9月になっても暑いですねえ!いつもなら9月になると「そろそろ長袖を・・・」とか考えはじめるのですが、今年はとてもとても。
あと1ヶ月少々で南部杯の時期、例年だとこの頃には岩手山に初冠雪!なんてニュースが流れたりします。2年前には9月27日に初冠雪がありました。今年はとても想像できませんよね、あと1ヶ月くらいで雪を見るなんて・・・。今年は秋があるのかなあ?
2週連続でお伝えした皆川騎手の近況。土曜日の3Rで復帰しました!この日は2クラ騎乗してどちらも6着。しかしパドックに皆川騎手の姿が現れるとその辺のおじさんから「がんばれよ!」って声がかかったりして、お笑い担当紅一点の存在感は抜群です。
皆川騎手の最大目標・LJSがスタートするのは11月16日、金沢。まだ2ヶ月あります。この間にカンを取り戻して、念願のLJS総合優勝を目指してほしいです。
前回のB1級特別・ムーンライトカップの上位馬だけでなくオープン特別出走組まで登場して来ましたが、カギはマイルという距離にありそう。1800mでは注文がつく馬もマイルなら話は別。各馬にとって全力を出し切れるであろうマイルで、これまでと違った結果は起きないのか・・・。
という事で今回の本命は(8)トーホウライデンを採りました。前走は1800mの2枠という一見好枠を引いた事が逆に選択肢を狭め、受け身のレースを強いられた印象がありました。この枠なら強気に押す事も控えて動く事も、自分の意志で選べるポジション。
また、以前ほど差し・追い込みにこだわらないとはいえ、この馬の武器は依然として末脚の爆発力。先週よりは差しの届くコース状態も味方になるのでは。8歳となってもオープンで戦い続ける意地で前走の雪辱を。
注目はこの3頭の対決という事になりそう。もう一頭加えるなら(4)ドリームスナイパーでは。芝で好成績を残しているのが目立つ馬ですが、ダートでも十分な実績をもっています。時計が速くなるコース状態・ハイペースをついて回らされる、そういう忙しい競馬が苦手な馬なので、今週の時計かかり気味のコース状態なら流れに乗れていいはずです。
★買い目
馬複 (5)=(8)、(5)=(7)、(7)=(8)、(4)=(8)
なお、6日は全12R編成となっています。白神賞は「11R」で行われますので、ネット投票をご利用の方はお間違えなきようお願いいたします。
今シーズン2歳第二弾の特別は水沢1400mを舞台に行われる「ビギナーズカップ」。創設は昭和58年、旧盛岡競馬場1100mをメイン舞台に歴史を積み重ねてきた。
過去の勝ち馬にスイフトセイダイ、ユキノビジンの名前がある。そのユキノビジンは4戦3勝でJRA入りし、桜花賞、オークスでベガの2着。岩手の知名度を一気に高めたが、3連勝目がビギナーズカップで初の特別制覇となった。
鮮やかな栗毛と筋の通った流星が印象的だったユキノビジン。残念ながら繁殖入り後、目立った活躍馬は出ていないが、印象に残る1頭として長く記憶されるに違いない。
主軸はスニーク。母アプローズフラワー(父ロイヤルスキー)は、叔母にケンタッキーダービー馬ウィニングカラーズを持つ良血。自身は岩手でデビューし通算10勝。南部駒賞、東北サラブレッド3歳チャンピオン(当時)など制した強豪。
繁殖入り後、全日本2歳優駿(JpnⅠ)で2着に健闘したアテストを出し、岩手版"華麗なる一族"。スニークは牝馬ながら母を上回る恵まれた馬体を誇る。
デビュー戦は芝1000m戦で4番手を追走したが、直線入り口で前がふさがる不利もあって8頭立て7着。ちょっと期待外れの内容だったが、ダートに替わって動きが一変。2戦目から逃げ切り2連勝をマークした。
母アプローズフラワー、兄アテストも芝の実績がなかったが、スニークもどうやらそのクチ。ダートでこそ全能力を発揮できるタイプのようだ。
もう一つ強調したいのはアプローズフラワーはミスプロ系との相性がいいこと。アテストがフォーティナイナーで、スニークはティンバーカントリー(父ウッドマン→ミスプロ)で両馬とも大型馬。走る素地はそこからも裏付けられている。
逆転候補はトーホクポラリス、リュウノフラッシュ。トーホクポラリスはデビュー戦・水沢850mを好位抜け出しを決めて快勝。
その後は入着止まりを繰り返していたが、輸送がこたえたのだろう。馬体重が大幅に減少し、能力を発揮できなかったと解釈できる。今回はレース間隔を開け、この一戦に照準を合わせて調整し、反撃に転じて不思議はない。
