウマをクビ差捕えきれず2着。4コーナーで大外を回らされたぶんを考えれば、勝ってもおかしくない内容だった。勝ったり負けたりの兵庫勢と比べれば、この馬のほうが力はありそうだ。
相手にはやはり地元筆頭格のエンタノメガミ。
あとは、園田ジュニアカップで差のない3着のホクセツファミリー、笠松・ゴールドジュニア4着のトミノハマチャン、園田ジュニアカップで2番人気と期待された(8着)ゴールデンウィークなど。
マルヨフェニックス1着固定で、2着、3着はここで印のつけていない伏兵まで手を伸ばして、3連単で高配当を狙うのもおもしろいかもしれない。
◎マルヨフェニックス
○エンタノメガミ
▲ホクセツファミリー
△トミノハマチャン
△ゴールデンウィーク
まず最初にお断り。前回、名古屋の「ヤキソバ」は「その3」としましたが、今回から「佐賀編」のように競馬場名にしました。理由は。「あれ、これで何回目だっけ?」と前回の分を探すのがめんどうだから。というわけで深い意味はありません。
さて、今回の佐賀競馬場は当日入り。午後1時ごろ競馬場に着いて、まず最初の目当ては、下の予想でも書いたとおり「佐賀牛バーガー」へ。
なるほど。正門入ってすぐ右側の売店のひとつが佐賀牛バーガーに変わったわけね。
ジュースやポテトなどとのセットメニューが豊富にあるものの、ハンバーガー単体のメニューは……
佐賀牛バーガー 300円
佐賀牛チーズバーガー 350円
佐賀牛エッグバーガー 350円
よくばりバーガー 380円
よくばりバーガーというのは、名前と値段から想像できるとおり、チーズとエッグと両方が入ったもの。食べてみたのはもちろんコレ。
第一印象は、ソースがさっぱり。普通に売ってるウスターソースと中濃ソースの中間という感じ。それに新鮮なレタスとタマゴがいい感じでからむ。「からつバーガー」もそうだけど、この九州地方で人気のバーガーは、チェーン店のそれとは違って手作りの感じがイイっ! 当然注文してからつくってくれるので、少し待たされるけど、まあそれも楽しみのうち。おすすめです。
ちなみにワゴン車の「からつバーガー」のほうはというと、いつものとおり行列ができていて、注文を受けてから作るのでは間に合わないのか、メニューが「スペシャル(だったか?)バーガー」400円のみになっていた。
で、久々にちゃんとヤキソバが食える、というか選べる競馬場なのでヤキソバを食わないわけにはいかん。
ということで、今回は指定席エリア。ここには1コーナー側に2店舗の食堂、真ん中にカウンターのカレーやさん、4コーナー側に3店舗の食堂があり、覗いてみると真ん中のカレーやさん以外の食堂にはすべてメニューにヤキソバがあった。しかもどれも600円也。
なんの根拠もなく、なんとなく入ってみたのが4コーナー側3店舗の真ん中「勝屋」さん。
そして迷わずヤキソバを注文。
直後にプチ後悔。となりのテーブルのおやじが注文したちゃんぽんがウマそうだ。炒めた野菜がごっそりと乗っていて。しかし使命なので(ホントか?)ヤキソバを食わねばならんと気を取り直す。
出てきたヤキソバも野菜たっぷりだ。具は、キャベツ、玉ねぎ、ニンジン、モヤシ、それに肉は豚だけかと思ったら、下のほうから牛らしき肉も発掘された。さらには竹輪と、関東で言うところのさつま揚げをいずれも小さく切ったもの。
店内が暗かったのでちょっとピントが甘いのが情けない。
おそらくこのヤキソバの具たちは、ちゃんぽんの具と共通なのではないか。いや、そうに違いない。
だいぶ前に荒尾でヤキソバを食べたときもそうだったのだが、九州のちゃんぽん文化圏(そんなのがあるかどうかは知らんが勝手に命名した)では、ヤキソバの具も同じように豪華になるのではないか。いや、そうに違いない。
ソースは見た目のとおりサラっとしているのだが、やや甘め。ウスターソースなら辛めになるはずなのだが、こういうソースの感覚ははじめてかも、だ。
結論。
ハンバーガーにヤキソバ食べたらカロリー高すぎですよ!>自分
ちなみに佐賀記念の馬券のほうは、下の予想だと▲→◎→△という決着なので当たったように思われるかもしれないが、オッズを見たら◎クーリンガーから馬連複で流してもキングスゾーンでも来てくれないことにはそんなに儲からないので、実際に買った馬券は◎クーリンガー頭の馬単流し。ゴール前は、あぁぁぁ〜〜差してくれぇぇぇ〜〜という願いも半馬身届かず(泣)。