12日メインは岩手県調騎会騎手部会協賛「夢・希望・未来へ前進」(B1級 水沢1400m)。このレースは「震災復興祈念協賛レース(昨年は21レース実施)」に騎乗した岩手競馬所属騎手が騎乗手当の一部などを積み立て、『いわての学び希望基金』への寄付金として贈呈。今年も3月7日、岩手県県庁で贈呈式が行われた。
スタートしたのは東日本大震災に襲われた2011年(平成23年)。岩手競馬も甚大な被害を受けたが、今年も含めて合計1194万6947円が『いわての学び希望基金』へ寄付してきた。
岩手県調騎会騎手部会副会長・山本政聡騎手「これまで毎年寄付金の贈呈を行っていますが、騎手部会として今後も続けていくつもりです。寄付金は子ども達が自分の夢を叶えるために使ってほしいと思います」
また同日には「LJSレディスジョッキーズシリーズ2022」(第1戦:盛岡競馬場11月22日、第2戦:川崎競馬場3月2日)で総合優勝した関本玲花騎手の優勝報告会が予定されている。
盛岡ラウンド第2戦を快勝し、同時に記念すべき通算100勝をマークした関本玲花騎手。優勝報告会にも注目してほしい。
ドラセナは中央ダート1400m2勝から一昨年に転入。初戦を快勝し、JpnI・マイルチャンピオンシップでも9着に善戦し、以降も堅実さを発揮してきた。昨年5月以降は入着止まりを繰り返していたが、今回からB1級へクラスが下がって相手が大幅に緩和。これまでのうっ憤を晴らす絶好の舞台となった。
メジャーハリケーンは中京芝1200m1勝、南関東B2から転入。短距離を専門に使われて芝1000m戦も含めて3勝2着6回。3走前のマイル戦は距離が長く9着に沈んだが、適距離に戻って2戦連続で4着を確保した。水沢1400mも1勝2着2回と得意とする条件。反撃のお膳立てが整った。
ノーブルパレスは中央未勝利から転入して2勝マークして再び中央入り。2戦とも二けた着順に終わり、岩手へ再転入。初戦のオープン・水沢1400m戦を快勝した。その後は精彩を欠いて昨年8月、盛岡1200m戦9着後、リタイア。7ヵ月ぶりの実戦がカギを握るが、水沢1400m2戦2勝。その実績に期待する。
セイシークエンスは大井1勝から転入。2勝2着4回の好成績を収めた。昨最終戦は8着に敗れたが、B2から一気にオープン入りしたのが敗因。B1級へ降格なら反撃に転じて不思議はない。
ドルズプライスレスは自分の競馬ができないとモロさを出すが、すんなりの流れで強じんな粘りを発揮。同型いるが、絶好の1番枠を引き当てたのは強運。マイペースに持ち込めれば侮れない。
マリノジェノヴァが過去6勝2着15回。園田C2からA級編入はきつく6、7着に終わったが、B1なら話は別。ノーマークは危険。
◎(12)ドラセナ
〇(3)メジャーハリケーン
▲(6)ノーブルパレス
△(9)セイシークエンス
△(1)ドルズプライスレス
△(2)マリノジェノヴァ
<お奨めの1頭>
4R サンカプリス
デビューは遅れたが、浦和2戦1勝2着1回。前走は1秒差で圧勝し、まだまだ伸びる可能性が十分ある