先日、園田競馬場で行われたゴールデンジョッキーカップ。ぼくは残念ながらスカパー!241chでの観戦だったのだが、岩田康誠騎手が兵庫所属時代の自分の騎手服を着ているのに、小牧太騎手はかつての騎手服ではなく、通常中央のジョッキーが着る種類のものを着ていたので、不思議に思っていた。
後日、取材に行っていた弊社Oクンにそのことを聞いてみると、なるほど、小牧太騎手の勝負服は弟の小牧毅騎手に引き継がれていたのか。もともと同じような色だったので、今まで気づかなかった。
兵庫ではほかに、田中学騎手がデビューした頃は父の田中道夫元騎手(調教師)も現役で、引退したあとにその勝負服を引き継いだように記憶している。
地方競馬では、師匠や父の勝負服を受け継ぐということがよくあるが、小牧兄弟のように、弟が兄の勝負服を引き継ぐ例というのは珍しいのではないだろうか。
さて、21日(水)には、JRA・NHKマイルカップのステップ競走地区代表選定の園田ユースカップが行われる。レースとしては第5回だが、重賞に格上げされてからは2回目となる。
今年、兵庫のこの世代はまだまだ混戦。兵庫ジュニアグランプリGIIIを地元最先着5着のタッカーテンビーは、年末の園田ジュニアカップで期待されたものの直線伸びずに4着に敗れた。
その園田ジュニアカップを8番人気という人気薄ながら制したプラチナクラウンは、今月8日の3歳特別に出走して5着に敗れ、ここには出てこなかった。
今回地元勢では、園田ジュニアカップ2着で、園田クイーンセレクションを7馬身差で圧勝したエンタノメガミに期待がかかりそうだ。
しかし本命にしたいのは、笠松のマルヨフェニックス。年末のライデンリーダー記念を制し、1番人気に推された前走ゴールドジュニアでは、先に抜け出していた金沢のマツノショウマをクビ差捕えきれず2着。4コーナーで大外を回らされたぶんを考えれば、勝ってもおかしくない内容だった。勝ったり負けたりの兵庫勢と比べれば、この馬のほうが力はありそうだ。
相手にはやはり地元筆頭格のエンタノメガミ。
あとは、園田ジュニアカップで差のない3着のホクセツファミリー、笠松・ゴールドジュニア4着のトミノハマチャン、園田ジュニアカップで2番人気と期待された(8着)ゴールデンウィークなど。
マルヨフェニックス1着固定で、2着、3着はここで印のつけていない伏兵まで手を伸ばして、3連単で高配当を狙うのもおもしろいかもしれない。
◎マルヨフェニックス
○エンタノメガミ
▲ホクセツファミリー
△トミノハマチャン
△ゴールデンウィーク