11月11日(日)のメインには、4歳牝馬限定では唯一の重賞・クインカップが組まれています。10月21日に行われた前哨戦・紅バラ賞の再戦模様となることが多いレース。紅バラ賞では1着メヂカラ、2着シンエイボブ、3着イズミクィーンとなりましたが、本番はどのような結果になるのでしょうか。注目の一戦です。
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【第16回開催1日目】
11月10日(土)のメイン第10レースは、トドワラ特別(A1級-1組混合・20:10発走予定)。
◎ウンカイタイショウは、前走の能取湖特別(A1級)では障害を2番手で通過後、一旦は3番手に後退しましたが、しぶとく盛り返して、逃げ切り勝ちを収めたコウリキとは僅差の2着。A1級に昇級してから初の連対を果たしています。前走で現級にも目途が立っており、復調気配にあるだけに勝ち負けを期待です。
○コウリキは、ペルセウス特別(A1級-2組)、能取湖特別とともに逃げ切って連勝しています。この連勝中はいずれも障害先頭通過から逃げ切り勝ちと課題の障害がスムーズになってきただけに、善戦以上が期待できます。
▲キンメダルは、近5走では相手関係を問わず堅実に駆けています。特に近2走は、前走の能取湖特別を含め特別戦で連続2着。決め手に欠ける面は否めませんが、ここでも崩れるシーンは考えにくいです。
△サカノテツワンは、9月以降、5戦連続して3着以内を確保と安定。障害も安定しているだけに粘り込みには警戒が必要です。
【第16回開催2日目】
11月11日(日)のメイン第10レースは、4歳女王決定戦のBG3・第43回クインカップ(20:10発走予定)。出走9頭中7頭が前哨戦・紅バラ賞を使われており再戦模様。今回はオープン720キロから1重量格ごとに10キロ加減される別定重量戦で、シンエイボブに700キロ、紅バラ賞勝ち馬メヂカラら4頭に690キロ、他4頭に680キロが課されています。
◎イズミクィーンは、前哨戦・紅バラ賞では障害8番手通過ながら、持ち前の決め手が光り、3着に好走。前走のB3級-1組でも好位から瞬発力で直線一気に突き抜けて快勝をしているだけに初めての重賞の舞台でも首位争いに期待です。
○シンエイボブは、紅バラ賞ではナカゼンガキタとほぼ同時に先頭で障害を越えると、メヂカラには交わされたものの、最後までしぶとく伸びて2着。 加えて前走はA2級-1組を勝利と好調ぶりが目立つだけに好勝負必至です。
▲メヂカラは、前走の紅バラ賞では障害5番手通過から鋭い末脚を披露して勝利。スムーズに運べれば連勝も十分可能ですが、展開次第な面が否めないだけに単穴評価が妥当でしょう。
△フェアリースズは、紅バラ賞では1番人気で4着と人気にこたえられませんでしたが、続く前走の端野峠特別(B1級-1組)では、障害を先頭で通過すると2着馬に9秒6差をつける快勝劇。巻き返しているだけに警戒が必要です。
【第16回開催3日目】
11月12日(月)のメイン第10レースは、北海道競馬記者クラブ特別(オープン・20:05発走予定)。
◎センゴクエースは、今季15戦してすべて4着以内と安定感抜群。重賞では前走の北見記念3着など6戦未勝利と、詰めひと息な面は否めませんが、 2走前の狩勝賞を含めオープン特別(混合戦含む)では3勝を挙げているだけに、勝ち切るシーンも十分あります。
○ミノルシャープは、前走狩勝賞では障害で膝を折ったものの、すぐさま立て直して障害を2番手通過から2着に粘り込みました。ゴール前で脚色が鈍くなる課題はありますが、近走の好調ぶりが目立つだけにここでも好勝負が期待できます。
▲オレノココロは、前走の北見記念では課題の障害で苦戦し、通過した時点では逃げ切り勝ちを収めたコウシュハウンカイとの差は30メートルほどありましたが、直線怒濤の追い込みで2秒1差の2着。 負けてはしまったものの勝ちに等しい内容でした。今回は賞金ハンデが30キロ課されますが、地力は断然。障害次第では一気に突き抜けるシーンまで。
△シンザンボーイは、北見記念では別格だった上位3頭とは差のある5着でしたが、4着フジダイビクトリーとはコンマ5秒差なら健闘といえる内容です。2走前のサンケイスポーツ賞(A1級-1組混合)では圧巻の逃げ切りで、2着馬に17秒3差もつけているだけに上位争いも十分可能です。