リュウノフラッシュはデビュー戦で大敗を喫し、前途に暗雲が立ち込めたが、レースを使われるたびに良化。3戦目に初勝利を飾り、若鮎賞、前走と連続3着。特に前走は先行ペースで決着し、流れも合わなかった。前が競り合うようだと一気台頭のシーンまで。
最大の惑星馬になるか、凡走もありえるのがトーホクスピリット。デビュー戦・芝1000mは激しく雨が降る中、極端な不良馬場。それを苦にせず、というより味方につけてスイスイ逃げ切り勝ちを収めた。
しかし父がキンググローリアスだから芝よりダート向きの血統。初の水沢に不安はあるが、それさえ克服できれば首位を十分狙える。
あとはダートに替わって変わり身を期待サカノルベシベ、連闘で臨むが、直線で鋭い脚を披露したコウギョウコジーンも押さえたい。
◎(5)スニーク
○(2)トーホクポラリス
▲(1)リュウノフラッシュ
△(4)トーホクスピリット
△(3)サカノルベシベ
△(8)コウギョウコジーン
3連単は5を1着固定で2、1、4流し。あとは3、8を3着押さえ少々
馬複は 2-5、1-5、4-5、3-5、5-8
<お奨めの1頭>
9レース タケショウナイト
転入2戦目から余裕の3連勝。水沢1400mは初めてだが、前走タイムが抜けている
8月30日、牝馬交流重賞「第36回ビューチフル・ドリーマーカップ」は伏兵マイネベリンダが見事な逃げ切りを決めた。
人気を集めたコンゴウプリンセスは2番手をキープし、エレーヌは離れた3番手を追走。スタートでやや後手を踏んだライネスゴルトは中団8番手からの競馬となった。
グランダム・ジャパン3歳部門総合優勝エレーヌはコンゴウプリンセスをマークする形でレースを進めたが、そのコンゴウプリンセスが3コーナー過ぎに早々と失速。矛先をマイネベリンダに変えたが、時すでに遅し。
快調に飛ばすマイネベリンダは、直線を向いてもスピードが衰えずエレーヌの追撃を完封。0・3秒差をつけ、待望の重賞タイトルを手にした。
「リラックスして走れたのが良かったが、まさか勝てるとは思わなかった。このレースが最大目標だったので本当に嬉しい」と斉藤騎手。
同騎手は一昨年、ジュリアに続いて2度目の制覇。実況アナウンサーが「斉藤マジック、さく裂!」と語ったが、まさに絶妙の逃げ切り勝ちだったと言えた。
4日(土)メイン10レースはB1級二組による「北上市立鬼の館レース」(水沢1600m)。今度こそグラスバラードが逃げ切る。
シーズン当初は粘りひと息のレースを続けていたが、前々走で2着を確保。苦手の盛岡開催をすべてスキップし、水沢まで待機。前走は満を持しての出走で予想どおり逃げの手に出たが、直線一杯となって3着。
3歳馬イシノウォーニングに完敗を喫したが、間隔が開いてレース勘を取り戻していなかったのも敗因だった。
しかし今回は勝負付けの済んだメンバー構成に加え、叩かれて上積み必至。今季初勝利は目前に迫った。
軸はスンナリ決まったが、相手捜しがちょっと難解。各馬が死角を抱え、凡走の可能性も高いからだ。
ひとまず上位に採ったのはヒドゥンアジェンダ。4走前の水沢1600m戦を快勝し、芝1000m・FM岩手杯に駒を進めたが、超ハイペースに戸惑って4着止まり。この反動が少なくなかったようで、続く盛岡2戦を凡走した。
今回はひと息を入れ、過去に4勝マークの水沢1600m戦。ベストの条件で反撃に転じると見た。
タニノレジェンドは今季3勝マークだが、昨年の勢いがないのも事実。最大の理由は馬体重が昨シーズンより10キロほど減っていたからだと思うが、その影響で近走も伸びを欠いている。とは言え、今度のメンバーならアッサリあって当然。反撃のきっかけをつかみたい。
モエレアンドロメダは3走前の盛岡マイル戦を快勝。これで復活を果たし、オープン牝馬・フェアリーCでも5着。前走は5着に終わったが、スローペースに落とされたのが痛かった。
今回も展開がカギを握り、再びスローになると苦しいが、ミドルペース以上なら直線台頭も十分ありえる。
あとは格上ダンディキングも依然、怖さが残り押さえは欠かせない。
◎(2)グラスバラード
○(6)ヒドゥンアジェンダ
▲(7)タニノレジェンド
△(1)モエレアンドロメダ
△(4)ダンディキング
3連単は2を1着固定に6、7、1流し。あとは4を3着押さえ少々
馬複は 2-6、2-7、1-2、2-4
<お奨めの1頭>
8レース ストリートダンス
目下4連勝中と破竹の進撃。しかもすべてワンサイド決着と本格化疑わず。ここも信頼度は非常に高い