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松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。

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短距離ならジャイアントスターの舞台だ!
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●JBCチャレンジ競走
 来週の・・・というか今週末の盛岡競馬では『JBCチャレンジ競走』と銘打った重賞競走3レースが、土曜から月曜までの3日間にわたって行われます。
 27日・土曜に行われる栗駒賞は「JBCスプリントチャレンジ競走」
 28日・日曜に行われる絆カップは「JBCクラシックチャレンジ競走」
 29日・月曜に行われるOROカップディスタフは「JBCレディスクラシックチャレンジ競走」
 これらの"チャレンジ競走"は直接のトライアルレースではなくて指定競走、優勝すればそれぞれのJBC競走に出走意志を表明した場合「選定に際して優先的に考慮される」というような位置づけになります。
 勝てば直結・・・というわけではないですが、同じコースの同じ距離で行われるレースですから、勝てば「地元の大将格」という事になりますし、地方代表馬としての評価も上がるでしょう。

 実は、ビューチフル・ドリーマーカップと青藍賞も同じ指定競走で、それぞれを勝ったアスカリーブルとコミュニティは一歩リードしているという事にもなります。これら二頭と肩を並べる馬は・・・?『JBCチャレンジ競走』にご注目ください。



 盛岡開催が始まって・・・の楽しみといえば芝レース。月曜メインは芝1000mで行われる『FM岩手杯』です。今回は、ここまでのB1級戦で猛威を振るっていた馬たち・・・例えばニホンピロララバイやダイワマックインらが不在となって、どの馬にも勝つチャンスがあるレースになりました。
 過去のFM岩手杯はどちらかと言えば人気上位馬が人気に応える走りを見せ、結果も比較的固めに終わる事が多かったのですが、今年は意外な波乱もあっておかしくなさそうな顔ぶれか・・・。そう感じます。

 とはいえ本命は、(3)ジャイアントスターをピックアップしていいでしょう。前走はしんがり負けを喫したとはいえそれはグレードレースでのもの、度外視できます。それ以前の、ダート1400mの重賞での勝利、ダート1000mの重賞での5着という3歳世代でもトップクラスのスピード性能と、2歳時に芝1000mで2勝を挙げている芝適性の高さ。それを思い起こせば芝1000mのここは絶好の舞台になるはずです。あとは古馬B1級の馬たちとの力関係。これがダートマイルとかならちょっと無理が利かないかもしれませんが、距離条件も含めれば十分やれると見ます。
 相手は(1)コスモワッショイを。JRA時代に芝の短距離で未勝利脱出寸前までいきました。前走の芝1000m56秒6というタイムは直線馬場のものゆえそのまま比較材料にするわけにはいきませんが、しかし芝1200mで1分10秒前後で安定して走れるなら速力上位の判断は可能。
 三番手は敢えて(10)ツクバコマチでどうでしょうか。この距離のスペシャリストではなくレンジとしてはもう少し長い方は良いのは確かでしょう。ただ、短めの距離でもきっちり脚を使ってくる"短距離の差し馬"。他馬の動き次第では大きなチャンスが巡ってくるかも。

 以下、これも短距離性能高そうな(6)バクシンクリチャン、近走は着順の数字以上に状態良さそうな(4)ドラゴンオサムまで。狙いはある程度手広く・・・が良さそうです。



●10Rの買い目
馬単(1)=(3)、(3)=(10)、(3)→(6)、(3)→(4)

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2014/09/21
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