良走路は絶好調・人見剛志が見参!
飯塚では今回が今年最後の開催。3日間の短期シリーズだ。初日は主力が分散される傾向にあるので、軸を決めやすく車券的には取りやすい。今現在、最もエンジン仕上がっているのは人見剛志。良走路では強烈なタイムを叩き出している。今回も、その勢いのまま初日から激走を見せるのか。
先述の人見の前走は、地元のGIスピード王決定戦。3日目までの不安定走路を乗り切り準決に進出。ここでは試走28を出し、レースでも上がり3・344を出し快勝。優勝戦は2着になり準優勝だったが、この時も試走28を出し、上がりも3・333。近年ではSGの優勝戦でもなかなか出ないタイムだ。今回の敵は天候だけ。良走路でのレースになれば、異次元の走りを見せてくれる。
対する地元勢は浦田信輔や荒尾聡が不在。篠原睦を中心に、鐘ヶ江将平、桝崎陽介、滝下隼平らがS級として外来勢を迎え撃つ。篠原はエンジンをある程度の位置で保てている。鋭いスタートからの速攻に期待でき、ほとんどの選手を交わして行くことが可能。鐘ヶ江と滝下はスピードが売り。冬場の食い付く走路で特に本領を発揮できるハズ。桝崎はエンジンが好調。ここ最近では記念レースでも好結果を残し続けている。前走の山陽GIの準決でも試走28を出しており、直線の伸びに関しては問題ない。
他のS級は岡部聡、浜野淳、遠藤誠の3者。岡部は代名詞である安定感に磨きがかかっている。道中のレース運びもソツがない。また、雨が降ればその存在感は倍増する。浜野はエンジン自体はマズマズだが、近況はスタートにやや課題を残している。散発傾向にあり、大きく出遅れると厳しい展開を強いられる。遠藤は地元の記念で調子良かったが、その後の川口ではイマイチといった感じ。立て直しを図りたい。
A級でスピードが出てるのは牧瀬嘉葵、高宗良次、森本優佑。特に、森本は前走の山陽GIの最終日で岩崎亮一をやり返すかのような動きを見せていた。他では、前走の地元で優出した別府敬剛、その同期の竹谷隆が気配は良好。
B級では独走力がある日室志郎、ブロック力が高い宮地朗と別府末彦、スタートは不安だがイン走法はしっかりしている岩永清文らに注意したい。
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主な出場予定選手
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篠原 睦〔飯塚 S-6(26期)〕
鐘ヶ江 将平〔飯塚 S-23(31期)〕
桝崎 陽介〔飯塚 S-35(28期)〕
滝下 隼平〔飯塚 S-48(28期)〕
岡部 聡〔山陽 S-20(19期)〕
浜野 淳〔山陽 S-29(24期)〕
人見 剛志〔山陽 S-40(28期)〕
遠藤 誠〔浜松 S-43(25期)〕