
続いては朝の調教風景。
シンガポールにはトレセンはなく、競馬場で調教しています。
中に入るには、事前の登録とパスポートが必要。公正確保のため、出入り口はしっかりと警備されています。
入り口まで迎えに来てくれた高岡先生が乗っていたのは、ゴルフ場などでよく目にするカート。
厩舎地区ではみんなこのカートで移動していました。
支給されるのかと思いきや、自前だそうです。
ナイターの時とは、雰囲気が全然違いますね。
さすがジャングルを切り開いて造った競馬場だけあって、周りは緑に囲まれているし、中も木々が豊富です。
もともとの地形を活かしながらの造りで、コースの内側はかなり低くなっています。
ナイターの時は気付きませんでしたが、コースを横から見てみると、ゴール板を過ぎてから1コーナーまでは、かなり急な上りになっていました。
ゴールしてからコーナーに入るまでが短いので、自然とペースが落ちるようにという工夫でしょうか。
次の日に控えた『シンガポールダービー』のため、前日のナイターはこんなにも広い部分を仮柵が占めていたんです!
日本ではまずお目にかかれないほどの幅ですね。
芝はこんな感じ。
シンガポールの競馬場は1つですから、馬場の維持というのはとても大変だと思います。
内馬場はニューポリトラックコース、2コーナーから向正面の奥には、直線の往復コースがあります。
こちらは坂路。
2%くらいしか上ってないそうですが...
坂路を上っていると、その脇で芝を育てていました。
どこの国でも、馬場整備は大変であり重要なお仕事ですね。
そして、プールもありました。
みんな、上手に泳いでいましたよ。
調教では、芝コースは特別な場合以外使用出来ないそうですが、ポリコース、往復コース、坂路、プールと、いくつもの選択肢がありました。
診療所もとても充実していて、骨折などの手術はもちろん、開腹手術まで出来るそう。
最先端の医術が競馬場で受けられるというのは、競走馬にとっては素晴らしい環境だと思います。
そして、高岡厩舎。
道営時代からの看板を使っているそうです。
こちらは【エルドラド】!!
やはりGI馬。風格が違います。
耳絞られました...
写真を見てお気づきかと思いますが...馬房がかなりデカイ!
【エルドラド】だけじゃなくって、どの馬房も日本の1,5倍くらいの大きさがあります。
これは広くていいですね。毎日お掃除する厩務員さんは大変だと思いますが...
厩舎には、砂場があったり小鳥がいたり、とてもゆったりとした空気が流れていて、いい雰囲気でした♪
シンガポール競馬の歴史は古く、1842年に現在のターフクラブの前身が出来たと言われています。
最初に出来た競馬場は、現在のリトルインディアのファラー・パーク。
その後、1933年にブキティマに移り、1999年、現在のクランジに場所を移しました。
左回り1周2000メートルの、とても素敵な競馬場です。
ナイター開催だったせいもあって、幻想的な雰囲気でした。
ライトは日本と違って、内側からコースを照らしています。
そのせいか、パッと見は向正面が少し暗く感じるけど、コース自体はとても明るいです。
こちらはパドック。
ホッカイドウ競馬から移籍した、高岡秀行調教師が、レース前にジョッキーと談笑しています。
こちらに移って9年ということで、英語ペラペラでした!!
競走馬たちは南半球産が多いけれど、日本馬の子供たちも走っていましたよ。
【ステイゴールド】【ゼンノロブロイ】【マンハッタンカフェ】【タヤスツヨシ】【メジロライアン】【シンコウキング】【サクラシーキング】などなど...
日本馬の名前を出馬表で見つけるたび、嬉しくなりました。
レースはとにかくジョッキーのレベルが高くて、4コーナー立ち上がりの攻防戦はかなり激しいです。
直線もなかなか隙間が開かないし、追い比べになることが多いしで、大興奮でした。
日本でも騎乗した、グレン・ボス騎手とアラン・ムンロ騎手が滞在していましたよ。
あと、驚いたのが公開後検量。
スタンド前の、みんなの見えるところで後検量をするんです。
こういう姿が間近で見れるのは、公正だしファンにとっても嬉しいことではないでしょうか。
こちらは検量室。
前面ガラスで中がよく見えます。
横にエスカレーターがあって、そこからジョッキールームに下りていく造りになっています。
初日ということもあり、小額勝負でしたが...見事全敗となってしまった私。。
帰りは地下鉄にしました。
競馬場から徒歩1分のところに駅があるし、下りる駅さえわかっていれば、切符購入も簡単です。
シンガポールの地下鉄はとても綺麗だし、全然怖くなかったですよ。
この日は張り切り過ぎて疲れたため、ホテルに戻って即寝しました。
次は、朝の調教編をお届けします!
