活発な動きが戻ってきた浦田信輔が中心!
今月は5節ある飯塚オートの第二弾。この直後に当地でプレミアムカップが控えており、今回出場する選手にとってはセッティング的にアドバンテージを作れる。次節に向けて弾みをつけたい選手は多い。
今回の地元大将格は浦田信輔。前走は伊勢崎GIIで、初日から安定感ある走りを見せ優出。優勝戦でも好枠をしっかり活かして準優勝を決めてみせた。シリーズを通してオール連対は、良い時の浦田らしい成績と言える。同じ地元では弟分の桝崎陽介がまずまず好調。前走となる地元4日間開催で優出していた。優勝戦は8着だったが、エンジン自体は中堅上位はありそうだった。その同期の滝下隼平も前走は地元4日間開催。ここでは初日8着で早々と予選モレとなったが、そこからは2連勝。スピードある走りができていた。
伊勢崎の三浦康平がそこそこ好調。前走の地元アフター6ナイターは準決3着だったが、シリーズ通して全て車券に絡めていた。その前の地元開催では優勝戦まで進み3着。流れとしては悪くない。伊勢崎からは田中賢もS級として参加。前走は山陽GIIだったが、エンジン状態はイマイチだった。
山陽からS級としての参戦は松尾啓史と岩崎亮一。両者とも前走は伊勢崎GIIだった。ここでは岩崎が優勝戦まで進み3着。それもシリーズ通して全て車券に絡む活躍。エンジンがよく折り合っていた。松尾は初日こそ白星を挙げたが、その後はやや失速。着はイマイチだったが、エンジンの方は試走タイムが出ていたように悪くはなかった。
川口からのS級は3者の予定。山田達也はまずまずの仕上がりで、レース後半の伸びが冴えている。同期の大木光は以前の好調をキープできていない。近況はイン攻めに迫力を欠いており、車群が密集していても割っていけない。エンジン自体は崩れていないので、乗り手の方でリズムを取り戻したい。平田雅崇は前走が山陽ミッドナイトだった。初日から着をまとめて優出。優勝戦は6着だったが、悪くない流れで今回に乗り込める。
A級では片岡賢児が前走の伊勢崎GIIで良い走りを見せていた。久門徹は前走の伊勢崎GIIで2日目にフライング。しかし、5走して全て車券に絡めていたようにエンジン状態は悪くない。また東小野正道も前走の伊勢崎GIIでは、準決の8着以外全て車券に絡めていた。若手では町田龍駿が少しずつ成長の兆しが出ている。
B級では新人の川口裕司に注目。デビューしてからこれまで14勝を挙げているだけでなく2着も13本。2連対率は約50%をマークし、新人の中では高い連対率を誇っている。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-16(23期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-45(28期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-4(26期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-43(25期)〕
山田 達也〔川口 S-12(28期)〕
大木 光〔川口 S-21(28期)〕
三浦 康平〔伊勢崎 S-35(28期)〕
田中 賢〔伊勢崎 S-37(29期)〕
高橋貢が2年連続でレジェンドの称号を手にした!
伊勢崎オートで行われていたGIIレジェンドカップは、地元の22期・高橋貢が昨年に続き優勝を決めた。試走一番時計タイで、見事に地元ファンの期待に応えてみせた。
試走タイムは高橋貢と池田政和が29で一番時計。ついで浦田信輔と森且行が31、岩崎亮一と永井大介が32、内山高秀が33、五所淳が一番悪くて35だった。
0Mオープンで肝心のスタート争いは、5枠の岩崎が1コーナーをトップ旋回。まずは逃げ態勢を作った。これに最内の浦田が続き、高橋貢が3番手に付けた。
ペースを上げたかった岩崎だが、早々と浦田に差し込まれてしまう。高橋貢もすかさず岩崎を捲っていく。先頭に立った浦田だったが、エンジン力が勝った高橋貢が難なく捌いていく。このあとは態勢が変わることなく高橋貢が先頭ゴール。浦田が準優勝。岩崎が3番手入線を果たした。4番手以降では池田と永井が競り合う形。内山、森、五所は見せ場を作ることができなかった。
高橋貢は改めてその強さを示した。優出したメンバーの中では最も古い22期ではあったが、試走はしっかりと一番時計。地元走路での利があるとはいえ、エンジンをきっちりを仕上げてみせた。レース運びも実に落ち着いたもの。スタートで遅れずに出られた点も流石だし、その後も前を走る2車の動向を余裕を持って見ていられた。仕掛けどころを探りながらチャンスがあれば素早く攻める。交わせるタイミングなら迷いなく車を進めていく。今回は26期以前の選手による戦いだったが、そういった縛りがない、全ての選手が参加する大会でも存在感を見せ続けていけるだろう。
佐藤摩弥の勢いが止まらない!
