昨日行われた『東京大賞典』、ホッコータルマエが2年連続の勝利を収めました!!
前日から降り続く雨の影響で重馬場でのスタートとなりましたが、好位から直線力強く伸びて、王道の競馬での勝利。
今年の秋は、さらに強さが増した印象です。
幸英明騎手
「素直に嬉しいですね。
いつも通りスタートも良かったし、他がいかないなら逃げてもいいと考えていました。コパノリッキーが行ったので、控えるレースになりましたが、本当に強かったです。
前走で勝って、さらに調子も良くなってると感じていたのですが、その通りの強い競馬でした。
これから負けられないレースが続きますが、今日はタルマエと一緒に一年の最高の締め括りが出来たので、また一緒に出来るだけ多くGIを勝ちたいと思ってます」
西浦勝一調教師
「勝ててホッとしています。
前走後の回復も早く、いい調整が出来ました。
今日は最高のレースをしてくれましたね。この馬のレースに対する前向きな気持ちが出ていました。
去年のJCDでは、先頭に立ってからソラを使っていましたが、今日はそういうところもなく、最後まで一生懸命に走ってくれました。
この秋は、今までのレースからさらに成長してくれましたね。今年最高の形で締めくくることが出来ました。
来年は最大目標としてドバイを目指しています。次走は今年と同じく川崎記念の予定です」
2着は逃げて粘ったコパノリッキー。
前走はスタートかららしさが見られず大敗しましたが、しっかりと巻き返してくれました。
田邊裕信騎手
「今日は自分のレースをすることが出来ました。
2着だったので全然ダメっていうことはないですけど、距離とか右回りということもあるのかもしれないです。この馬の最高のレースというわけではなかったですね。
落ち着いていて状態も良かったですし、二の脚も速くていいペースで行けたんですけど。
ホッコータルマエは強かったです」
3着は船橋のサミットストーン。
好位から渋太く伸びて、GIでも通用する力を見せてくれました。
石崎駿騎手
「このメンバーでこのレースが出来れば上等でしょう。
理想の位置から進められたし、本当によく頑張ってくれました」
矢野義幸調教師
「頑張ってくれましたね。今後の課題は、勝負所でちょっと置いて行かれるところ。その部分が成長したら、GI制覇も遠くないと思っています。
次走は川崎記念の予定です。来年も南関東を盛り上げていきたいですね」
そして4着に追い込んで来たのが、東京ダービー馬ハッピースプリント。
後方からのレースとなりましたが、本当によく伸びてくれました。
吉原寛人騎手
「道中は砂を被って怯むところもありましたが、しっかりと我慢してくれました。直線はよく伸びてくれたし、収穫の多いレースでした。
本格化まではまだ時間がかかると思います。来年さらに楽しみです」
今年の秋は、本当に南関東の馬たちの活躍が目立ちましたね。
それぞれが次に繋がるレースを見せてくれて、また来年の楽しみが増えました!
さてさて、更新が遅くなってしまいましたが、先週木曜日に行われた『ゴールデンジョッキーカップ』の模様をお伝えします。
まずは第1戦。
1番人気ブロンズテーラー騎乗の村上騎手がハナを奪うと、よどみの長い流れで軽快な逃げ。
3,4コーナーも持ったままで、直線追い出すと後続を7馬身も突き放しました!!
村上忍騎手
「スタートでちょっと滑ったけれど、ハナに行ってからはもうすごい手応えで。
ここでは力が全然違いましたね。いい馬に乗せていただいて、ラッキーでした」
大混戦となった2着争いは、直線で豪快に伸びた山口勲騎手、3着は好位から粘った向山牧騎手となりました。
~第8R上位結果~
1着村上 忍騎手
2着山口 勲騎手
3着向山 牧騎手
4着岩田康誠騎手
5着戸崎圭太騎手
第9レースは、8番人気オシャレレディに騎乗した赤岡騎手が、積極的に押してハナへ。
道中は落ち着いたペースで、ゆったりと流れて行きました。
直線は激しい叩き合いになり、逃げる赤岡騎手を、外から内田騎手と戸崎騎手が捉えに掛かります。
3頭が並んだところがゴール!1着は、ハナ差で赤岡騎手が粘り込みました。
赤岡修次騎手
「ここで行かなきゃ僕じゃない!と思って行きました。
道中もいいペースになってくれたし、最後まで馬がよく粘ってくれましたね」
8番人気を見事1着に導いた赤岡騎手☆
逃げの赤岡は今回も健在でした!
さらに、引き上げて来た赤岡騎手を嬉しそうに出迎えたのが...この方!!
今年再デビューを果たした、宮下康一騎手。
オシャレレディの攻め馬を担当しているそうです。
「調教を付けていて、具合はいいなと思っていました。
最後の直線は、何とか粘ってくれ!!と思いながら応援してましたけど、ゴールした瞬間は鳥肌が立ちました」
と、愛馬の勝利をとても喜んでいました。
今年の秋、11年ぶりの現役復帰を果たした宮下騎手。
当面の目標は、引退した偉大な妹・宮下瞳元騎手の626勝を挙げていますが、再デビューしてから9勝を挙げ、現在443勝。
激戦区の兵庫で、さらなる活躍が期待出来そうですね!
