センゴクエースに逆らう!
先週のチャンピオンカップは週の初めの時点では、障害が着実に上手くなているオレノココロに本命を打つ予定でしたが、直前になったら「トップハンデはどうなの? しかも初めて背負う重量じゃん!?」ってことを冷静(?)に考え出し、対抗に狙い下げたらまんまとオレノココロが古馬重賞初制覇! 競馬とはそういうものです(`・ω・´) 。
さて、今回は2歳シーズンの頂点を決めるイレネー記念。普通に考えれば、デビューから8戦8勝、一冠目のナナカマド賞も二冠目のヤングチャンピオンシップも制したセンゴクエースが最有力でしょう。しかし、イレネー記念には、「イレネー記念を勝った馬は、古馬の大一番ばんえい記念を勝てない」というジンクスがあります。第1回~45回までの長い歴史のなかで、イレネー記念とばんえい記念を勝った馬は、遡ること30年前のたったの1頭です。
その理由は、イレネー記念は成長力やスピードが問われるレースで、ばんえい記念は勝負根性や障害力が問われるレースだからと言われています。確かにかつてイレネー記念を制した現役馬のキタノタイショウもニュータカラコマも古馬になって劇的な障害力を見せることが出来ず、ばんえい記念では上位人気に支持されながらも成績は3着、4着が精一杯。しかし、勝てずとも好着順は拾っているだけに、この理由はピンとくるような、こないようなです。しかし、ひとつだけ言えるのは競走馬には旬があるということ。つまり、現役を続ければ連勝馬でもいつか負ける日が訪れるし、連敗馬でもいつか勝つチャンスが巡ってくるということです。
センゴクエースの旬はまだ続くのか、むしろここから旬が始まるのか、ここで旬が一旦終わるのかは、レースが終わってみなければわかりませんが、今回は昨年12月のヤングチャンピオンシップからの完全なる休養明けの一戦。ぶっつけ本番で更に前走から重量が増量されるとなれば、センゴクエースの断然人気に逆らってみたくなります。また、重箱の角をつつけば、前々走では障害で引掛かり、最後は後ろの馬に詰められてしまった点も気になるところです。よって、センゴクエースには、将来ばんえい記念を勝って欲しいという願いも込めて▲にします。ここも勝って、史上2頭目のばんえい記念の勝ち馬となれば、それはそれでばんえい競馬が盛り上がるのでアッパレです。
そこで◎には昨年12月29日の2歳Aクラスのレースで、黒ユリ賞では1番人気に推されたタキシノサンデーが直線で大きくリードを奪う中、障害5番手通過からごぼう抜きで勝利を飾ったコウシュハスパークを推します。そのレースは前半で各馬が何度も刻んで、けっこうゆったりとしたペースでしたが、今回も高重量戦でセンゴクエースの出方を窺いながらのレースとなれば、ゆったりとしたペースになる可能性が濃厚。また、近走は障害をひと腰でまとめているあたりに、この馬の地力強化が窺えます。決め脚はセンゴクエースに優るとも劣らない馬。障害さえうまくクリアできれば、打倒センゴクエースも狙えないことはない馬です。
○はこれまでの勝利数は、センゴクエースと同じ8勝のキンメダル。ヤングチャンピオンシップでは3着でしたが、同レース2着のホクショウキズナは平場のレースで何度も降した相手。前走は馬場が重い上に、積極的に仕掛けていったため、障害ではトップ抜けをしながらも終いが甘くなりました。しかし、もう少し馬場が軽くなって、ゆったりした競馬ができれば巻き返して当然の馬です。この馬は先行力もあって障害力もあるので、今回も大崩れしないと見ています。3連単1頭軸マルチの軸としては、コウシュハスパークよりも相応しいのかもしれませんが、下手したら掲示板止まりの可能性もあるのと、こちらを本命にするとセンゴクエースの自滅待ちのような予想になるので、悩んだ末にこちらを対抗にすることにしました。
以下△に、ナナカマド賞の2着馬で、先行力があって障害も悪くないテンカトウイツ。近走でキンメダルやホクショウキズナと小差のレースをしていることからも侮れません。
他ではキンメダルの良きライバルのホクショウキズナ。ただ前走はホクショウキズナが強かったというよりは、キンメダルが自滅したようなレースでしたので、勝ってはいるものの、あまり高い評価はできません。また、この馬は馬場が軽いレースでは先行できていないように、そこまで先行力があるわけでもありません。センゴクエースを深追いすると、得意のはずの障害でスムーズさを欠く可能性も考えられるので、一番下の印としました。
◎ (6)コウシュハスパーク
○ (5)キンメダル
▲ (2)センゴクエース
△ (9)テンカトウイツ
△ (4)ホクショウキズナ
3連単1頭軸マルチ
6→5,2,9,4 100円 計3600円
馬複
6-5,2 900円
6-9,4 300円 計2400円