鈴木圭一郎が見事に完全優勝を達成!
飯塚オートで行われていたGI開設63周年記念レースは、浜松の32期・鈴木圭一郎の圧勝劇で幕を閉じた。ナンバー1らしい横綱相撲で優勝戦も力強い走りを披露した。
試走タイムは永井大介が一番時計の27、次いで、重富大輔と池田政和が28、鈴木圭と荒尾聡が29、松本やすしと鈴木宏和が30、東小野正道が31だった。
0Mオープンで肝心となるスタート争いは、戦前の予想通り最内の鈴木圭が飛び出す。ここに7枠から鈴木宏がダッシュを乗せ2番手奪取。2枠の松本が踏ん張り3番手発進。荒尾も6枠ながら4番手に付けてみせた。
トップスタートを切った鈴木圭は完全に独走状態。ゴールを切るまで影を踏ませないどころか、後続をこれでもかと引きちぎってみせた。全く文句のつけようのない激走。あとはタイムアタックをするかのような走りだった。結果的に上がり332の好タイムをマーク。タイヤが良かった2000年代前半にはよく計時されたタイムだが、近年は稀に見る数字。再び鈴木圭の快進撃が始まりそうだ。
このレースでは鈴木圭と同じ32期の活躍が目立った。2番手発進を決めた鈴木宏は、そのスタート力を改めて示したし、3番手発進の松本もこれだけの走りができると証明してみせた。悔やまれるのは道中で全くペースが上がらなかった鈴木宏のスピードと、その鈴木宏を抜けずに苦しんだ松本の捌きの甘さ。両者がお互いに不足点を克服できれば、32期勢がオートレース界を当分の間、引っ張っていく集団になりそうだ。
鈴木圭一郎が完全優勝へリーチ!
第63回GI開設記念レースも大詰めを迎えた。予選準決の4日間、おおむね好天の下でレースが行われていた。優出メンバーの中で最も成績が良いのは鈴木圭一郎。ここまで負けなしで来ている。この勢いのまま優勝をもぎ取ってしまうのか。
0Mオープンとなった優勝戦の枠は、選択順に内から鈴木圭、松本やすし、重富大輔と埋まっていったが、4番目の東小野正道は5枠を選択。5番目の池田政和が4枠に入り、6番目の荒尾聡からは鈴木宏和、永井大介と再び選択順に埋まっていった。
純粋なスタート力評価をすると、今一番切れているのは鈴木宏和。今節も連日同ハンからトップスタートを決めている。2番手は鈴木圭か荒尾。そして永井。以下松本、東小野、池田、重富となるか。
枠順を加味したスタート争いだと、最内の鈴木圭が有利か。鈴木宏はこのメンバーで7枠だと、さすがにトップスタートまでは厳しくなりそう。荒尾の抵抗も十分ある。永井はスタート先行を狙うより、1周バックストレッチで好位を奪う作戦に出るか。あとは2枠から5枠までの選手がどこまで好スタートを切れるかどうか。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。スタート巧者が外枠に入っており、先行しやすい条件が整っている。いきなりの独走となれば、序盤からグングンとペースを上げて後続を引き離しにかかる。今節のエンジンの仕上がりと本人のスピード力を考えれば、誰も追ってこれない計算。アタマ固定で狙いたい。
相手は鈴木宏。鈴木圭が少しでもスタートでもたつくようなら、先行までありそうで絶好の展開に持ち込める。8周戦になると中盤以降のペースに不安はあるが、序盤で大きなリードを作れれば目一杯の残り目もある。記念レース初優勝へ向け全力疾走に注意。次に荒尾。全国一と言われたスタート力は色褪せておらず、今回は地元走路なので気合の面でも倍増してくるだろう。先頭に立ってしまえばブロック走法で後続を翻弄する。
そして池田。準決では鈴木圭に抜かれたとはいえ、上がり363の好タイムをマークしている。前節は伊勢崎でGIを勝ったばかりで、そのリズムは継続している。スタートである程度の位置に付けられれば勝負圏内に入ってくる。最後に重富。池田と同様にスタート後の位置取りに注文は付くが、3~4番手までに出ることができれば、道中はスピードある走りで巻き返してこれる。
◎鈴木圭一郎
○鈴木宏和
△荒尾聡
△池田政和
▲重富大輔
早くも伊勢崎アフター6ナイター第二弾!
