今回は船橋所属の選手を中心にご紹介していきます。
まずは、武藤博臣選手(30歳)。
あまり体育会系っぽくない独特の雰囲気で、レーサーの中でも個性的なオーラを放っている武藤選手。
リクエストに応えて、お茶目な顔を見せてくれました☆
:武藤選手は、どうしてレーサーになったんですか?
「家が近かったから。よく見に行ってたんですよ」
:実際選手になってみてどうですか?
「まぁ、夢は夢のままのがいいのかな、なんてね。
レーサーは個人商売に見えて、人間関係がとても大切ですから。
でも、とにかくやりがいはありますよ」
武藤選手の愛車は『バルデラマ』。
サッカーの元コロンビア代表、カルロス・バルデラマから名づけたそう。
なぜそうしたかというと...
昔髪型がそっくりだったから、という理由です。
写真手前の一番左が武藤選手。
確かに。金髪アフロヘアーが似てますね。
オートレーサーは、バイクからツナギまでほぼすべて自前ということで、具体的なお値段をお聞きしてみました。
まずはフレームが25万円、エンジンが85万円、ペイント代12万円、タイヤ1本7~8千円、メット4万円、こちらもペイント代12万円、ツナギ&防具30万円...
タイヤはかなりの消耗品ですから、ものすごい数を買っているし、メットは1回落車したら取り替えないといけないそう。
エンジンの替えの部品や、整備用工具などなど...
競馬と違って、選手は賞金100%ですが、かなり費用が掛かるんですね。
それにしても...
こんなにハンドルが曲がっているなんて!!
何度見ても驚きです。
こちらはベテラン、岩田行雄選手(54歳)。
レーサーは年齢層がかなり幅広く、60代の方もちらほら。
みなさん、長年活躍していらっしゃいます。
:岩田選手は、なぜレーサーになったんですか?
「俺はね、高収入に憧れたの。人生って面白いね、たまたまオートレーサーだったけど、後で考えたら競輪もあったかなと」
:デビューした頃のこと、覚えてます?
「う~ん、30年も前のことだからね。
ま、この仕事始めて思ったことは、自分には合ってるってことかな。
若い時は血の気が多かったし、勝ったら嬉しいじゃない。勝ち負けで決まるっていうのが、自分に合ってたね」
:どんな信念で進んで来たんですか?
「そうだねぇ。これまで1000勝100Vは達成したけど、そこで終わりじゃないから。まだまだ若い者には負けないよ。
勝てばいい世界だし、相手もいることだし、厳しい世界ではあるけれど、経験がスキルになるから。
エンジンは基本みんな一緒だけど、1/1000単位で計れば重さや長さなんかも微妙に違うんだよね。
積み木みたいに、その数字を組み合わせるの。自分の中で、今エンジンがどういう状態か頭の中に入ってないと、計算出来ないから。次に繋がっていかないの。
エンジンは消耗品だから、回せば金属が触れ合って、少しずつ隙間が出来ていく。それを、数ある部品の中からぴったりくるのを探すわけ。
岩田流整備は時間もかかるけど、丁寧に部品を計ることが大事なの」
なるほど。1/1000単位なんて...数字に弱い私としては、頭がクラクラしてきます。
エンジンて、そんなに違うのかな~という疑問を持っていたんですが、岩田選手のお話で、そりゃ違うわ!ってことがよくわかりました。
続いては...
エヴァンゲリオンファンのみなさん、お待たせいたしました!
なんと、所号機の登場です!!
ド~ン!
ドド~ン!!
ドドド~ン!!!
細野俊介選手@飯塚の愛車、その名も『ショゴウキ』です。
ツナギだって~
メットだって~
着ているTシャツだって、エヴァ仕様の細野選手。
「なかなか暴走モードが来ないショゴウキなんだよね...」
と言っていたけれど、かなりお気に入りの様子でした!
そして~
ワンピースファンのみなさん、お待たせいたしました!
チョッパーの登場です。
小林悠樹選手(30歳)。
なんと、私と地元がメチャクチャ近かったんです。うちの蕎麦屋さんのことも知っててくれました!
ちょっぴりシャイな小林選手。
勝手に強く親近感を抱いたので、これから応援しますっ!!