ナイター開催で伊勢崎走路に火花が散る!
今年に入り昼間開催を3節終えた伊勢崎オートだが、今回はアフター5ナイターが開幕。冬場のナイターは走路温度がグッと下がり、スピードバトルが展開されやすい。今回はS級が5人参戦するが、S級以外の中から優勝者が現れるかも。
地元S級は3人。その中でランクトップは吉原恭佑。前走では初日に1着を取ったが準決は4着。優勝戦には進めなかった。エンジン的にももう一つな感があり、調整で上積みが急務になる。それでも今回は出場する中でランク上位者として、最後方から追って行くシーンが見られるかも。その同期の松本やすしは近況まずまず。前走は準決3着で、惜しくも優出はならなかったが、全3走して全て車券に絡めていた。その前の節では優勝戦に進出していたので、乗り手のリズムもエンジン状態も悪くはない。新井恵匠は前走で優出。優勝戦ではスタートで外枠勢に行かれる苦しい展開に。そこからは巻き返して4着に食い込んでいた。シリーズ中には2回の白星があり、状態としては悪くない部類。
川口からS級が2人参戦。上和田拓海は前走の飯塚GIIでは序盤から波に乗れないでいたが、後半2走は共に2着。一応の軌道修正は図れたか。成長著しい34期の代表格として優勝争いに参加してくる。もう一人のS級は高橋義弘。前走も伊勢崎だったが、成績は今一つだった。ただし、元々スピードはある高橋義弘なので、ナイター戦は有利に働くかも。
地元A級では田村治郎、木村享平、伊藤正真が前走の伊勢崎で優出していた。田村は今、最重ハンの10M前に置かれている。元々は最重ハンで長く走っていた選手なので、このハンデ位置はレース展開がだいぶ楽。スピードもある方なので、早めに抜け出せるようなら後続を振り切るケースも十分だ。木村享は初日から連勝で優出。優勝戦では逃げる鈴木幸治に付いて行けなかったように、強メンバーが集まる場面ではもう少し車速が必要。まずは試走タイムをアップさせたい。伊藤正真は近況エンジンが安定している。以前は課題だったスタートも改善している。
川口A級では小林瑞季や大木光に注目。小林瑞の前走は伊勢崎のGIだった。ここでは予選道中を順当にこなし準決に進出。しかし、その準決は2着入線ながら反則妨害で失格になってしまった。エンジンは良さそうだっただけに、残念な結果となってしまった。その時の分まで今回に期待したいところ。大木の前走は飯塚GIIだった。ここでは予選道中で着をまとめて準決入り。そこでは7着だったが、最終日は白星で締めた。調子が上がらない時期もあったが、ここ最近は上向きの気配。鋭いイン突っ込みで車群を突破できる。
※2月4日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-28(32期)〕
松本 やすし〔伊勢崎 S-34(32期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-46(30期)〕
上和田 拓海〔川口 S-31(34期)〕
高橋 義弘〔川口 S-47(29期)〕
浅香 潤〔伊勢崎 A-21(23期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 A-32(30期)〕
小林 瑞季〔川口 A-5(32期)〕
浜松VS飯塚バトルが開幕!
浜松オートは昨年11月7日以来の開催。約3ヶ月の時を経て、浜松の地で再び高速バトルが展開される。今回は3日間の一般開催で、地元と飯塚勢による戦いとなる。強力なメンバーが揃っており、どちらに軍配が上がるかは興味のあるところ。
今回出場する中で地元のランクトップは金子大輔。前走は飯塚GIIだったが準決6着で優勝戦には進めなかった。しかし、シリーズ中は試走26をマークするなどエンジン面はそこまで悪くなさそう。鈴木圭一郎が不在の地元戦で、大将格を負かされた身としては最大限の走りを見せたい。
伊藤信夫は前走が伊勢崎GIだった。ここではシリーズ序盤にリズムを掴めず準決に進出できなかったが、後半の2走は共に1着。エンジンの立て直しはできている。今回は地元でスピードある走りを披露できるだろう。佐藤貴也も前走は伊勢崎GIだった。ここでは全くいい所がなかったが、その前は年末のSS王座決定戦に乗っていた。その時の状態を取り戻せれば、強烈なイン突っ込みで車群を交わして行ける。木村武之は前走が川口のお正月開催だった。ここでは予選準決をオール連対で突破し優出。そこでは4着だったが、今年へは良い流れで入れている。
来場している飯塚勢のランクトップは有吉辰也。前走は地元GIIでしっかりと優出していた。その優勝戦は試走と本走とで走路状況の変化があった。その影響か、有吉はトップスタートを決めたものの1周バックストレッチでまさかの落車。早々と戦線離脱となってしまった。今回は落車明けの競争となるので、初日の試走には特に注意して見ておきたい。
浦田信輔と篠原睦は地元GIIで優出しての参戦。優勝戦は不安定走路で浦田が6着、篠原が7着だった。浦田は良走路の予選道中で3回の白星があるように、エンジン面はかなり良さそうだった。シリーズ中の試走最高タイムは25。数字が出にくい浦田にしてみれば十分な数値。篠原はシリーズ中に白星はなかったが、今年の初優出を記念レースで決めたのは好材料。再び安定感ある走りを取り戻すか。滝下隼平は2日目に白星があったが、シリーズ後半は失速。良い状態を長続きさせられるかどうかが今の課題。
飯塚勢は若手に注目選手が多い。中村杏亮は前走のGIIで初日から連勝。準決は3着だったが、シリーズ中は見せ場十分だった。木山優輝は初日、2日目と連対。スピード面はかなり強化されている。その33期に追いつけ追い越せで成長を見せているのは34期。長田稚也は通算優勝回数が4。川口裕司は優勝回数は3だが、道中の走りは良くなっている。藤川竜は連対するレースが増えてきた。デビュー後は惨敗が多かった道智亮介だが、前走のGIIでは2回の白星。着実に成長している。石本圭耶も時折りセンスある走りを見せている。
※2月1日時点。当日は欠場などにより、出場選手が変更になる可能性があります。
______________________________
主な出場予定選手
______________________________
金子 大輔〔浜松 S-7(29期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-8(24期)〕
木村 武之〔浜松 S-10(26期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-11(29期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-14(25期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-18(23期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-19(26期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-24(28期)〕