輝きを取り戻した永井大介に大注目だ!
昨年末のスーパースターの興奮冷めやらぬ川口オートレース場で、新年2日から一般開催が始まる。地元選手はもちろん、外来も前回から居残りの選手が多く、その時の動きが大いに参考になる。
SS王座戦で走っていたのは永井大介、若井友和、池田政和、高橋貢、早川清太郎、木村武之。その中で、最終レースの王座決定戦でレースしていたのは永井、池田、木村、高橋貢の4者。ここでは永井が久々に栄冠を掴んだ。1枠からトップスタートを決め、見事に逃げ切り勝ち。このレースではエンジン不足に感じられたが、今回のような一般開催なら十分な仕上がり。連続優勝を狙うべく、初日から快走を見せてくれそう。
次に着順が良かったのは高橋貢の準優勝。試走は驚異の23をマークし、優勝戦のメンバーの中で一番時計を記録した。レースではスタート行けず、後方からの競争になったが、着実に番手を上げていき、最終バックストレッチでは一気に先頭を奪取するかのような伸びを見せていた。今回へも日が空いていないので、このエンジンを駆って永井へのリベンジを果たしたいところ。
池田が5着で、木村が6着だった。池田は久々のSS王座決定戦進出でエンジンはかなり良い。優勝戦では2枠ながら好位を奪えなかったが、本人のモチベーションは上がっていることだろう。木村はずっと3番手に付けていたが、仕掛けどころがなかった。しかし、走りとしては余裕を感じられる内容だったので今回も期待できる。
惜しくもSS順位決定戦回りになったのが若井と早川。早川にいたってはトライアル戦ポイント9位で王座決定戦乗りを逃してしまった。その早川は3日目まで良くなかったが、4日目には動き急上昇。1着勝負賭けで結果待ちとなった競争で見事に1着を取ってみせた。最終日も人気に応えての1着。上昇気流に乗っている。若井もエンジン的には悪くなく、強豪相手に善戦を展開していたが王座決定戦乗りはかなわなかった。もちろん一般開催なら十分通用するだけの機力があるとみていい。
森且行は悔しいシリーズになってしまった。順調に予選をこなしていたが、肝心の準決で被害があり落車。優勝戦には進めなかった。最終日もその影響が多少あったようなので、新年早々、車の立て直しが必要になりそう。
今回から1級車に乗り替わりとなる地元の33期の走りにも注目になる。その中で、同期ナンバー1と言われている黒川京介には特に注目したい。
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主な出場予定選手
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永井 大介〔川口 S-8(25期)〕
若井 友和〔川口 S-12(25期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-31(24期)〕
池田 政和〔川口 S-32(23期)〕
高橋 貢〔伊勢崎 S-6(22期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-10(29期)〕
木村 武之〔浜松 S-11(26期)〕