活発外来勢、地元勢は迎撃できるか!
7日のミッドナイト優勝戦から2日間空けて、再び飯塚オートで一般開催が行われる。今回は昼間開催に移行。ミッドナイトで優勝した滝下隼平は不参加。近況の勢いは、地元勢より外来勢に分がある。さて優勝争いは...。
地元の大将格・浦田信輔は、前走の伊勢崎GI最終日にまさかの落車。それまではエンジン状態まずまずだったが、落車の影響がどこまで出るか。それでも整備巧者の浦田なので、ある程度までは立て直してくるだろう。今回の飯塚2番手は荒尾聡。近況の動きは悪くなく、前走の地元開催でも優出していた。この開催では久門徹が久々に優勝を果たした。その後の浜松ではイマイチだったが、今回は再び地元に帰り、地元連続優勝を狙う。
その浜松開催で圧倒的な走りを見せ、完全優勝を決めたのが中村友和。スピードには高い評価を得ている中村だが、スタートは散発傾向で人気を落とすことも多い。しかし、地元の優勝戦では、しっかりとスタートを決めて期待に応えていた。安定したスタートが切れるようになれば、大きな舞台でも十分通用する実力を身に付けてきた。
その浜松の優勝戦に乗っていた他の選手は、木村武之、岡部聡、岩見貴史。木村はエンジン不調で苦しんでいたが、ここ2節は優勝戦まで駒を進め復調ムード。岡部は4連続優出中と、代名詞である安定感に磨きがかかっている。岩見は、ようやく良化の兆しが出てきたか。
伊勢崎のナイターGIで優出したのは佐々木啓、丹村飛竜、別府敬剛。佐々木と丹村は準決あたりから調子が上向いてきた。別府は最重ハンの10M前で連日健闘していたが、優勝戦ではスタート後のアクシデントで落車。初日に試走には特に注目したい。
直前のミッドナイト開催で優出したのは林稔哲、中尾貴志、高橋義徳、宍戸繁の4者。中尾はスタートとスピードが武器。他の3者はB級だが、ハンデ差を生かして見せ場を作れそう。
岩崎亮一、吉原恭佑などの主力どころは、近況エンジン状態がイマイチ。早い段階での立て直しを図りたい。遠藤誠、柴田健治、藤波直也、松山茂靖らの浜松勢はエンジン的に戦える状態にある。今回、地元の鐘ヶ江将平もS14のランクに相応しい走りを見せている。
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主な出場予定選手
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浦田 信輔〔飯塚 S-8(23期)〕
荒尾 聡〔飯塚 S-11(27期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-14(31期)〕
木村 武之〔浜松 S-6(26期)〕
岩崎 亮一〔山陽 S-19(25期)〕
岡部 聡〔山陽 S-28(19期)〕
吉原 恭佑〔伊勢崎 S-29(32期)〕
中村 友和〔浜松 A-15(32期)〕