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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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先週のレース回顧。オパールカップはラビュリントス、ひまわり賞はミニアチュールが圧勝!

 先週9日(日)、3歳・地方競馬全国交流「第24回オパールカップ」(盛岡芝1700m)が行われ、単勝1・8倍の1番人気に支持されたラビュリントス(牝3歳 父キンシャサノキセキ)が4馬身差で圧勝。余裕の逃げ切りを決めた。

本田正重騎手「テンションがちょっと高くて引っ掛かりそうだったから、自然とハナに立つ形になった。道中は力んで走っていたが、余裕があったし、最後は緩めるぐらいの感じでゴールに入った。前回(橘ステークス)、1400mを使いましたが、そのぐらいの距離がベスト。1700mは気持ち長い気がしたので、できれば前に壁を作りたかったが、行く気を優先した。ここ2戦JRAの強いメンバーと戦って、馬自身も力をつけていると思います」

 
 内田勝義調教師「JRA2戦を使った後は、このオパールカップを目標に態勢を整えた。今回、改めて盛岡芝適性の高さ、強さをお見せすることができた。次走は馬の状態を見ながら、オーナーさんと相談して決めたい」

ラビュリントスは川崎移籍後、2戦連続でJRA芝へ挑戦した。昨年、知床賞、芝交流・ジュニアグランプリを連勝。これで盛岡交流3戦3勝としたが、盛岡芝の適性は相当レベル。個人的にはOROカップを目指してほしいと思うが、選択肢の中には間違いなくあるはず。今後の動向に注目したい。

11日(火)は岩手版オークス「第37回ひまわり賞」(盛岡ダート1800m)。こちらも単勝1・1倍、圧倒的1番人気に支持されたミニアチュール(牝3歳 父ラブリーデイ)が大差で圧勝。転入後、無傷の7連勝を飾り、重賞6連勝。世代トップの実力をまざまざと見せつけた。

山本聡哉騎手「今日は絶対に勝たなければならないレースだと思って臨んだ。位置取りは出たなりだったが、出脚があるのでハナに立つことになった。道中の手応えも抜群。3コーナーで大丈夫だなと思った。2着の馬(ケープライト)も自分が乗っていた馬でしたし、東北優駿も強かったので、不安を持たずに乗った。前回、初めての盛岡だったダイヤモンドカップは最後で止まってしまったが、今日は1800mでもしっかり伸びてくれました」

 
 佐藤祐司調教師「やはり左回りだとぎこちない面があるが、それで圧勝ですからね。改めて強い馬だと思った。次走は不来方賞へ直行予定。牝馬だが、牡馬クラシック三冠を取りたいと思っていますし、その先も視界に入っています」

牝馬の岩手牡馬クラシック三冠制覇は史上初の快挙。今回のレースパフォーマンスを見れば不来方賞=盛岡ダート2000mも問題ない印象。佐藤祐司調教師のコメントには入れなかったが、"その先"とは今年で終止符を打つダービーグランプリ。まずは三冠制覇へ万全の態勢で臨むことになる。

今週の岩手競馬
7月16日(日) メイン11R 「スプリント特別」(オープン 盛岡ダート1000m)
7月17日(月) メイン12R 「第27回マーキュリーカップ(メイセイオペラ記念)」(JpnIII 盛岡ダート2000m)
7月18日(火) メイン12R 「第46回桂樹杯」(オープン 盛岡芝1700m)

2023/07/14
その他
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ひまわり賞(オークス)/牡馬の二冠獲得ミニアチュール ここでは断然の存在だ

 7月9日に行われた3歳芝の地方競馬全国交流重賞『オパールカップ』は1番人気に推された川崎・ラビュリントスが優勝。昨年の知床賞・ジュニアグランプリに続いて岩手で3つめの重賞タイトルを獲得しました。

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 単勝オッズはラビュリントスが1.8倍、昨年は同馬としのぎを削ったナイトオブバンドが5.3倍、その間に割って入る新規勢力エオリエンヌ4.7倍、地元勢トーセンカタリーナがそれらに続く6.2倍という人気でスタートしたオパールカップ。しかしレースは終わってみればラビュリントスのワンサイドの勝利でした。
 逃げたラビュリントスを巡って人気どころが追走していく形。しかし1コーナーで3馬身ほどのリードを取ったラビュリントスの脚色は最後まで衰えず、そのリードを保ったまま、最後は手綱を抑える余裕まで残してゴール。後続を完封する4馬身差完勝となりました。
 ラビュリントスは岩手で重賞3勝目、鞍上の本田正重騎手は昨年のこのレースをウンで制しており、遠征騎手ながらオパールカップ連覇を達成しました。



