完全V同士・篠原睦と丹村飛竜が中心!
最近のオートレースは、3日間の短期決戦が多く開催されている。今回も例に漏れず3日間。初日から気の抜けないレースとなり、前走からの勢いが大事になる。特に注目なのは2人。篠原睦と丹村飛竜だ。その他にも優勝争いに参加してきそうな選手は多く、気になる選手をピックアップしていく。
まずはその篠原と丹村。篠原は前走の地元3日間開催で完全優勝。初日からオール1着で優勝を決めた。それまでも悪くはなかったが、前走ではしっかりと目に見える形で結果を残した。乗り手もエンジンも完調。地元の牙城を守り、更には連続優勝を目指すべく初日から驀進していく。丹村の方は、前走の地元ミッドナイト3日間開催で完全優勝。その前のSG優出から完全にいい流れを作れている。エンジンも仕上がっており、前走の優勝戦ではミッドナイトで走温が15度だったとは言え、上がり3・358の驚異的なタイムを叩き出していた。今回のシリーズはこの両者が核になりそう。
他で有力なのは浦田信輔、鐘ヶ江将平、滝下隼平などの地元S級や、岡部聡や鈴木宏和などの外来S級。浦田は前走の地元SGで優勝戦まで進出していた。シリーズ中に白星はなかったが、浦田らしい攻めの走りができていた。鐘ヶ江は、丹村が優勝したレースに乗っていた。一時期のスランプを脱出している鐘ヶ江は、結果を残せるようになってきた。31期と、まだまだ成長の余地がある若手なので、今後の飛躍が楽しみ。滝下は前走の山陽ミッドナイトでは優出できなかったが、エンジン自体は完調の動き。冬場でタイヤが食いつく走路では無類の強さを発揮できる。
岡部は前走の地元ミッドナイトでは準決6着で優出できなかった。しかし、それ以外の2走はともに1着。エンジンはマズマズで、悪い部類ではない。鈴木宏の前走はSGで、シリーズ中に白星はなかったが、武器となるスタート力で他の選手に脅威を与えていた。今後はスピード力と捌きの腕がアップすると、総合戦力としてかなりのモノになると思われる。
A級では田中輝義が前走の地元開催で優出。混戦でも力強く攻めていける走りは魅力。深谷輝と相馬康夫の川口両者は、前走の山陽ミッドナイトで優出していた。どちらもツボにはまると大駆けがあるタイプで、冬場の高速走路の方が活躍の場が広がってくるだろう。
B級では山陽の佐伯拓実が成長中。岩永清文も前走の川口3日間ではオール2着と、イン攻めが冴えていた。地元新人34期では、前走でデビューを果たした石本圭耶が大物感ある走りを披露していた。川口裕司、長田稚也も車券の対象になっている。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-10(26期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-16(23期)〕
有吉 辰也〔飯塚 S-19(25期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-20(31期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-34(28期)〕
丹村 飛竜〔山陽 S-23(29期)〕
岡部 聡〔山陽 S-32(19期)〕
鈴木 宏和〔浜松 S-30(32期)〕