鈴木圭一郎が3節連続完全優勝を狙う!
飯塚で行われている特別GIプレミアムカップも優勝戦を迎えた。0オープンで行われた準決は順当な結果に落ち着き、優勝戦の顔ぶれは豪華なものとなった。ここまで負けなしで来ているのは鈴木圭一郎と木村武之の浜松両者。果たして優勝戦の行方は...。
まず優勝戦の枠番だが、1番選択の鈴木圭は2枠へ、2番選択の木村が1枠へ、その後は3番選択の青山周平が3枠、4番目の永井大介が4で、5~8へも選択順どおりに加賀谷建明、中村雅人、早川清太郎、松尾啓史と入っていった。
スタート争いは、今節の切れから言うと鈴木圭、木村武あたりが良く、青山と永井も悪くはない。加賀谷も切れてる部類に入る。優勝戦のメンバーの中では中村、早川、松尾がやや劣るか。実際のレースでも枠順的にスタート争いは厳しくなりそう。
単純なエンジン比較では、鈴木圭が最も良い。準決で今シリーズの最速上がりタイム3・365をマークした。次いで、木村と中村が3日目に3・386をマークしている。加賀谷も3日目に3・392を出しておりエンジン面は良好。青山、永井、早川、松尾は3・40を切る上がりタイムを出せていない。
当ブログでの本命には鈴木圭を推す。鈴木圭は今節負けなしだが、その前も全て1着の完全優勝を2節連続で達成している。エンジン面だけでなく乗り手の方もノリにノッている。スタート、レースの運び方を見ても死角が見当たらない。トップスタートを切れば後続を離す一方だし、スタート行けなくても落ち着いて巻き返していけている。優勝戦で2周延びることは、メリットになってもデメリットになることはない。レースでよほどの被害でもない限りは勝ちきってみせる。プレミアムカップ初制覇を、3節連続完全優勝のオマケ付きで遂行させそうだ。
相手には青山を挙げる。青山の真骨頂は先頭走った時のブロック力。エンジンが出てなくても、巧みなコース取りでインから抜かせない走りができる。8月に行われたSGオートレースグランプリの優勝戦でも、スタート先行から鈴木圭を完全に封じ込めてしまった。この時はタイムがそこまで出ているわけではなかったが、丁寧なコース取りで隙を与えなかった。今回もトップスタートを切れれば、この時の再現VTRを見るかのようなレースができるかも。
次に木村。枠番選択で鈴木圭が2枠を選んだ次にその内枠に入ったということは、スタートで包まれる不安よりも、先行する気持ちを優先させたものと思われる。今節はエンジンの仕上がりもよく、トップスタートなら十分優勝争いに参加できる状態。そして永井。正直、エンジンは物足りないが、そういった時でもビッグレースでの勝ち方を知っている。試走タイムなどで人気にならないようなら逆に狙ってみる手もある。最後に加賀谷。準決では永井より明らかにエンジン強めで、スタート後の位置取り次第では、もしかするかも。
◎鈴木圭一郎
○青山周平
△木村武之
△永井大介
▲加賀谷建明