新たな試みで始まった伊勢崎オートのアフター6ナイター。2月2日の最終日に行われた優勝戦では、川口の佐藤摩弥が鋭い追い込みを見せて優勝を決めた。今回は佐藤摩は不在だが、その優勝戦に進出していた選手が2人いる。リズム的にもセッティング的にも連続優出がありそうだ。
今回出場予定のS級は5人。地元から3名、川口と浜松から各1名。出場する中で地元ランクトップは三浦康平。前走はアフター6ナイターだったが、ここでは準決3着で優勝戦には進めなかった。ただし大きな着は取っておらず、エンジンも試走27近辺をマークできていた。田中賢も前走はアフター6ナイターだったが、思うような走りはできていなかった。試走タイムもこの時期のナイター戦ならもう少し欲しいところ。西原智昭は前走が浜松3日間開催。準決を1着で通過し優出。優勝戦は末着に終わったが、優出はしたので勢いとしては悪くない。
外来S級の一人・渡辺篤は前走の地元で優出。予選準決を1着で突破していた。優勝戦も8番手からの苦しい状況ではあったが、不屈の精神で追い込み3着に食い込んでみせた。初日には試走23の驚異的な数字をマークしておりエンジン面は全く問題ない。もう一人の外来S級は平田雅崇。こちらの前走は山陽ミッドナイト。シリーズ序盤で波に乗れず準決モレとなったが、後半2走は連対しておりエンジンはソコソコ。
A級では佐久間健光と桜井晴光が、前走のアフター6ナイターで優出。佐久間にいたっては準優勝だった。更に3日間のシリーズでオール連対。この時間帯のセッティングが見つかったか。同期の桜井は、その前の山陽から連続優出中。最重ハンの10M前に置かれている限りは好成績が残せる。
他のA級では、現在エンジン状態は並だが捌きがある谷津圭治、S級並みのスピードがある田村治郎、近況はメキメキと力を付けている泉田修佑、攻撃的な走りができている田中哲などに注目。
B級では、独走になれば車券の対象になってくる田崎萌、高橋絵莉子、金田悠伽あたりがハンデ構成によってはチャンスが生まれてくる。
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主な出場予定選手
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三浦 康平〔伊勢崎 S-35(28期)〕
田中 賢〔伊勢崎 S-37(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕
渡辺 篤〔浜松 S-28(31期)〕
平田 雅崇〔川口 S-36(29期)〕
谷津 圭治〔伊勢崎 A-5(25期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 A-38(30期)〕
佐久間 健光〔伊勢崎 A-71(26期)〕
第63回G1開設記念レース開幕!
2月7日~11日の日程で、飯塚オートレース場でGIレースが開催される。地元の主力はフル出場するが、川口からも好調者が多く来場する。もちろん他の地区からも強豪が集結し、激しいバトルが繰り広げられる。
地元のランクトップは荒尾聡。前走となる地元4日間開催では、初日から3連勝を決め優勝戦へ進出。しかし、優勝戦では1周バックで被害があり落車。そこまではいい流れで来ていただけに残念な結果になってしまった。落車による悪影響がなければいいが...。このレースでは最重ハン最内に入った東小野正道が、逃げる田中正樹を捕えて優勝。今回に向けて弾みになった。
地元のランク次位は篠原睦。前走の地元4日間開催では2日目に6着で準決モレとなったが、それ以外の3走は全て1着。エンジンは悪くない。有吉辰也は初日に反則で早々と失権。しかし、その後の3走はオール連対。滝下隼平は準決3着だったが、悪くない追い足を見せていた。浦田信輔は今年に入り2節を消化。前走は初日の雨に泣かされたが、その前の節ではしっかりと優出。田中茂はエンジン堅調。レース後半の追い込みに期待できる現状。
外来は川口勢に注目。池田政和は前走の伊勢崎GIで久々に記念を制覇。3日目の3着以外は全て1着と波に乗れている。永井大介と森且行の25期コンビは、前走の浜松一般開催で優出。森は準優勝で、永井は4着だった。大木光は違う浜松開催で優出。イン攻めが冴えている。ランク的には中村雅人の方が上位。前走の飯塚一般開催では優出できなかったが、最終日は良い走りを見せて快勝。今回につなげた。佐藤摩弥は前走の伊勢崎アフター6ナイターで優勝。今年は好調が続いている。
今回は全国ランク1位の鈴木圭一郎も参戦。前走の地元では優出できなかったが、その前の地元では優勝を果たしている。エンジン面は全く問題ない状態。浜松勢では中村友和が今年地元で優勝している。金子大輔も復調ムードが出ており、冷静な追い込みを披露している。
