地元勢は手薄で外来勢にチャンス!
鈴木圭一郎、木村武之、佐藤貴也がこの開催の直後の川口GIに参戦、金子大輔は長期離脱で地元勢は主力を欠いている。逆に、外来勢は前走で優勝戦まで進んだ選手が多数あり、配置図は地低外高。地元勢は奮起したいところ。
まず地元S級陣から。ランクトップは青島正樹。前走の地元GIでは、優勝戦までは行けなかったが、3日目までは車券に絡む活躍を見せた。エンジン状態としては中のやや上か。一般開催なら通用する動きだと思われる。雨での連対率も上がっており、天候に関わらず狙える頼もしい存在。遠藤誠の前走は伊勢崎のGIIだった。2日目に1勝を挙げたものの、全体的にはイマイチだった。しかし、全くダメという訳ではないので、立て直しも十分ある。笠木美孝は前走が伊勢崎GII。こちらもパッとしない成績。全く戦えていない訳ではないが、もう少し上積みが欲しい現状だ。
外来勢は元気がある。最も状態が良いのは人見剛志。前走の飯塚、前々走の浜松と連続優勝を決めている。試走も上がりタイムも素晴らしい数字をマークしており、この勢いはしばらく続きそう。特に、今回と同じ浜松で優勝しているのは、大きな強みになる。
他で、前走に優出しているのは田村治郎、早川清太郎、角南一如。田村は川口の3日間開催で準優勝を決めてきた。優勝戦は試走27の上がりタイム36。申し分ない数字をたたき出している。今年は地元のGIでも準優勝があるなど、流れは田村に傾いてきている。早川は飯塚で優勝戦まで進んだ。優勝戦は4着だったが、それまでの3走はオール連対。こちらも優勝戦は試走26の上がりタイム37。冬場のスピードレースに対応できている。そして、角南は直前の川口開催で優出。優勝戦は重走路になり、大外一本の走りで健闘していたが惜しくも3着。この川口開催の前までがやや低迷していたので、これが上昇のキッカケになりそう。
田中茂、岩見貴史はエンジン悪くないが、本来の動きには少し足りてない感がある。吉原恭佑は前走の飯塚2日目に落車したが、その後の2走で悪影響は出ていなかった。
A級では、岡松忠が前走の伊勢崎GIIで優出。最重ハンからのレースになっても、最内に置かれれば持ち味を出せる状態。佐々木敏夫も前走の地元で久々に優出。ハンデ差を生かしての速攻には警戒したい。B級では、赤堀翼が伊勢崎のオールB級戦で準優勝。4日間シリーズをオール連対で締めくくった。その開催では小林晃、伊藤幸人らも4日間の全てのレースで車券に絡むなどの活躍を見せていた。
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主な出場予定選手
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青島 正樹〔浜松 S-41(22期)〕
遠藤 誠〔浜松 S-43(25期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-11(29期)〕
田村 治郎〔伊勢崎 S-46(30期)〕
田中 茂〔飯塚 S-13(26期)〕
岩見 貴史〔飯塚 S-15(29期)〕
角南 一如〔山陽 S-39(27期)〕
人見 剛志〔山陽 S-40(28期)〕