念願だったシンガポールに行ってきました!!
旅の目的は、『シンガポールダービー』を観戦すること。
その他にも、観光したり美味しいグルメを味わったりと、最高の旅でした♪
では、時間軸にそってご紹介していきます。
到着した日はすでに夜中だったので、おとなしく眠りに着き、動き出したのは金曜日の午前中から。
まずは腹ごしらえ...ということで、ラッフルズホテルの近くにある、チキンライス屋さんへ。
オーダーしたのは、チキンライス、ビーフン、トムヤムクン。
大好きなトムヤムクンは、日本で食べるよりすっぱ辛い感じ。
全体的に味付けは薄めなんだけど、スパイスがしっかり効いててかなり美味しかったです!
金曜日はナイター競馬ということで、午後は観光へGO!!
まずは、昨年オープンしたばかりのマリーナ ベイ サンズへ。
SMAPさんのCMで話題になった場所です♪
屋上の展望台に上がるには、20シンガポールドル(日本円で1200円くらい)。
エレベーターで一気に上まで上がると、絶景が広がっていました。
奥には、宿泊客しか入れないプールがあります。
わかります?プールの向こう側...断崖絶壁ですよ...
下から見るとこんな感じ。
怖そうだけど、いつか入ってみたいな~
そして。
シンガポールといえば...マーライオン!!
みんなから、「ちっちゃいよ」と言われていたので、思ったより小さくないじゃんというのが感想。
でも裏にあった小マーライオンは...
私と同じうらいのサイズで、ホントにちっちゃかった!!!
シンガポールは東洋と西洋の文化がいい感じでミックスしていて、私にはとても心地よい雰囲気でした。
驚いたのは、宗教の自由さ。
キリスト教の教会と、イスラム教のモスクと、ヒンズー教のお寺が、隣同士に並んでいることも珍しくありません。
たくさんの国の人たちを受け入れているシンガポールは、考え方や他文化との接し方が、とても柔軟だと思います。
お店のスタッフも優しいし、英語が上手く話せなくても、嫌な顔されません。
この懐の深さ、視野の広さはぜひ見習いたいです。
夕方からはいよいよ、シンガポールターフクラブ@クランジへ。
正式には、競馬場とは言わないそうです。
施設がコンパクトにまとまっていて動きやすく、とても美しい競馬場でした。
詳しいレポは、其の弐でお届けします!
私が原作を書いている漫画、『優駿の門アスミ』第2巻が発売になりました!
昨年11月に発売された1巻と比べると、それぞれのキャラ立ても終わって、1頭の馬にじっくりとスポットを当てて進んでいます。
実は...
本来は、2巻の真ん中くらいの話からスタートするつもりだったんですが、色々考えたり話し合ったりしているうちに、その前章段階である1巻のお話が出来たんです。
漫画って、小説と違って動きや表情まできっちり決めないといけないし、私服1つにしても、早川さんと2人で雑誌と睨めっこしながら考えました。
当初は台詞を決める時など、「アスミならなんて言うだろう...」とけっこう悩みましたが、やっと私の中でキャラが動き始め、「アスミはこう言う」「真白ならこう言う」という言葉がスンナリと出てくるようになりました。
監修をして下さっている、やまさき拓味先生からも、「キャラが勝手に動き出すから」とアドバイスしてもらってましたが、やっと最近になって、その言葉を実感しています。
今回も、1巻発売時と同じように、漫画の舞台である川崎競馬場でイベントします♪
7月6日川崎競馬場
*6R終了後(17:50~)ウイナーズサークル
『優駿の門アスミvol2』トークショー
出演:早川恵子先生 赤見千尋 MC:町田沙織さん
*7R終了後&8R終了後 パドック横特設ブース
『優駿の門アスミ』1巻&2巻即売サイン会
やまさき拓味先生 早川恵子先生 赤見千尋
お陰さまで、第3版まで重版となった1巻も併せて発売しますので、まだ読んでない方も、ぜひお手にとって見てください。
あと、「もう買った」という方には、漫画本を持ってきていただければ、3人のサインを書かせていただきます。
今回は、早川先生がスペシャルグッズを作ってくれてますので、ぜひぜひ遊びに来て下さい!