 7月11日のメインレースは11Rに行われる3歳牝馬の重賞『ひまわり賞(オークス)』。"オークス"の副題があることで分かるとおり3歳牝馬三冠路線の二冠目に当たる戦いです。
 一冠目に当たる留守杯日高賞は遠征馬のワイズゴールドが制しているので出走各馬ともにここが仕切り直しの"牝馬一冠目"。昨年はトーセンキャロルがひまわり賞・OROオータムティアラの二冠を制しており、それに続く"二冠牝馬"の登場が期待されます。

 とはいうものの本命は、牝馬ながら牡馬の二冠を制している(1)ミニアチュールで不動でしょう。
 岩手転入後は6連勝、そのうち重賞では5連勝。3月のあやめ賞を制したあとは牡馬路線に進み、三冠前哨戦スプリングカップから牡馬一冠目ダイヤモンドカップ、同二冠目東北優駿まで一気に手にしています。
 今回は東北優駿で上位を争ったライバルがほとんどおらず7着ツアーモデルのみ登場。その他の馬たちもほとんどはこれまで破った相手。とすれば自身との戦い、距離との戦いということになるのでしょうが、2000mを克服したあとでの1800mなら不安は大きく減ったということになるはず。もちろん距離に関してはまだ安心とは言えないかもしれませんが、相手関係的なものに加え中間雨が多く比較的軽い馬場になったことはこの馬にとって味方になる材料。牡馬二冠に続いて牝馬の一冠を獲得できるかどうか?は「獲得できる」方が濃厚と見ます。

 対抗は(7)ケープライトを。2歳時には若駒賞優勝はじめ若鮎賞2着・金杯3着と世代上位の成績を残していた馬。春先は調子が戻らず不振でしたが前走のイーハトーブマイルで復活Vを果たしました。ここまでの距離経験はマイルまで、2000mを経験した相手に対しては不利な材料ですが、父ジャスタウェイなら中距離にも対応できるはず。自身の上昇分でどこまで、という位置。

 (5)トーセンジェミニに未知の魅力を期待してみたいと思い三番手に据えますが、ブレイブスマッシュの全妹という血統で距離に関しても未知数。上位争いの一角となれば。

 (9)ユウユウレラシオンはダイヤモンドカップ4着、ウイナーカップ3着とここに来て上昇感。ここまではスピードを活かした戦いだった印象で距離をどうこなすかは一応の課題ですが、マイルのダイヤモンドカップではメンバー中でも上位の上がりを繰り出しているのですから牝馬同士の1800mなら、の狙いは立つでしょう。
 もう一頭は(6)ツアーモデル。重賞は前走の東北優駿7着のみの経験、それは不利な材料ですが、近走徐々に力を付けてきている点に注目。

●11Rの買い目
馬単(1)=(7)、(1)→(5)、(1)→(9)、(1)→(6)

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2023/07/11
レース展望
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10日メインはB2特別・ジュライカップ。前走と同じ盛岡芝1600mでナンベイコーが連勝態勢

 10日メイン12RはB2特別「ジュライカップ」(盛岡芝1600m)。6月26日、B2・芝1600mが前哨戦だったが、今シーズンの盛岡芝こけら落とし。最初の芝だったが、そのレースから7頭がエントリーした。まずは今季、盛岡芝の結果一覧をご覧になってほしい。

6月25日 B2・芝1600m ナンベイコー=逃げ切り
6月26日 B1・芝1700m「朝顔賞」 フェブサンカラ=逃げ切り
6月27日 3歳・芝1600m準重賞「はまなす賞」 スノーパトロール=逃げ切り
7月2日 2歳・芝1000m「2歳新馬」 カリフィア=逃げ切り
7月3日 C1・芝1600m「ベンバトル特別」 レーヌデゼトワール=逃げ切り
7月4日 3歳・芝1600m クラウンエンペラー=好位抜け出し
     OP・芝1700m「かきつばた賞」 ゴールドギア=直線抜け出し

 先週まで盛岡芝は7R実施されたが、うち5Rが逃げ切り。7月4日の2レースだけ逃げ切りが決まらなかった。つまり前が止まらない競馬。逃げ有利の芝だったのは明らか。考えられるのは今の芝特徴に加え、ジョッキーも手探り状態。確かにペースも落ち着く傾向だった。以上のことを念頭に入れてほしい。

本命はこけら落としの芝を逃げ切ったナンベイコー。中央在籍時、函館芝1800mで2着1回。2番手キープから0秒1差2着に惜敗した。転入後はダートで1勝2着2回。右回り水沢では馬券対象を果たせなかったが、盛岡で好走を続け、盛岡芝1600m戦を迎えて鮮やかな逃げ切り勝ち。実績ある芝、そして左回り盛岡と1着要因がそろった。走破タイム1分37秒9も優秀。今度は最内にブライティアセルバがいるので2番手の可能性が高いが、控える競馬も問題なし。芝2連勝に王手をかけた。

