強敵ズラリも鈴木圭一郎を信頼
準決勝戦12レースは競走不成立となり、鈴木圭一郎は6周を走らずに終わったが、今節3度目の試走26秒が出ていたので仕上がり面は心配ない。7年ぶり2度目の大会制覇を今節無敗で勝ち取る。
今節初日から仕上がり良かった金子大輔と、予選中に上向いてきた木村武之が強敵。チェンジを入れてからの行き足が日ごとに上昇している鈴木宏和も上位争い可能だ。
佐藤励の直線が伸びを増しており、レース序盤に内を突いて一気に先頭まで躍り出るようだと激走するシーンあり。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 4 金子大輔
△ 1 木村武之
▲ 2 鈴木宏和
× 5 佐藤励
おすすめの買い目
8ー4=125
穴なら
5=8-412
文/鈴木
大木が大接戦を制した
初日~2日目と全レース良走路で実施されてきたナイトレース3日制。最終日も1Rから良走路で推移したが、6Rの発売中に雨がポツリポツリ。その雨は8R決勝戦の試走が終わったあと本降りとなり、レースは重走路で行なわれた。
発走すると、人気の青木治親が平田雅崇にスタート叩かれて1周目から波乱の様相に。平田は1周回4コーナーで車を大外へ持ち出して、更にその外へ小林瑞季も追随。
その時、大木光が内寄りからスルスルと伸びてきて2周回バックストレッチで先頭へ立つ。その後の約5周回は、平田に伸び勝った小林瑞との息詰まるデッドヒート。瞬間的には小林瑞が前へ出たように見えた場面も何度もあったが、ゴールでは大木が半車身ほど先着。
大木の前回Vは2018年6月。タイヤが水しぶきの航跡を後ろへ残すほどの大雨で、この時も4年ぶり久々の優勝であった。
文/鈴木
9R...カマシ切るまでは行かなくても佐藤貴が内枠勢を差して台頭。同期の早川も切れ味鋭い差しを多用して圏内に入る。道中の動きが良いのは松尾啓。松山は最内の利を生かせれば。阿部剛も好機力。
◎ 8 佐藤貴也
○ 6 早川清太郎
△ 7 松尾啓史
△ 1 松山茂靖
▲ 2 阿部剛士
おすすめの買い目
8-1267-1267
穴は最内の松山
1-2678
10R...全国屈指のスタート力を誇る鈴木宏が内枠勢を抑え込んで出る。その動きに乗って行きそうなのは佐藤励と黒川。吉林はハンデ重化しているが、序盤で好位置につければ。一発力ある大月に注意。
◎ 6 鈴木宏和
○ 7 佐藤励
△ 8 黒川京介
△ 2 吉林直都
▲ 4 大月渉
おすすめの買い目
6-78-2478
穴なら大月の大駆け
4-2678
11R...内枠勢は誰が逃げてもそこまでペースは上がらない。スタート後に好位置を奪えなくても金子大がしっかりと捌いていく。決め手ある木村武と永井が中団を突破。岩科も気合が入っており参戦する。
◎ 8 金子大輔
○ 6 木村武之
△ 7 永井大介
△ 4 岩科鮮太
▲ 1 森谷隼人
おすすめの買い目
8-67-1467
穴なら外枠勢が競る条件で最内の森谷
1-4678
12R...ここまで無敗できている鈴木圭は、どんな展開になっても先頭までやってくる。スタート残せば快速を発揮できる森下。佐藤摩は鈴木圭を張って出れば好勝負。鐘ヶ江と渡辺篤は序盤の展開が向けば。
◎ 8 鈴木圭一郎
○ 1 森下輝
△ 7 佐藤摩弥
△ 4 鐘ヶ江将平
▲ 5 渡辺篤
おすすめの買い目
8-1457-1457
穴なら森下の大逃げ
1-4578
マシン仕上がってる平田雅崇から
前節のデイレースからこの『Vトラノスケ』に乗り換わった平田。デイは準決3着で優勝戦乗れなかったが、走路が冷えるナイトレースで日に日に威力を発揮して2連勝で優勝戦へ。今年の正月開催は身体不良で早退した山田達也は伊勢崎G1から徐々に調子を上げてきてる。同期の大木光は準決で平田に敗れてるが、上がりタイムはそん色ない。小林瑞季は前節最終日から3連勝で優出もタイム面でやや足りず連下評価。侮れないのは準決上がり39出した0ハン増田伸一で、10mの武藤博臣も好タイムを計時。青木治親は早めに増田を交わせば展開向きそうだが優勝までは?が付く。いずれにしても20線4車での力勝負になりそうだ。
◎ 5 平田雅崇
○ 4 山田達也
△ 6 大木 光
△ 2 武藤博臣
▲ 7 小林瑞季
穴 1 増田伸一
《おすすめ車券》
5-4-6、5-4-2、5-4-7
《穴なら》
1から2連単
26期ワンツースリー
最近は雨に見舞われることの多い飯塚ミッドナイト。今節3日制の最終日は、前日2日目に続いて全レース良走路で実施された。
決勝戦スタートの火ぶたが切られると、30線の外寄り枠から飛び出した久門徹が1周回バックストレッチで20線の菅野仁翔を交わして3番手へ上がる速攻展開。そのとき後ろへ目を移すと、人気の篠原睦はまだ最後方7番手にいた。
0ハン高橋絵莉子が逃げて、10線の中村颯斗は徐々に接近して3周目には1車身まで車間を詰めたがガブられてスピードダウン。そこをすかさず久門が捲り2番手を奪うと、4周回4コーナーついに高橋絵を捌いた。
だがしかし久門が先頭にいられたのは、ほんの10秒足らずだった。しっかり追い上げてきていた篠原が5周回3コーナー、高橋絵と久門のインを一気に突き刺す。残りの1周あまりは久門の反撃を抑えてトップゴール。昨年の大みそか飯塚ミッドナイト以来、通算44度目の優勝となった。
佐久間健光は3周で篠原に差されるも、影のように篠原のあとを追い続けて、6周回で高橋絵を捌き3着ゴール。26期生が掲示板の1・2・3着を独占した。
文/鈴木