~第9R上位結果~
1位赤岡修次騎手
2位戸崎圭太騎手
3位内田博幸騎手
4位岡部 誠騎手
5位向山 牧騎手
そして迎えた最終戦、ここは内から気合を付けて、1番人気エーシンオマーンの的場文男騎手がハナを奪います。
ペースがガクッと落ちて、かなりのスローペースに。
勝負所で後ろを突き放すと、そのまま押し切って1着でゴール。2着は一度下がりながらも、最後盛り返した岩田騎手、3着は積極的に動いた山口騎手となりました。
エーシンオマーンを管理する平松調教師は、この日レジェンドジョッキーとして誘導馬に騎乗。
勝負服のままで口取り写真に納まると、的場騎手から「先生、カッコいいですね!」と声を掛けられて照れていました☆
~第10R上位結果~
1着的場文男騎手
2着岩田康誠騎手
3着山口 勲騎手
4着木村 健騎手
5着戸崎圭太騎手
ということで、総合優勝は安定した成績を挙げた山口勲騎手、同ポイントで惜しくも第2位となったのが戸崎圭太騎手、3位は最終戦で巻き返した的場文男騎手となりました。
12月11日、恒例の『ゴールデンジョッキーカップ』が行われました!
今年も中央地方から超豪華メンバーが集まったわけですが。
このゴールデンジョッキーたちよりも、パドックや馬場入場時に声援が飛んだのが、元ゴールデンジョッキーの方々!
まず、第1戦の8レースに登場したのが、平松調教師。
平松徳彦調教師(51歳)
騎手時代の通算成績:2,578勝
平松調教師は、騎手引退から約10年。勝負服はかなりキレイなものが取ってあったんですね。
恥ずかしそうにしながらも、誘導が終わったあとには、「レース乗りたい!」と仰ってました。
第2戦の9レースに登場したのは、寺嶋調教師。
寺嶋正勝調教師(61歳)
騎手時代の通算成績:2,457勝
一瞬、「下原騎手の勝負服?」と思いきや、模様はのこぎりということで、ひし形の下原騎手とは微妙に違うそうです。
今回の誘導馬騎乗にあたって、勝負服を探したそうですよ。
第3戦に登場したのは、田中調教師!
田中道夫調教師(62歳)
騎手時代の通算成績:3,164勝
こちらは明らかに田中学騎手の勝負服ですね!
息子・学騎手
道夫調教師が騎手を引退した時に、学騎手が継いだ勝負服ということですから、それをもう一度お父様が着る、というのも素敵な絆ですね☆
3人とも、かなり照れた様子でしたが...
やはり、勝負服を着て馬に乗ると、騎手としての闘争本能が刺激されたようで、「また乗りたいなぁ」と、口を揃えていらっしゃいました。
この方々がいたからこそ、園田でゴールデンジョッキーカップが根付いたわけですから、本当に偉大な存在です。
ファンからものすごい声援が飛んで、根強い人気を見せてくれたお3方でした☆
東京競馬場で行われた、今年のWSJS。
地方代表の赤岡修次騎手は、2着13着12着4着という成績で、総合6位となりました。
表彰台は逃しましたが、赤岡騎手らしい積極的なレースを見せてくれて、その存在感を存分に示しました!
「1つ勝ちたかったですね。6位というのは...ちょっと中途半端かな(笑)。
たくさんの方に応援していただいて、とても励みになりました。今回またいい経験をさせていただいて、とても勉強になりましたね。また絶対ここに来たいです!」
地方の騎手にとって、WSJSに出場するためには、まずは自分の地元でリーディングを獲り、全国のリーディングジョッキーたちとスーパージョッキーズシリーズを戦って、たった1つの切符を掴み獲らなければなりません。
赤岡騎手は、7年ぶりにその栄冠を手にして、WSJS参戦を果たしました。
「7年前に来た時は、僕のことを誰も知らなくて、ちょっと居ずらいというか、すごく憂鬱でした(笑)。でも今回は、たくさんの方に声を掛けていただきましたし、騎手の方にもよくしていただいて。この7年で、高知競馬の知名度が上がったのかなと思います。これからも、自分自身が頑張るのはもちろん、高知競馬を応援してもらえるように頑張りたいです!」
東京競馬場には、赤岡応援団の姿がたくさんありました!
中でも、高知競馬の仲間たち、ジョッキーたちの姿は励みになったのではないでしょうか。
高知競馬を背負い、地方を代表して戦った赤岡騎手に、拍手を送りたいです☆
2日間、お疲れ様でした!
今後の活躍も楽しみにしています。
待ちに待ったワールドスーパージョッキーズシリーズ!!
今年の地方枠は、スーパージョッキーズシリーズを勝ち抜いた、高知の赤岡修次騎手が参戦です。
初日2戦を終え、赤岡騎手は2着13着という成績で5位タイに付けました。
1日終えての印象をお聞きしました!
「最初はかなり緊張してましたけど、WSJSの第1戦目で2着に来れたので、気持ちが楽になりました。このレースはとにかく見せ場を作りたいと思って、思い切って逃げました。
直線はかなり長く感じましたけど、本当によく粘ってくれましたね。
第2戦目は、後悔が残るレースをしてしまいました。せっかくゲートを上手に出てくれたので、もっと積極的に行けば良かった。
今日1日を終えて、またいろいろ勉強になりましたね。
明日は選定でAとBの馬なので、今日の経験を活かして頑張ります。
とにかく明日は、表彰台を目指します!」
ということでした!
初戦の第1戦で、逃げ粘って2着と、いきなり魅せてくれた赤岡騎手。
今年はかなり上位接戦のポイントとなっていますので、明日の戦いぶりが本当に楽しみですね♪