第60回GIスピード王決定戦開幕!
浜松オートでGIスピード王決定戦が始まる。昨今のオート界は、上がり3・35を切るタイムが連発しているように、スピードレースの傾向が高まり、今節のタイトル名に相応しい競争が展開されそう。各地区を代表する選手が来場し、シリーズを盛り上げていく。
近年、層が厚くなっている地元浜松勢は全国ランク1位の鈴木圭一郎を擁する。その鈴木圭は絶好調。前走の伊勢崎3日間開催で全て1着の完全優勝を決めてきた。その前の飯塚GIIでも準優勝を決めており、いつもの鈴木圭の姿に戻っている。今回も優勝候補筆頭に挙げられ、誰が鈴木圭を打ち負かすのかが一つの焦点になる。
浜松2番手の佐藤貴也も近況は上々。前走の地元では初日から3連勝を決め優出。優勝戦は落合巧がハイペースで逃げ、6着に敗れたがエンジン面は上位の部類。その優勝戦には同期の金子大輔、山浦博幸なども乗っていた。どちらも十分戦えるだけの動きを見せており今回も楽しみ。また、33期の花田一輝も優出しており着実に力を付けている様子。
浜松では中堅の域に入りつつある木村武之も堅調。前走の川口一般開催で優勝を決めてきた。今回のスピード王決定戦は2011年に制しており、8年ぶりの優勝を目論む。若手では鈴木宏和がスタート力を武器に成績をまとめている。軽いスランプに入っていた岡谷美由紀も、前走の川口で優出し、復活の狼煙を上げている。
外来勢では荒尾聡が上り調子。前走の地元GIIで優勝している。鋭い先行力は健在で、今回のような短ハンデ戦で最も威力を出せる選手。記念レース連覇を目指し、初日から白星を量産してくるか。その優勝戦には篠原睦、田中茂、中村雅人なども乗っていた。篠原と中村はエンジン良さそうで、田中茂も悪くはないがもう少し欲しい状態か。
伊勢崎からの目玉は青山周平。前走となる地元のGIでは準決だけ8着と凡走。それ以外の4走は全て1着だったので、エンジンの仕上がりとしては悪くないだろう。近況は当地との相性イマイチだが、1級車に乗り替わった頃はドル箱走路として好相性だった。伊勢崎では他に西原智昭、内山高秀などもエンジンは高位で推移。
山陽からは松尾啓史が一番手として参戦。前走の飯塚一般開催は、オール連対で準優勝の結果だった。調子が上がってきている。人見剛志、岡部聡なども近況は好成績が続いており、今回も上位争いに加われる。
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主な出場予定選手
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鈴木 圭一郎〔浜松 S-1(32期)〕
佐藤 貴也〔浜松 S-2(29期)〕
中村 雅人〔川口 S-3(28期)〕
永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
青山 周平〔伊勢崎 S-4(31期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-5(27期)〕
篠原 睦〔飯塚 S-7(26期)〕
松尾 啓史〔山陽 S-17(26期)〕
人見 剛志〔山陽 S-30(28期)〕