力量は拮抗で混戦模様のアフター6ナイター!
伊勢崎オートはナイター開催が終わってすぐ、今回のアフター6ナイターが始まる。参加する選手ほぼ、前回のナイターにも出場しており、6日間連続での競走となる選手が多い。今回は出場する選手の走りの特徴にスポットを当てて展望していく。
まずは今回出場する中でランクトップの栗原俊介。スタートはそこそこ巧く、攻めの方も積極的。エンジンがある程度仕上がれば、混戦でも強気に突破していく精神力がある。重走路もこなす方なので、走路状態の急変化も心配はない。今回はランク上位の走りを見せる事ができるか。
戸塚尚起は、これといって弱点がないのが特徴。雨が苦手な訳ではなく、スタートが甘い訳ではなく、捌きがない訳でもない。そつのない走りができ、レース展開が向けば上位着でまとめられるだけの技量がある。鈴木将光はパワーある走りがウリ。以前はスタートに課題を残していたが、それもだいぶ克服され、並のスタートが切れるようになった。道中は大きなコースを走って車速を乗せてくる。重走路は得意な部類なので、雨が降れば連対率が高まる。新井淳は典型的な速攻タイプ。同ハンに数車置かれていても、更には内枠だろうが外枠だろうがトップスタートを決めるケースが多い。そこからは差しを主体にした攻めで番手を上げていく。
岩沼靖郎はスピードタイプ。早々と独走の展開に持ち込むと、強豪相手でも振り切れる車速がある。今はだいぶハンデが軽くなっている印象。この機会を活かさない手はない。木村享平は走りにムラあるが、時折り爆発力ある走りを見せることができる。インが混み合っていても、アウトから豪快に交わしていくシーンが度々見られる。
川口の広瀬勝光も木村享と似たようなタイプ。スタートは枠ナリにしっかりと出ることができるし、道中でスピードに乗せるのも巧い。ただ、前が数車重なっていると攻略に手間取ってしまうことも多い。独走力なら石井大志や相馬康夫。どちらもスタートが不安な面あるが、レース序盤で軌道に乗れればハイペースの流れに持ち込める。
和田健吾はパワータイプ。惨敗するケースも多いが、厳しい展開と思える時でも果敢な攻めで進出していくことがある。成長盛りの33期は花田一輝や稲川聖也、伊藤正真、田崎萌、高橋絵莉子らが参戦。花田と稲川はアウトを回ってスピードに乗せることが巧くなってきた。伊藤正真はスタートで遅れることも多いが、それを補えるだけの車速がある。田崎と高橋絵はスタートが早い。道中の攻めは慎重になることが多いが、早めに抜け出せるようなら車券に貢献できる。
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主な出場予定選手
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栗原 俊介〔伊勢崎 A-49(31期)〕
戸塚 尚起〔伊勢崎 A-55(24期)〕
鈴木 将光〔伊勢崎 A-64(27期)〕
新井 淳〔伊勢崎 A-76(23期)〕
岩沼 靖郎〔伊勢崎 A-78(25期)〕
木村 享平〔伊勢崎 A-84(31期)〕
広瀬 勝光〔川口 A-92(30期)〕
和田 健吾〔浜松 A-104(28期)〕