
中央競馬でもWIN5が発売になって、LOTO系馬券が盛り上がりを見せていますね。
日本で最初にLOTO系馬券を発売したオッズパークでは、競馬だけに留まらず、現在は競輪・オート界にも参入。
4月から発売開始となったオートLOTOを、より楽しく詳しく購入するため、最近ではオートレース場にも出没している私です。
第1弾は、山口県にある山陽オート編をお送りしましたが、第2弾は船橋オート編です!!
南船橋駅から歩いて5分くらいのところにある船橋オート。
船橋競馬場とは反対側の、IKEAがある方です。
船橋競馬場にはしょっちゅう行ってるけど、すぐ近くにあるオートレース場は初体験。
スタンドがいくつもあって、コースを囲んでいるのが印象的でした。
スタンドに近づいていくと、すでにエンジンの爆音が...
コースに出ると、さらに音が高まって、それだけでドキドキしてきます。
やはりというかなんというか...速いですね。
時速150キロの戦いですから、公営競技の中でも段違いのスピードです。
それではオートレーサーズをご紹介していきましょう。
まずは、船橋といえばグランドスラマー・王者永井大介選手。
このブログにも、オートLOTOが始まる時にメッセージを下さいました。
記事はこちら → オートLOTO開始!
この日は最終12Rの選抜予選に登場したので、レースが終わるのを待ち構えていると...
後輩さんの整備を、みんなで手伝っていたのです。
オートは仲間同士のつながりがとても大切...ということは、山陽オートで勉強して来ましたが、自分のレースの後に後輩を手伝う先輩の姿を見て、改めて絆の強さを感じました。
ということで、永井選手のインタビューはまた今度。
愛車のダビド・ビジャをパチリして来ました☆
こちらは、船橋競馬とのコラボTシャツを着ている、高田克重選手。
「今回初めてコラボしたんですけど、もっと前からやってれば良かったですね。
イベントで競馬場へ行ったんですけど、馬を見ていると和むし、かっこいいです。
これで接点も出来たし、知り合いもいるので、今後もどんどん一緒にやりたいです。
とにかく近所なんだしね。
あ、ちなみに僕のおじいちゃん、日本ダービー勝ったんですよ」
へ???
とかなりビックリした私ですが...
なんと高田選手のお祖父さま、第43回日本ダービーを制した【クライムカイザー】の厩務員さんなんですって!
【トウショウボーイ】や【テンポイント】を倒してダービー制覇。今でも伝説のレースですよね。
そんな競馬と深いつながりを持つ高田選手の愛車は『ティコ』。
おうし座なので、おうし座の中にある星の名前を付けたそうです。
なんとロマンティックな名づけ方でしょうか。
丑年でもある高田選手は、牛をモチーフに道具を揃えていました。
塗装代だけで、なんと12万円もするそうです!!
「でも、可愛く仕上げていた方が、自分もバイクを可愛がれるから。頑張ってくれるように、投資は惜しみませんよ」
と言っていました。これぞプロのこだわりですね。
そうそう。いつも不思議に思っていたんですが、右側にだけ付いてる棒状の物はなんなのでしょうか?
「これはね、膝当てですよ。オートは基本的に右側の力で押さえるんです。左足はコーナーのたびに出しちゃうしね。
普通のバイクはタンクを両側から押さえ込むことでコントロールするんだけど、レース用のバイクにはそれがないから、この膝当てを使ってコントロールするんです。
だから、左足より右足の方が、断然太いんですよ」
なるほど~。謎が解けました。
「ちなみにね、左足は軽く出してるように見えるけど、あれもけっこう筋肉が必要なんですよ。学校の頃はなかなか出せなかったから。
鉄のスリッパを履いてるし、とにかく重いの。だから、オートレーサーならではの筋肉が付きましたよ」
競馬には競馬の特殊な体がありますが、レーサーにはレーサーの、独特の体があるんですね。
山陽オートの回で、人見選手が「久しぶりのレースだから筋肉痛になった」と言ったのも、わかるような気がします。
高田選手、ありがとうございました!
14日、岩手競馬が開幕しました!