今シリーズは一般開催ながらメンバー構成がやや豪華。全国ランク1位の鈴木圭一郎に、絶好調の佐藤摩弥。実力者・中村雅人に佐藤貴也、金子大輔、早川清太郎らの29期が集結し、レベルの高い競争が展開されそう。
最も好調と言えるのは佐藤摩弥。前走の若獅子杯で優勝を決めてきた。それもシリーズを通してオール連対の安定感。優勝戦では上がり337を叩き出し、エンジンも乗り手も絶好調。現時点では鈴木圭一郎に対抗できる一番手になるだろう。
その鈴木圭一郎は前走の若獅子杯では準決4着で優出モレ。それでも他の4走は1着3本を含むオール連対。エンジンが下降している訳ではない。今回はその時のリベンジをキッチリと果たしておきたい。若獅子杯では鈴木圭と同期の小林瑞季が優出していた。スタートの切れが良く、道中もスピードある走りを披露していた。渡辺篤も同様に優出した。このまま勢いに乗りたいところ。佐藤貴也は3日目に白星があるものの、シリーズを通して調子を掴めなかった印象。だが、2月6日の地元で優勝したエンジン状態に戻れば優勝候補の一角に名乗りをあげる。初日の気配に注目したい。
中村雅人は前走の浜松一般開催で優出し6着。予選準決の3日間は全て連対していたので、エンジンは安定していると言える。その優勝戦には柴田健治、掛川和人、岡本信一も乗っていた。柴田は予選準決の3走を全て2着で突破し、優勝戦は3着。岡本は優勝戦8着だったが、そこまでの3走は全て連対。B級ながら健闘している。
金子大輔と中村友和は前走が飯塚一般開催だった。ここでは共に優出。金子は猛烈な追い込みを見せて準優勝の結果だった。中村友も持ち味のスピードを遺憾なく発揮していた。早川清太郎はその前の飯塚一般開催に出場していた。準決で反則を取られ失権となったが、それ以外の3走は全て連対していた。
他では西原智昭が前走の地元アフター6ナイターで優出。走路温度が下がるようならスピードに乗った走りを見せられる。同じ優勝戦には鈴木将光も乗っていた。大きなコース取りで車速を乗せる走りができている。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-5(29期)〕
金子 大輔〔浜松 S-17(29期)〕
中村 友和〔浜松 S-27(32期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
佐藤 摩弥〔川口 S-33(31期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-8(29期)〕
西原 智昭〔伊勢崎 S-39(28期)〕
高橋貢が連覇を狙って激走!
