森下輝が後続を引き離して初優勝を飾るか!
デビューから11走して10勝、2着が1回と快走が続いている森下。優勝戦もハンデは据え置きで初優勝の大チャンス。ミスなく6周回を走れればハンデ差を保って逃げ切れる。
展開的に連下の狙いになりそうなのは金田。森下を追って走りやすい位置だし、ペースが落ちなければ車券絡みは十分ある。後方から追ってくるのは青島。攻めの安定感は抜群なので、40線勢が競り合うところをインから割り込んで行くだろう。走りに爆発力があるのは花田と石川哲。両者ともスタートにやや不安を残すが、エンジンは悪くないだけにレース道中で巻き返してくる可能性は十分。花田の方が内枠の分だけ有利に進められるので花田の方を重視する。一発逆転予想なら花田からだ。
◎ 1 森下輝
○ 2 金田悠伽
△ 7 青島正樹
△ 4 花田一輝
▲ 5 石川哲也
おすすめの買い目
1-27-2457
穴なら
4-1257-1257
雨を味方に新井恵匠が8周戦を制す!
丹村飛竜の完全優勝に焦点が集まったG2ミッドナイトの9R。神様のいたずらか雨走路での優勝戦となり、試走一番時計を出したのは新井恵匠だった。なんと、丹村飛は一番悪い試走タイムの3・70秒。3.60秒の新井恵とは0.1秒も差が付いてしまった。それでも人気を背負ったのは丹村飛で7-5-2が一番人気。ただ、割れ気味で新井恵や永島潤太郎の人気も急上昇。0ハン単騎からマイペースで逃げる吉松憲治に永島が続くが、浜野淳を捲った新井恵が永島も攻略して吉松憲に接近すると渾身の捲りを放って先頭立ち一人旅。吉松憲は終盤ペース落ち永島と浜野が浮上。奇しくも唯一の外来選手である新井恵に冠を奪われてしまった地元山陽勢。丹村飛は6着と見せ場なく終了。新井恵は山陽では2016年の若獅子以来、記念優勝としては2019年飯塚のダイヤモンドカップ(雨)から約5年ぶりとなる。
完全優勝へ 丹村飛竜が突き進む!
とにかく、今回の丹村飛竜はスタートと攻めが早く他6車と比較しても頭ひとつ抜け出している。0・20mのハンデ戦になったが、大外からダッシュ決めて好位を奪いそう。雨走路以外では、丸山智史と松尾啓史の機力もそん色ない。位置的には浜野淳にも食指が動き、センターから飛び出せば久々の記念Vへ抜かせない走り可能。0ハン単騎の吉松憲治は20線が激しく競り合わない限り、逃げ切るまではないか。大穴は20m最インの永島潤太郎だ。
◎ 7 丹村 飛竜
○ 3 丸山 智史
△ 6 松尾 啓史
▲ 4 浜野 淳
穴 2 永島潤太郎
おすすめの買い目
7-3=6 7-3-4
穴なら
2-4-7 2-4-6
6R『準決勝戦B』は1着のみ優出、7R~9R『準決勝戦A』は1・2着選手が優出できる。
6R...地元若手のスタートが争点
角翔太郎と古城龍之介は捌く展開に課題を残すがスピードはここで上位級。逆に永島潤太郎はスタートの安定感がネックも捌きは前述の2名より巧者だ。
実績上位の久門徹と五所淳は車速が物足りず、捌きは不安でも逃げに入るとスピード上がる内山雄介が穴目。
◎ 6 永島潤太郎
○ 7 久門徹
△ 2 角翔太郎
▲ 4 古城龍之介
穴 3 内山雄介
おすすめの買い目
6ー7-243
穴なら
3-1=76
7R...今節は速攻が決まっている丸山智史
山本将之の出足が切れているが、1周回バックストレッチで丸山智史が外を伸びて20線5車の先頭に立つ。
最近スランプを脱出した吉松憲治が伏兵。高レベルの本走タイム出ている渡辺篤はスタートで良い位置に付けて、捌き不要な展開に持ち込みたい。
◎ 4 丸山智史
○ 7 篠原睦
△ 3 山本将之
▲ 1 吉松憲治
穴 5 渡辺篤
おすすめの買い目
4=7-312
穴なら
5-7=34
8R...松尾啓史が圧倒しそうだ
1周回1~2コーナーから向こう正面にかけてグリップ全開で伸びて行く松尾啓史が、3~4コーナーで同ハンを捲り交わす。
阿部仁志のエンジンも乗り手も充実している。外枠勢同士で競り合うようなら更に展開が向くだろう。その場合は単騎0ハン松生信二にも残り目が出てくる。
◎ 7 松尾啓史
○ 5 浜野淳
△ 6 滝下隼平
▲ 2 阿部仁志
穴 1 松生信二
おすすめの買い目
7ー5=62
穴なら
2-1=765
9R...連勝街道まっしぐら丹村飛竜
天候および走路状態いかんに関わらず素早く動けている、今節ここまで3日間全勝の丹村飛竜を信頼。
底力は丹村飛にヒケを取らない新井恵匠が長い低迷から脱出しつつある。同じ30期の松井大和は初日に浜野淳を突き放した直線の伸びを備える。
◎ 7 丹村飛竜
○ 1 松井大和
△ 6 新井恵匠
▲ 4 前田淳
穴 3 牧瀬嘉葵
おすすめの買い目
7-1=64
穴なら
7ー3=16
文/鈴木
佐藤励が難敵・荒尾聡を攻略した
スタートの火蓋が切られると荒尾聡が最内枠から先行して逃げ態勢。池田政和はスタート遅れてしまい、佐藤励が2番手に付けたが、3周回3コーナーで荒尾へ仕掛けて車を引いたところへ若井友和が外から番手を上げる。
そして5周回3コーナー。荒尾は外から迫りくる若井の存在を意識して、それまでの周回より少し大きめのコース取りを選択。この瞬間を待っていたのか、3番手にいた佐藤励が2車抜きのイン差しに成功。直後に若井も2番手へ上がり、黒川京介が終盤に3番手へ浮上して地元車のワンツースリー決着となった。
佐藤励は通算9度目のVを決めて、6日に開幕する地元G1『開設記念グランプリレース』へ臨む。
文/鈴木