松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。11月11日(火) 「第52回南部駒賞」(2歳・地方競馬全国交流 盛岡ダート1600m)
大外からティーズアライトが好ダッシュを決めて先手を取る。2番手にレヴェルトディオ、3番手インにジェイエルビット。トーアサジタリウスは外に持ち出して4番手を追走し、5番手インにディオニス、その後ろに1番人気アラモ、スタートで出遅れたポリッキーは7番手まで押し上げた。
快調に飛ばすティーズアライトに4コーナー手前からレヴェルトディオ、ディオニス、トーアサジタリウスが徐々に接近を図ったが、ティーズアライトのスピードは衰えず1馬身差をつけてゴール。大外からポリッキーが強襲したが、トーアサジタリウスがしのいで2着を確保した。
1着・ティーズアライト=高松亮騎手
「大外だったので、テンからちょっと気合いを入れて逃げる形になったらそれでもいいという指示。スタートは速かった。その後はちょっと物見をしたが、内に入れてからは集中して走ってくれた。道中は馬の気を抜かさないようにという気持ちだった。初めて乗ったが、初馬場でも気負うことなく走っていた。また乗る機会があったら頑張りますので、応援よろしくお願いします」
小野望調教師
「レース前の指示としては"行けるものなら行ってほしい。ハミを外さないでレースをしてほしい"だった。高松騎手がうまく乗ってくれた。遊ばさずに走らせたのも勝因。この馬のお母さんもすごく走った馬なので重賞を取らせてやりたいと思っていた。ここで獲れて本当に良かったですし、この先は南関東に移籍する。お母さんもそうだったし、兄弟もみなそうだったが、大井の嶋田調教師へ入厩します」
ティーズアライトはデビュー2戦目を快勝後、伸び悩んでいた時期もあったが、前々走1000mを境に走り気を出して遠征前の門別1600m戦を快勝して南部駒賞へ臨んだ。母ティーズアライズは門別・栄冠賞、大井・東京プリンセス賞を優勝。今後さらに成長しそうな予感を抱かせた。
2着・トーアサジタリウスは門別・新馬戦を快勝し、2戦3着からJRA札幌・クローバー賞2着。GIII・札幌2歳ステークスに駒を進めた。地元に戻って11着、5着だったが、速いタイム決着の盛岡も合い2着に粘った。
3着・ポリッキーはスタートで出遅れたが、メンバー最速の上がりを駆使して3着。今回がデビュー4戦目だったことを考えれば以降の伸びしろも十分。
4着・ディオニスはロスなくレースを進め、4コーナーでは外に持ち出してティーズアライトに接近。最後は4着に終わったが、内容は上々。今後につながるレース内容だった。
今週の岩手競馬
11月16日(日) メイン11R「第15回絆カップ」(オープン 盛岡ダート1200m)
11月17日(月) メイン12R「初冬特別」(A級一組 盛岡ダート1600m)
11月18日(火) メイン12R「2025盛岡ファイナル特別」(A級三組 盛岡ダート1600m)