永井大介が久しぶりのSG優勝へ!
SG第21回オートレースグランプリも優勝戦のメンバーが出揃った。初日の後半レースは不安定な走路でレースが行なわれたが、それ以外は良走路での戦いに。熱戦の最終レースを制するのは果たして...。
優勝戦の展望をする前に、簡単に準決4個レースを振り返っておく。
まずは9R。0オープンでの戦いは、最内の早川清太郎がトップスタートを切った。6枠から遠藤誠が続いて行ったが、3番手スタートの永井大介が捲る。その後は早川との一騎打ちで、道中落ち着いてインから交わし、食い下がる早川を振り切ってゴール。
10R...吉原恭佑がフライング。再発走となった。まずは黒岩明が速攻を決め先頭に躍り出た。中団では荒尾聡と青山周平が激しく競り合う。これを荒尾が制して黒岩を追撃。最後には黒岩を交わし1着ゴール。黒岩は嬉しいSG初優出。4着入線の青山は反則妨害で失格となった。
11R...トップスタート切ったのは浦田信輔。しかし、佐藤貴也を捌いた高橋貢がキッチリ捕える。佐藤は浦田のインを再三狙うも入れず終了。
12R...藤波直也がフライングで再発走。三浦康平が森本優佑を交わして逃げ切る。鈴木圭一郎は4~5番手で苦しんでいたが、中村雅人が藤波を飛ばし気味に差した所で、空いたインを突き2番手浮上。3着入線の中村はこの行為で反則失格となった。
枠番選択は、1番目に永井が1枠、2番目の高橋貢が2枠。その後は荒尾、三浦、早川、鈴木圭、浦田、黒岩と、選択順に内枠から埋まっていった。
エンジンの仕上がりで言えば永井が一番か。準決で落ち着いてレースできた高橋貢もエンジン状態は、かなり高い位置にある。三浦も独走に入れば快速を発揮できる状態。
スタート争いは永井、荒尾、浦田あたりが気配良い。早川も以前の印象はだいぶなくなって、スタートは良くなっている。
SGの優勝戦で10周回での争いとなると、スタートも大事だがエンジン力もレース結果に大きな影響を及ぼしてくる。今節の流れを見ていると、永井のエンジンが一番良さそう。ここは最内の利を生かしてトップスタート、もしくは2~3番手に出て早めに抜け出してきそうだ。先頭に立ってしまえば持ち味のスピードを遺憾なく発揮し、後続を突き放しにかかるだろう。このブログでの本命には永井を推す。
次に怖いのは高橋貢。かつてのスタート力は影を潜めているが、レース道中の状況判断は的確。エンジン状態が良い今回は、更に落ち着いて攻めて行ける。早めに永井と一対一に持ち込めれば、久々の栄冠も十分にあり得る。そして、鈴木圭。今回はここまで4連覇してるSGの優勝戦とは違い、エンジンにやや不安を残している。優勝戦までに、どれだけ上積みが出来るかが大きなポイント。良くなれば試走タイムにしっかりと表れるタイプなので、その数字には要注目したい。その次は三浦と早川。どちらもスタートである程度の位置を取れる事が条件になるが、スピード面に関してはSG覇者に負けないモノがある。
◎永井大介
○高橋貢
△鈴木圭一郎
△三浦康平
▲早川清太郎
優勝戦当日は雨予報が出ているので、重走路の予想も載せておく。
雨予想
◎鈴木圭一郎
○永井大介
△荒尾聡
△高橋貢
▲三浦康平