S級大挙参戦で、豪華なスピードバトルが展開!
山陽12月恒例の行事がやってきた。その名もGIスピード王決定戦。毎年、この時期に開催されるこの大会も50回目を迎えた。今までに数々のドラマを生んできたこの大会。今回はどのようなシリーズになるのか。
地元山陽でランクトップは岩崎亮一。前走の川口では予選、準決を無難にこなし優勝戦で5着。マズマズの状態で今回に臨めた。その川口開催で優勝したのは伊藤信夫。伊藤本来の車速が戻り、好タイムをマークしてのオール連対。いい時の感じが戻ってきてる。惜しくも準優勝だったのは人見剛志。節を通してエンジンは安定していた。今回は地元走路なのでリベンジを果たしたい。優勝戦で8着だったのは渡辺篤。しかしながら、レースごとに着実に力を付けている。記念をいつ獲ってもおかしくない。
地元伊勢崎で優勝してきての参戦は早川清太郎。優勝戦では大事なスタートをこなし、持ち味の追い込みが決まっていた。同じレースで走っていた中村雅人に付け入る隙を与えなかった。かなり良い状態で今回に臨めそう。中村も3着だったとは言え、状態としては悪くない。中村と同期の西原智昭、山田達也も優勝戦に乗っていた。西原は優勝戦までの3日間をオール2着。速攻が決まっていた。山田は地元からエンジンは良くなっており、長い間その状態を保てている。
全国ランク1位の金子大輔は、前走の飯塚で優出し5着。この優勝戦は厳しいメンバーの大外で苦しい展開になった。予選中の動きを見る限りエンジンは悪くない。同じ優勝戦に乗っていたのは桝崎陽介、荒尾聡、鈴木圭一郎。桝崎はここ何節もエンジンが安定しているし、課題のスタートも良くなってきている。荒尾に関しても一時期の軽いスランプは脱している。鈴木は準決で切れたスタートが、優勝戦では不発で苦戦した。ただ、エンジン自体はマズマズ良さそう。
エンジンが高い位置で安定しているのは森且行。前走では2日目にやや不運な反則を取られたが、試走タイムが出ているように機力は問題ない。逆に、最近エンジンが心配なのは浦田信輔。地元の準決から本来の精彩を欠いている。早急な立て直しに期待したい。
山陽のS級陣はおおむねエンジン良好。ジワジワと調子を上げてきた前田淳。スタート、スピード、雨走路と死角が見当たらない佐々木啓。追い込みタイプの岡部聡。大舞台に強い浜野淳。好スタートからのイン速攻がある西村龍太郎。レース運びが巧い松尾啓史。レース後半の伸びが鋭い角南一如などタレントは豊富だ。
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主な出場予定選手
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岩崎 亮一〔山陽 S-8(25期)〕
佐々木 啓〔山陽 S-12(23期)〕
金子 大輔〔浜松 S-1(29期)〕
中村 雅人〔船橋 S-2(28期)〕
鈴木 圭一郎〔船橋 S-15(32期)〕
浦田 信輔〔飯塚 S-3(23期)〕
佐藤 裕二〔川口 S-17(24期)〕
早川 清太郎〔伊勢崎 S-22(29期)〕