3月11日に起こった東日本大震災で甚大な被害を受けた岩手県では、当初競馬開催そのものが危ぶまれていました。
開催出来るかわからない状況の中でも、毎朝の調教を続けてきた関係者たち。
関係者だけでなく、たくさんの方々の応援もありました。
その気持ちが報われて、開催が決定。14日に開幕の運びとなったのです。
この3日間の売り上げは、3億1604万円ということで、宮古、釜石、三本木の場外が無いことを考えると、まずまずのスタートを切れた、という見方。
これからがさらなる勝負になって来ますが、まずは開幕出来たことで少しホッとしました。
本当にたくさんの方々の応援があった中、前にもここでご紹介した『岩馬るべ!プロジェクト』の成果を、改めてお伝えします。
岩手競馬から東北を盛り上げよう!という呼びかけで始まったこのプロジェクト。
ブログを見ていただければおわかりいただけると思いますが、たくさんの関係者やマスコミ、ファンの方々の賛同の声で溢れています。
岩馬るべ!ブログ
岩手競馬を応援するための署名活動も行われました。
全国すべての地方競馬場が協力して、本当にたくさんの署名が集まったと聞いています。
地方競馬は、各主催者が地方自治体のためになかなか1つにまとまって行動出来ないのですが...
岩手競馬を応援する気持ちが1つになって形になったことは、とても喜ばしいことだと思います。
全国の関係者やファンの協力のもと、署名活動は終了しましたが、ブログでは応援メッセージなども募集しています。
ブログの他にも、FacebookやTwitterやMixiなどもありますので、よかったらやりやすい形で参加して見て下さいね。
みんなで一緒に、岩馬るべ!!
『福永洋一記念』で高知へ行った時、念願だった黒潮牧場にも行って来ました。
ここは、引退した競走馬たちが余生を過ごす牧場です。
頑張った馬たちが余生を過ごす場所というのは、今の日本にはなかなかありません。
世界を見ても、あまり例がないのではないでしょうか。
山の中の土地を切り開いて作られた牧場は、周りを林に囲まれて、時折風が通り抜け、本当に気持ちよかったです。
1頭ずつ放牧されていましたが、どの馬もストレスフリーでのんびりした表情をしていました。
まずは先日引退したばかりの【アドマイヤスバル】。
新入りですが、かなりマイペースなのか、自分の世界で楽しんでいる様子。
【アドマイヤスバル】の目の前の放牧地で日向ぼっこしていた【イブキラジョウモン】は、【アドマイヤスバル】の行動がとても気になるようで。
時たま、嘶き合っていましたよ。
【イブキラジョウモン】はみんなのボスになろうと頑張っているんだけど、あんまり相手にされてないんだよ~って、場長の濱脇さんが笑ってました。
なんちゃってボスの【イブキラジョウモン】くん。強気な態度がとても愛らしかったです。
普段は大人しいけれど、本当はボス的な存在なのが...【ラガーチャンピオン】です。
彼の一喝で、みんな言うことを聞くんだとか。さすがですね。
【チャンストウライ】は、ひとりのんびりとマイペースに日向ぼっこしてました。
私がちょっかい出しても、全く無視して真剣にお水を飲んでいる図。
【ナムラコクオー】は、とにかく毛づやがピッカピカ!!
引退した競走馬で、ここまでピカピカで身体に張りがある馬を、私は見たことがありません!
種牡馬のような身体つきをしていましたよ。今でもかなり走れるのでは...
この牧場の功労者、【リバーセキトバ】さん。
牧場を初めて紆余曲折あったそうですが、彼が来てから会員も増え、牧場の名前も広まったということです。
【リバーセキトバ】さんも、素晴らしい身体をしていました。
こちらは【エイシンガイモン】。
噛みます!!の看板通り、狙って噛んできます。
隙を突いてほっぺを撫でたら、耳絞って怒ってたけど...斜に構えているところが、また可愛かったです♪
他にもたくさんの馬たちが、本当にのんびりと過ごしていました。
みんなキャラが濃くて、可愛い馬たちばかりでしたよ。
馬たちだけでなく、施設とスタッフさんにも関心しました。
少ない人数で運営していますが、馬房はとても清潔に保たれているし、ご飯も良質なものをたっぷりと食べています。
この牧場を見学している私自身が、とても癒されました。
競走馬の末路は、悲しい運命も多く、考えれば考えるほど辛くなることもありますが...
黒潮牧場という居場所があることで、気持が救われた気がします。
一般の方々の見学も行ってますので、高知に行く機会があれば、HPをチェックして遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
黒潮牧場HP
園田競馬場では、4日5日のGW開催に、チャリティーオークションが行われます!
園田チャリティーオークションについて
私も5日に参戦させていただきます。
私がお預かりした品々も、5日のオークションに出品することになりますので、よろしくお願い致します。
それでは、たくさんの方々のご協力により、集まった品々をご紹介していきましょう。
【やまさき拓味先生提供:優駿の門26巻表紙原画・ボムクレージー】
26巻と共に、世界に1つだけしかない、貴重な原画を提供して下さいました!
【早川恵子先生提供:ニホンカイユーノス&小牧太騎手・書き下ろし】
私が原作をしている、優駿の門・アスミでのパートナー・早川恵子先生が、今回のチャリティーオークションのために書き下ろしてくれました!
