松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。
松尾康司 1958年青森県出身。「テシオ」編集長 。思い出の馬は伝説の名馬トウケイニセイ。横川典視 1969年高知県出身。『いわて競馬マガジン テシオ』編集記者として活動中。東北の馬産地との繋がりも深い。 5月3日(土)からスタートした今シーズンの盛岡競馬も11月18日(火)をもって全日程が終了。翌週24日(月)から冬の水沢競馬へ突入する。昨年は走路悪化のため、早々と芝レースの取り止めが決定。今季の芝を実施するか危ぶまれたが、予定の芝重賞、準重賞は無事に行われた。
11月1日(土)の、第6R「OROターフ特別」が今季フィナーレの予定だったが、走路悪化のため芝1700mからダート1600m変更したが、納得の決断。前日から激しく雨が降り続き、ダートは1日中が不良馬場発表。当然だが、芝もかなりの水を含んでいた。安全確保、公正確保のためにはやむなし。馬券が発売されるはるか前に発表され、ファンも納得してくれたに違いない。今シーズン最後の盛岡競馬を満喫してほしい。
17日メインはA級一組「初冬特別」(盛岡ダート1600m)。次開催に北上川大賞典、さらにトウケイニセイ記念も控えており、一組ながら手薄なメンバー構成。中にはトウケイニセイ記念をにらんでいる出走馬もいる。
スズカゴウケツは昨年、重賞・あすなろ賞、準重賞・かきつばた賞を優勝。11月に南関東へ移籍し、6戦を消化して帰厩。当初は伸びを欠いていたが、4戦目を快勝後、芝へ挑戦。いしがきマイラーズ5着、OROカップ7着に終わり、再びダートへシフト。2戦2着から前々回0秒8差で圧勝した。
重賞・すずらん賞はあすなろ賞と同じ盛岡1800mが舞台だったが、ヘリオスの5着。一線級相手に苦戦を強いられたが、今回はA級特別でメンバー有利。また盛岡マイル7戦4勝2着1回の好成績。水沢に替わる前に白星を手にしたいところ。
トーセンマッシモは今季、栗駒賞から始動して10着。2戦目2着後は重賞で5、7着に終わったが、自己条件に戻って盛岡マイル2連勝を飾った。その後は2戦連続で出走取り消し。前走は回復度合いがカギを握ったが、タイム差なし2着で健在を誇示した。スズカゴウケツと同様、盛岡1600mがベスト条件。
バトルバーリライは南関東13勝2着12回3着6回。着外わずか3度のみと抜群の安定感を誇り、A2級へ在籍した。今年10月に岩手入りし、初戦4着ながら早めまくりから3角先頭。直線一杯となったが、見せ場は作った。今回は3ヵ月ぶりの実戦を叩いて良化必至。あっさり首位まで十分。
ダブルラッキーは今季も無類の堅実さを発揮。5勝2着3回3着4回。着外に沈んだのは乱ペースに巻き込まれた前々走6着のみ。前回快勝でうっ憤を晴らした。引き続き好調サイクルをキープし、マーク欠かせない。
ギャレットは3走前、OROターフ特別を快勝。盛岡芝巧者を改めてアピールして前々走ダート戦でも2着を確保。前走は冒頭にも記したとおり芝からダート変更だったが、シャイニーロックを退けて完勝した。
エスクマは今季6戦2勝2着2回。使い込めないのがネックだが、すんなりの流れで粘りを発揮。ペース落ち着けば出番十分。
◎④スズカゴウケツ
〇⑤トーセンマッシモ
▲⑨バトルバーリライ
△⑧ダブルラッキー
△①ギャレット
△⑥エスクマ
<お奨めの1頭>
4R シャラ
レース経験馬を相手にデビュー戦を破格タイムで完勝。能力の違いを見せつけた。距離が延長されたが、もう一丁いける