当日のメインは『ホクトベガメモリアル スパーキングレディーカップ』。
楽しみな牝馬がいっぱいです!!
6月24日に行われた、『名古屋でら馬スプリント』で、【ラブミーチャン】が逃げ切り勝ち!
昨年5月の『エトワール賞』以来、久しぶりの勝利を挙げました。
レースは勢いよくハナを切ると、道中気持ちよく逃げて、直線は馬なりで突き放すという強い内容。
管理する柳江調教師にお話を伺いました。
:おめでとうございます!強かったですね。
「そうですね。久しぶりに会心のレースが出来て、ホッとしました。これまでの鬱憤が少し晴れた気持ちです。
東海勢の中ではトップクラスのスプリンターだと自負しているし、名古屋の方言「でらうま」が冠名になっているレースですから、勝ちたいと思ってました。
輸送も短かったし、ラブミーチャンにとって一番適した条件だったと思います」
:昨年5月の『エトワール賞』を勝ってから、なかなか勝ち星に繋がらない日々が続きましたが。
「函館で少し体調を崩してしまって、その後は馬主さんの理解もあって北海道で夏休みさせていたんですよ。疲れやストレスがあったのか、蕁麻疹が出たり胃腸が乱れたりしてしまって...。
秋に笠松に戻ってきた時も、まだゲッソリしてました。
少しずつ体調は良くなったけど、今度は自分の脚で蹄をぶつけて、蹄を痛めてしまったんです...。次から次とアクシデントが続きました」
:体調を整えながら仕上げる難しさもあったんじゃないですか?
「そうですね。ひとり悩む日々でした。
これだけの馬ですし、ファンの方も一生懸命応援して下さるので、なんとかいい方向にしたいと考えて来ました。
今回勝つことが出来て、本当にホッとしましたね」
:蹄はもう大丈夫なんですか?
「もうすっかり良くなりました。またぶつけないようにカバーはしてますけど、心配いらないですよ」
:体調もかなり良くなったようですね。
「はい。浦和に行った時も、笠松で馬運車に乗せる時までは良かったんですよ。
でも実際競馬場に着いてみて、当日はパドックでいつも厩務員さんと僕と2人で引くんですけど、少し気になったんですよね」
:どの辺りが気になったんですか?
「どこというかね。足取りが今ひとつ物足りないというか...。毎日朝昼晩とラブミーチャンを見てますから、感覚でわかるんです。
でも、前走の名古屋の時には、不安はなかったですね。濱口騎手に聞いたら、やっぱり浦和の時は返し馬で物足りなかったけど、名古屋は良かったって言ってました。案の定、強いレースを見せてくれましたね」
:そのあたりは輸送もあるんでしょうか?
「そうですねぇ。それもあるのかもしれませんね」
:レース後の様子はいかがですか?
「まだ気分が高揚してますが、ボチボチ本来の歩様になってきて、特に心配はないです」
:今年初めて体系化された[スーパースプリントシリーズ]の『名古屋でら馬スプリント』を勝ちました。この後は?
「次はもちろん、7月21日の船橋『習志野きらっとスプリント』を目指します。[スーパースプリントシリーズの決勝戦ですからね」
:初代チャンピオン目指して、頑張って欲しいです。
「この馬の長所を最大限生かすように調整して行きます。
ただ船橋はちょっと遠いので、そこが不安ですね。まぁ川崎で結果を出してますから、そんなに心配はないのかもしれないけど」
:それでは、意気込みをお願いします!
「この間で、東海のスプリンター代表であることは証明出来ました。次は地方のトップクラスであることを証明したいですね。
馬主さんは、競馬でみんなを元気付けたいと、大きな心を持って取り組みを行っています。【ラブミーチャン】も、元気を伝えるお手伝いが出来たらと思ってます。
まだレースまで日があるのでそうでもないですけど...これが近づいて来ると、だんだんと責任の重さを実感していくんですよ...。
ファンの方々の期待を背負って、無事に送り出せるよう努力します!」
様々なトラブルを乗り越えて、再び輝きを放ちだした【ラブミーチャン】。
次走、全国のスピード自慢の馬たちを相手にどんな戦いを見せてくれるのか...今から楽しみです♪