伊勢崎オートで行われているGIIレジェンドカップも優勝戦のメンバーが出揃った。地元からは2名、川口から3名、山陽から2名、そして飯塚から1名。ハンデ構成は0Mオープンで内枠から浦田信輔、高橋貢、池田政和、五所淳、岩崎亮一、森且行、永井大介、内山高秀となった。
8人の機力ランキングをするなら高橋貢がトップ。次いで岩崎。3番手に池田、浦田、森、永井が並び、内山と五所はやや評価が落ちる。単純なスタート力で言えば永井がトップ。そして森、高橋貢、五所、岩崎が並び、次のグループで池田、浦田、内山となるか。
枠番も考慮してのスタート争いは、高橋貢の先行とみた。そこに五所と岩崎が乗って行くか、もしくは7枠から永井がダッシュ付けるか。浦田と池田は内枠の利を活かし、バックストレッチでインに潜り込みたい。森は6枠だとどうか。内山は大外では苦しくなるだろう。
レース展開だが、2枠からトップスタートを決めそうな高橋貢が押し切るとみた。エンジンの仕上がり一番で、いきなりの独走に入れそうなのだから、そのままの逃げ切りが濃厚。地元のレースでいつも以上の力が出る高橋貢なので、その信頼度は倍増される。しっかりと地元ファンの期待に応えて、同大会の連覇を決めそうだ。
相手には池田を推す。近年のスタート力はやや見劣るが、3枠なら位置は悪くないし、エンジンも乗り手も好調な今ならそれなりのスタートを決めてこれそう。高橋貢のスタートに乗って行き、逃げ態勢を作られる前に捕えることができれば、今年のGIシルクカップに続き、当地で記念を連覇する可能性も高まる。次に浦田。最内で包まれる恐れもある状況だが、1周バックストレッチで強引にインに切れ込みそう。序盤で悪くない位置取りができれば、優勝争いにも参加できる。
4番手に永井。エンジンの仕上がりには一抹の不安があるし、7枠は楽ではない位置だが、エンジン急上昇や爆発的スタートが決まると一気に首位争いに参加してくる。最後に森。レース後半の伸びや、混戦時の仕掛けに甘さを残しているが、序盤で先頭に立てるようだとペースを上げられる選手。スタートを含めて序盤の位置取りがカギになってくる。
◎高橋貢
○池田政和
△浦田信輔
△永井大介
▲森且行
山陽オートでミッドナイト4日間開催!
前回の山陽オートはGII若獅子杯争奪戦。31期の佐藤摩弥が圧巻の走りを見せ、快勝した。今回はミッドナイトの時間帯に移行し、夜の戦いが始まる。優勝争いの行方は...。
地元のS級は3者の予定。その中でランクトップは前田淳。ただし、このところ思うような成績を残せていない。スタートは変わらずだが、道中の仕掛けが決まっていない。エンジンが並以上にさえなれば、今回のメンバーなら十分捌いて行ける。同じレースのメンバーの中で試走一番時計は出しておきたい。
他の2人は藤岡一樹と人見剛志。どちらも近況の動きはイマイチ。やはりエンジンが並の域を脱していない。ちょっとでも上積みができれば、藤岡はスピードに乗った爆発的な走りができ、人見は自在の捌きで中団を突破してくる。予選中なら試走一番時計は必須と言える。
外来S級は2者。どちらも前走は今回と同じ山陽オートのGII若獅子杯争奪戦だった。ここで優勝戦まで進んだのが新井恵匠。初日からオール連対で優出したが、その優勝戦ではスタート直後に外枠の選手に被害を与えて反則失格。乗り手への精神的なダメージはありそうだが、エンジン面は良好。平田雅崇は準決6着で優勝戦までは進めなかった。ただし、2日目に白星があるなどエンジンはそこまで崩れていない。
A級で注目なのは丸山智史。若獅子杯で優出し5着。その後の飯塚一般開催でも優勝戦まで進んでいた。エンジン上昇と共に乗り手の捌きも上達しており、困難なレース状況でも打開できている。丸山と同じ飯塚の優勝戦には阿部仁志も乗っていた。こちらもここ数節はエンジン状態がいい。
若獅子杯で見せ場を作ったのは浜松の落合巧。準決は6着だったが、それ以外の4走は1着2本を含むオール連対。スピードと捌きが良くなってきている。同期の伊藤正真も若獅子杯では、後半3日間は全て1着。
強烈な捲りが武器の角南一如が復調気配。前走の飯塚でも車は良く伸びていた。吉田恵輔は前走の伊勢崎アフター6ナイターで準優勝。そろそろ自身初優勝を決めておきたい。堅実な走りができるのは越智尚寿。一発力があるのは長田恭徳や木村直幸、畦坪孝雄などだ。
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主な出場予定選手
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前田 淳〔山陽 S-42(27期)〕
藤岡 一樹〔山陽 S-46(29期)〕
人見 剛志〔山陽 S-47(28期)〕
新井 恵匠〔伊勢崎 S-11(30期)〕
平田 雅崇〔川口 S-36(29期)〕
角南 一如〔山陽 A-11(27期)〕
丸山 智史〔山陽 A-15(31期)〕
落合 巧〔浜松 A-57(33期)〕