ベルピエースは中山芝1600m・3歳新馬戦で1番人気に支持され、2番手をキープ。早め先頭に立ってそのまま押し切るかと思ったが、藤田菜七子騎手が騎乗したレッジャードロが33秒9の驚異的な末脚を駆使。2着も仕方なしだった。その後、大井、高知を経て今年転入。2勝をマークして盛岡芝へ臨み、ナンベイコーには離されたが、2着アローゴールドとはわずかクビ差3着。先行決着も影響したが、これでメドが立った。今度はスローペースにならないのは確実。盛岡芝2度目で逆転のシーンまで。

エムワンハルコは3歳芝2400m重賞・サファイア賞、芝1600m準重賞・はまなす賞を優勝を含めて盛岡芝4勝2着4回。抜群の適性を誇っている。前走は待ちに待った芝だったが、後方2番手を追走。結果的に先行決着の競馬となり、メンバー最速の上がりを使って6着に終わった。これは展開のアヤ。積極策に出て反撃に転じる。

アローゴールドは中央デビュー3戦を芝を使われて、ダートへシフト。転入後も2勝2着5回。今季未勝利ながら2着4回から芝でも2着を確保。条件、コースを問わず堅実無比。ここでも上位扱いが当然。

ブライティアセルバは今季着外の連続だったが、芝に替わって4着に反撃。過去、盛岡芝1600m3戦2勝。加えて絶好枠を引き当て、逃げ粘り必至。

ホウショウエポックは盛岡芝1勝2着2回3着1回。前走8着はスローに落とされたのが致命傷。先行激化の際に浮上の可能性がある。

◎⑥ナンベイコー
〇③ベルピエース
▲⑨エムワンハルコ
△④アローゴールド
△①ブライティアセルバ
△⑧ホウショウエポック


<お奨めの1頭>
2R アルティマボス
中央1勝クラスから転入。芝ダート1000mを5度経験し、盛岡1000m戦は望むところ


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2023/07/09
レース展望
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9日メインは3歳芝交流・オパールカップ。昨年のジュニアGP覇者ラビュリントスが征く!

 9日メインは盛岡芝1700mを舞台に行われる3歳・地方競馬全国交流「第24回オパールカップ」。今年は遠征馬5頭、地元6頭の計11頭で争うが、遠征馬はいずれも高実績で優位は動かしがたい。

ラビュリントスは北海道1勝2着2回から知床賞(盛岡ダート1400m)、ジュニアグランプリ(盛岡芝1600m)へ連続参戦。2連勝を飾り、ジュニアGPは2馬身差で完勝した。続いて大井・東京2歳優駿牝馬へ遠征して11着。直後に川崎へ移籍し、JRA・アネモネSは0秒5差8着、橘Sは1秒4差7着(いずれもリステッドレース)。

2ヵ月の休養をはさんでオパールカップへ参戦する。残念ながら中央芝3戦とも着外だったが、盛岡芝適性はすで証明済み。この一戦に照準を合わせてきたのは誰の目にも明らか。ジュニアGPでマークした盛岡芝1600m1分37秒9はレースレコード。絶好の勝機を迎えた。

ナイトオブバンドは船橋でデビュー3連勝を飾った逸材。一戦置いて南部駒賞、ジュニアグランプリで連続2着。勝利は手にできなかったが、メンバー最速の上がりを披露した。その後、クラウンカップ2着から東京湾カップ6着。前走は東京ダービーへ挑戦したが、2000mも距離もこたえて14着に沈んだ。盛岡遠征も今回で3度目。芝でも適性が高く、決め手勝負になればアッサリまで。

エオリエンヌは北海道2、7着から川崎へ移籍。いきなり2連勝を飾り、3ヵ月半の休養明けの前走・東京プリンセス賞4着。重賞初挑戦で善戦し、能力の片りんを垣間見せた。芝は生涯初めてだが、祖母はウインドインハーヘア。叔父がディープインパクトなら、むしろ望むところ。

プルタオルネは門別1000m・新馬戦を快勝。知床賞へ参戦予定だったが、出走取り消し。直後に平和賞へ挑戦して2馬身差で完勝。帰郷後は北海道クラシック・北斗盃6着、北海優駿4着。芝はJRA札幌・クローバー賞9着以来2度目。先行激化なら直線台頭の可能性がある。