高橋貢もおおむね好調。前走の地元4日間開催ではオール連対の準優勝だった。更にその前の地元GIでも優出しており、健在っぷりを示している。伊勢崎勢は新井恵匠や吉原恭佑などが若さ溢れる走りを展開している。山陽勢では丹村飛竜が気を吐いている。前走の地元3日間開催では初日から連勝で優出。そこでは3着の結果だった。ちなみにこのレースで準優勝だったのは山崎進。3走して全て2着と流れが向いてきている。
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主な出場予定選手
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荒尾 聡〔飯塚 S-6(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-16(23期)〕
鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-9(25期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-7(22期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
青山周平がシリーズの核に!
前回の浜松オートは、中村友和が快走を見せて優勝をもぎ取りシリーズを終えた。今回、その中村友は不在。外来から強力な一車が来場する。青山周平だ。現在絶好調で他の選手で勢いを止められるかどうか。
先述の青山は、前走の地元4日間開催で完全優勝。優勝戦は不安定な走路状況だったが、8号車ながら高橋貢や早川清太郎より先行し、待ったなしの攻めで先頭に踊り出た。準決では試走27、上がり365の好タイムをマークし、エンジンも乗り手も最高潮だ。スタートも切れており、よほどの事がない限り、今回も優出はノルマ。連続優勝まで十分視野に入っている。
対する地元勢の筆頭は佐藤貴也。前走の地元4日間開催は準決3着で優出を逃したが、エンジン面はおおむね悪くなさそうだった。今回は地元勢を引っ張っていく存在になる。浜松2番手は木村武之。木村武は長期欠場から復帰して2節を消化した。今年はまだ優出がないが、試走タイムはソコソコ出ているようにエンジン的には戦える状態にある。乗り手の方が完全復活さえすれば優勝争いに加わってこれる実力を有している。
伊藤信夫はマアマア好調。前走の山陽では優勝戦まで進出していた。今年は4節走って優出が2回。この時期らしいスピード戦にもしっかりと対応できている。青山との直接対決があるようなら、スタートで先行して早めにリードを作っていきたい。青島正樹もエンジン面はマズマズで推移中。武器のスタート力を遺憾なく発揮したい。
外来S級は青山の他に川口から3者、山陽から2者。山田達也は前走の伊勢崎4日間開催では、準決3着で優出を逃したが、初日から2着2本。更にその前の地元ではしっかりと優出していた。今年はまだ白星がない点は気がかりだが、山田達らしい追い込みは決まっている。黒川京介は今年、まだ波に乗れていない。ただし、まだまだ伸び代が大いにある若手選手。1走ごとの成長は楽しみだ。鈴木清はエンジン状態ソコソコ。速攻を武器に中団を切り裂いていける。山陽からは前田淳と藤岡一樹が来場。どちらも近況はイマイチなイメージだが、底力はかなりあるので上昇のキッカケを早く掴みたい。
A級では岩科鮮太が前走の地元で優出。違う浜松開催では川口の山田真弘が優出。高橋義弘は地元のお正月開催以来の出走だが、その節では優勝戦まで進んでいた。稲川聖也はまだ優勝の経験はないが、前走の山陽で優出するなどその機運は高まっている。
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主な出場予定選手
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佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-13(26期)〕
伊藤 信夫〔浜松 S-22(24期)〕
青島 正樹〔浜松 S-48(22期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-2(31期)〕
山田 達也〔川口 S-12(28期)〕
黒川 京介〔川口 S-38(33期)〕
前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