優駿の門・アスミ1巻と一緒に出品します。
【国枝栄厩舎提供:アパパネ秋華賞調教ゼッケン・蛯名正義騎手サイン入り】
3冠を達成した秋華賞で着用していた、GI特別調教ゼッケンです!
【国枝厩舎提供:オークスTシャツ&アパパネストラップのセット】
史上初のGIでの同着となった、【アパパネ】と【サンテミリオン】がプリントされたTシャツと、アパパネストラップのセットです!
こちらは2セット提供していただきました。
【小島茂之厩舎提供:クイーンスプマンテ・エリザベス女王杯制覇オリジナルキャップ】
グレードレースを勝った時や記念の勝利を挙げた時、厩舎やジョッキーたちは記念のオリジナルグッズを作ります。
今回はその中から、たくさんのグッズを提供していただきました。
クイーンスプマンテのキャップは、3つも提供していただきましたよ。
【小島茂之厩舎提供:ブラックエンブレム・秋華賞制覇オリジナルバッグ】
こちらは2つ提供していただきました。
【清水英克厩舎提供:ガルボ・シンザン記念制覇オリジナルキャップ】
清水英克厩舎が初の重賞を手にした、記念のキャップです。
【うつみ馬具店提供:ナカヤマフェスタ・宝塚記念制覇オリジナルキャップ】
ナカヤマフェスタ初のGI制覇となった、記念のキャップです。
【うつみ馬具店提供:オリビエ・ぺリエ騎手サイン入りキャップ】
世界をまたに掛けて活躍する、オリビエ・ぺリエ騎手サイン入りキャップ。
水色と紺の2色を提供していただきました。
【松岡正海騎手提供:400勝達成記念オリジナルジャンパー・サイン入り】
400勝達成時に作ったオリジナルジャンパーで、背中には松岡騎手のロゴマークと、重賞勝ち馬たちの名前がすべて刺繍されています。
もうすぐ500勝達成ですから、次はどんなグッズを作るのか楽しみですね。
【2008年園田JBCジャンパー・松岡騎手サイン入り】
2008年のJBCスプリント、バンブーエールで制した松岡騎手のサイン入りです。
【後藤浩輝騎手提供:サイン入りステッキ】
サイン+ごってぃーです。と書いてあります。
【田中勝春騎手提供:サイン入りゴーグル】
黒のゴーグルにサインを入れていただきました!
【内田博幸騎手提供:サイン入りゴーグル】
こちらは透明のゴーグルにサインを入れていただきました!
【柴山雄一騎手提供:サイン入りゴーグル】
こちらは、調教時にずっと使用していたものを提供していただきました。
【赤見千尋提供:サイン入りステッキ】
デビューした頃によく使用していた、お気に入りのステッキです。
以上が私がお預かりした品々で、5日に出品するものです。
4日には、園田関連のお宝グッズが出品されるということですので、お近くの方は、4日5日共に園田競馬場へいらして下さいね。
続いてインタビューしたのは、優勝戦にも出場した松尾啓史(マツオ ヒロフミ)選手。
:松尾選手は、どうしてオートレーサーになったんですか?
「親がバイクとかオートレースが大好きで、子供の頃から見に行ってたんですよ。それで、かっこいいなと思ってて」
:実際レーサーになってみてどうですか?
「お客で見ていた印象より、ずっと難しかったですね。普通のバイクと全然違うから。
ブレーキはないし、ギアもローとトップの2つだけ。
学校の時、最初は怖かったですよ」
:バイクを近くで見ると、本当に必要なものしか着いてないって感じですもんね。
「普通のバイクと比べたら、かなり軽いです。だから加速力がすごいしね」
:松尾選手の、レーサーとしての持ち味は?
「スタートがあんまり良くないので(苦笑)...、追い込みですね。あきらめないところと、後ろからさばいて行くところかな」
:なるほど~。
あの、専門誌によく出て来る『ドドドが来る』ってどういうことですか?
「バイクに乗ってて、まさにドドドって感じでバイクが暴れるんです。そうなったらもうバイクを抑えることに必死で、他の選手を抜いたりする余裕はなくなるんですよ。
はっきりした原因はわかってないんですけど、タイヤやエンジンやネジなど、色んな要素があると思います。
レースのバイクは、さっきも言ったように最小限の必要なものしかないので、ショックを吸収するところがないんですよ。
それで、最大限のスピードを出すわけだから、本当に小さなことで『ドドドが来る』んです。
僕はドドド持ちなんで、常に考えてますよ」
:ドドド持ち?!そういう表現するんですね。勉強になりました!
