黒川京介が2025年の初頭を飾った
0ハンデオープンや10メートルオープン以上にスタートラインに対する角度がある20線6車並びの大外枠でも、黒川京介のダッシュ力がライバルたちを上回った。1周回1~2コーナーいきなり同ハン5車の前へ出た黒川は、0ハン2車並びの外枠から先手で逃げた高塚義明を早くも2周回で捕えると、あとは後続を引き離す一方のタイムアタック状態。川口レース場における自身の最高タイム本走3.310秒を塗り替えて、3.304秒で圧勝した。
上和田拓海が道中2番手まで追い上げたが、6周回1コーナーで若井友和がイン突っ込んで2着に入った。
文/鈴木
人見剛志に速攻のチャンスだ
今節から1級車へ乗り換わって本走タイムを大幅に上げている石田啓貴に注目が集まりそうだが、人見剛志がハンデ軽化後は速攻の決まる確率が高まっていて、今節は林弘明のスタートが良くなっているがそれでも同ハン外枠から人見がダッシュ先行。矢野をあっさり交わして石田啓を直撃できる展開へ持ち込めよう。
30線は長田恭徳が内枠から先制して追いの主導権を握りそうだが、序盤の展開づくり冴えている岡部聡が序盤に前へ出るようだと熟達の捌きで追い上げる。
◎ 4 人見剛志
○ 5 長田恭徳
△ 1 石田啓貴
▲ 2 矢野正剛
穴 6 岡部聡
おすすめの買い目
4-5=126
穴なら
6=1-542
黒川京介が新年初節を完全優勝で飾るか!
今節のシリーズリーダー黒川は初日から3連勝。準決では試走23、上がり324のブッチ切りレースを披露してみせた。昨年末のスーパースター王座決定戦では不本意な結果に終わっただけに、今回はオール1着の完全優勝で前回の借りを返したいところ。スタートから積極的に攻め、レース道中も圧巻の走りを見せそうだ。
2着候補は難解。誰がきてもおかしくないような状況だが、泉田が20線最内からしっかりと先行すると0ハン両者を追って絶好の展開になる。準決でもタイムは出ていたので、エンジンの仕上がりは問題ない。それに続いて行きそうなのは上和田と小林瑞。どちらも動きは軽快で、レース中盤で泉田を交わせれば連対の可能性が高まる。0ハン両者の比較はスタートこそ古木が出ていきそうだが、伸びなら高塚を重視。
◎ 8 黒川京介
○ 3 泉田修佑
△ 5 上和田拓海
△ 6 小林瑞季
▲ 2 高塚義明
おすすめの買い目
8-2356-2356
穴なら 20線最内の泉田
3-2568
栗原佳祐が1級車デビュー節に完全V
3連単の人気は2号車の首位が上位を占めて、栗原佳祐の能力と勢いへの期待が表れていた。
最大のポイントであったスタートは栗原佳が内枠から先行。3号車の白次義孝はすぐに後退し、4号車の鈴木将光も引き離されて、栗原佳は0ハン赤堀翼を直撃できる絶好の展開に持ち込めた。
3周回4コーナーで赤堀のコース取りが大きくなり、栗原佳は満を持して先頭へ立った。そこへ迫ってきたのは、同ハンを捌いて追い上げた伊藤信夫。最終6周目では栗原佳に対して切り返す態勢を作れる距離まで近づいたが、今度は伊藤信が2コーナーの立ち上がりで車が外へ振られて車間が開き万事休す。
栗原佳は4度目の優勝。4日制の今節を4戦全勝し、通算55度目の1着ゴールを駆け抜けた。今月下旬には浜松デイレース『G2ウィナーズカップ』に1級車では初めてグレードレースへ挑戦する。
文/鈴木
栗原佳祐には試金石の一戦
1級車に乗り換えた最初の節にいきなり優出した栗原佳祐のポテンシャルはやはり凄いが、同ハンの伊勢崎2名ともスピード上がっており、レース序盤から彼らと競り合って揉まれる事態になった場合どう対応するか。すんなり抜け出せないようだと持ち前のスピードも削がれてしまい、SGレーサー伊藤信夫や浜松巧者の佐々木啓が射程に入ってきそうだ。
エンジンがバッチリ仕上がっているのは鈴木将光。30線勢が競り合うようだと、引き離せるスピードがある。白次義孝も出足がしっかり決まり先制できるようならペースを上げられる車速を備えている。
◎ 7 伊藤信夫
○ 6 佐々木啓
△ 2 栗原佳祐
▲ 4 鈴木将光
穴 3 白次義孝
おすすめの買い目
7=6-243
穴なら
3=2-467
文/鈴木