コスモイグロークは2歳時、JRA札幌・すずらん賞を快勝。ジュニアグランプリにも参戦したが、6着に終わった。直後に南関東へ移籍して3着最高。京都GIII・葵ステークスも18着に終わったが、芝向きは確か。あとは1700m対応がカギを握る。

トーセンカタリーナは中央芝2着1回。ハナ差で敗れて惜しくも未勝利を脱出できず岩手入り。芝準重賞・はまなす賞でもタイム差なし2着に惜敗した。地の利を生かして上位進出をもくろむ。

◎④ラビュリントス
〇②ナイトオブバンド
▲⑩エオリエンヌ
△⑪プルタオルネ
△⑥コスモイグローク
△⑤トーセンカタリーナ


<お奨めの1頭>
5R クランプ

南関東未勝利ながら2着2回。母は岩手で活躍したマツリダワルツ。ロードクエストの妹が岩手で素質を開花させる


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2023/07/08
レース展望
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先週のレース回顧。クラスターCトライアル・岩鷲賞、せきれい賞トライアル・かきつばた賞

 7月2日(日)、クラスターカップ・トライアル「第55回岩鷲賞」(盛岡ダート1200m)を舞台に行われた。単勝1倍の元返し、圧倒的1番人気に支持されたのはキラットダイヤ。南関東から再転入戦の早池峰スーパースプリントを6馬身差で圧勝。3連覇の偉業を達成し、今回の舞台は6戦5勝の盛岡1200m。唯一の敗戦はJpnI・JBCスプリント10着のみ。ほかはすべてワンサイド決着で決め、岩鷲賞3連覇を誰もが疑わなかった。


 逃げたのは好枠を利してハナレイ。2番手にアップテンペスト、3番手外にキラットダイヤ。道中の手ごたえもすばらしく、直線入り口では馬なりでハナレイに並んだ。これで勝利を確信したが、いきなり減速。逃げたハナレイも捕らえることができず3着に敗れた。

 
 勝ったのは4番手インで脚を貯めていたトーセンキャロル。直線一気に突き抜けて4馬身差で圧勝した。レース上がり3ハロン37秒3に対し、トーセンキャロルは35秒8。驚異的な末脚を披露した。

高橋悠里騎手「3頭が飛ばしていったので、強い馬(キラットダイヤ)を見ながら自分のペースでレースを進めた。いいリズムで行けたと思ったが、正直あんなに脚を使うとは思っていなかったので、久々にガッツポーズが出た。気性も素直で操縦性もある。今後も楽しみです」

佐藤浩一調教師「中央2戦目で芝1200m戦を勝っていたから、オーナーと相談して短距離路線を使っていきましょうと結論が出た。実際、昨年の牝馬二冠(ひまわり賞、OROオータムティアラ)を勝った時も末脚がすばらしかった。切れを生かせる展開も味方したと思います」

次走については白紙だそうだが、この切れる脚があるならマイル以下向き。今後の動向に注目したい。

 翌々日4日(火)はせきれい賞トライアル「第25回かきつばた賞」(盛岡芝1700m)は1番人気ゴールドギアが快勝した。前半は後方に待機し、2コーナーを過ぎてロングスパートを敢行。鮮やかなまくりを決め、コスモカルナックの追撃を半馬身差封じた。

高橋悠里騎手「中央実績がある馬なので自信をもって臨んだ。前回ダート1800m(あすなろ賞2着)でクセが分かりましたからね。今日も同じような感じでだった。道中は思った以上に追走が楽だったので、イメージしたとおりの競馬ができた。前回、乗った感じだと3~4コーナーでもたつきそうな印象があった。それでレース前から2コーナーを回ったらロングスパートをかけるつもりでした。早め先頭に立ってトボけたが、内から馬が来たらまた伸びてくれた。まだ余裕がありそうなので、次も楽しみです」

 
 伊藤和忍調教師「先頭に立つと気を抜くところがあると、レースが終わってからジョッキーが言った。それで中央時代も僅差の勝負だったんだと納得した。並べばもっと伸びると思う。若干、体重が減っていたが、次はふっくらして出走させます。次走予定はせきれい賞。中央成績から2400mはさらに合うと思うので期待している。今回は赤の胸かけだったが、今度はぜひ、紫(重賞)を取りたいですね」

せきれい賞は盛岡芝を目指して全国の地方競馬場から強豪が参戦するが、岩手の大将格はゴールドギアとなった。

今週の岩手競馬
7月9日(日) 「第24回オパールカップ」(3歳・地方競馬全国交流 盛岡芝1700m)
7月10日(月) 「ジュライカップ」(B2級 盛岡芝1600m)
7月11日(火) 「第37回ひまわり賞(オークス)」(3歳牝馬 盛岡ダート1800m)

2023/07/07
レース回顧
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