それでは、開催休止中に募金活動を行っていましたが、その時の印象を教えて下さい。
「ファンの皆さんと直接触れ合うことが出来て、すごく良かったです。思った以上に皆さんが温かくて...。これからも、どんどん行っていきたいですね」
とても温かい眼差しで、穏やかに話す姿が印象的でした。
募金活動の時にも、レース中に着用する重い防具をずっと着けて、街頭に立ったそうです。
その人柄から、地元ファンの人気が高いというのも納得です。
続いては、若手の中野政則(ナカノ マサノリ)選手。
:バイクのフレームが、4月1日からすべて統一になったそうですね。
「そうなんですよ。今までは3種類あったんですけど、1つになりました。
エンジンもみんな一緒ですけど、整備で全然違って来ますからね」
:そんなに違うんですか?
「違いますよ。変えていいところと、変えちゃいけないところがありますけど。
あと、検査員立会いのもとじゃないと、開けちゃいけない部分があるんですよ。一人では封印を解いちゃいけないんです」
:自分のバイクなのに、かなり制約があるんですね。
あと気になってたのがバイクの名前なんですけど、皆さんどういう感じで付けてるんですか?
「それはもうまちまちですね。7文字以内で、常識的な範囲だったらなんでもいいんです」
:なるほど。
今回はかなり開催が開いてましたが、その間はどんなお気持ちでしたか?
「初めて経験する大災害で、一概には言えないんですけど...。開催がないと、もっとダメになってしまうと思いました。
僕たちに出来ることは募金活動だったから、そういうことはやりましたけど、やっぱり開催して頑張って、僕たち自身も支援金を捻出しないと。
いつ始まるかもわからなかったし、オートの場合練習も出来ないから、自己管理だけしっかりやる...という毎日でした」
:ファンの方の反応はどうでしたか?
「もう本当に温かかったですね。すごく良くして下さって。
もっとそういうふれあいの場みたいなものがあってもいいと思いました」
レース場からバイクを外に出せないため、普段練習が出来ないというオートレース。
開催がないということは、レースが出来ないのはもちろんですが、バイクに触れる機会もなくなる、ということですから、選手の皆さんはとても不安な日々だったんだと、改めて感じました。
続いては、角南一如(スナミ カズユキ)選手に道具を見せていただきました。
こちらがオリジナルの勝負服です!
上半身はこの上に防具や枠服を着ますが、皆さんそれぞれのデザインで、言葉やロゴなどが刺繍されていました。
ちなみに、バイクも入れて、道具はすべて自前なんだそうです。
1つ1つのものが、かなり高価なようでした。
こちらはブーツ↓
左足のみ、鉄が着いてます。
持たせていただいたんですが、これがかなりの重さ!
コーナーコーナーで足を下ろして、ピットと擦れて火花を散らしていますから、けっこう削れて鋭くなっている部分もありました。
これを装着して歩くと、すごく大きな足音がします。
各ロッカーから、レースに向けて集合するわけですが、一人一人、鉄の足音を響かせながらやってくる姿は、とても勇ましかったです。
こちらは、優勝戦に向かう、我らが伊勢崎の大スター・高橋貢(タカハシ ミツグ)選手↓
勝負服・防具・ヘルメットと、すべて赤で統一!
シャー様みたいで、めちゃくちゃかっこよかったです。
そして、レース前は穏やかな表情でリラックスしていた、船橋の池田政和(イケダ マサカズ)選手も...
レースに向かう姿は、キリリと表情が引き締まり、戦闘モードに入ってました!
優勝戦前には、必ず集合写真を撮るそうで、時間になると、自然とみなさん並んでスタンバイ。
レースを目前に控えて、緊張感漂う中での撮影でした。
そして、見事優勝を果たした人見剛志(ヒトミ タケシ)選手。
集合写真では、白の枠服に身を包んでいますが、表彰式に登場した時には、ピンクのオリジナル勝負服姿でした!
レースに関してのレポは、山陽オート&佐賀競馬の旅(1日目)に書きましたので、ここでは番外編をお送りします。
:レースを終えて、どんなお気持ちですか?
「すごく体が痛いです」
:え?どうしてですか?
「筋肉痛ですよ。久しぶりにレースしたから、メチャクチャ筋肉痛です」
:えええ?レースすると筋肉痛になるんですか?
「そうですよ。見た目では楽そうに乗ってるかもしれないけど、けっこう体使うんですよ。
あ、ちなみに筋肉痛なの、俺だけじゃないから。絶対他の人もなってるから、そこはちゃんと書いといてね」
完全優勝を果たした人見選手でしたが...、最後にお茶目な一面も見せてくれました。
オートレーサーの皆さん、ご協力ありがとうございました!