今週の火曜日に行われた、第13回『佐々木竹見カップ』。
今年も超豪華メンバーが集結しました!
出場騎手(14名)
【JRA選定騎手】
・岩田康誠騎手
・戸崎圭太騎手
【前年度優勝騎手(優先枠)】
・繁田健一騎手(浦和)
【地方競馬選定騎手(全国枠)】
・村上 忍騎手(川崎)
・森 泰斗騎手(船橋)
・岡部 誠騎手(愛知)
・田中 学騎手(兵庫)
・赤岡修次騎手(高知)
・山口 勲騎手(佐賀)
【地方競馬選定騎手(南関東枠)】
・内田利雄騎手(浦和)
・左海誠二騎手(船橋)
・御神本訓史騎手(大井)
・山崎誠士騎手(川崎)
【主催者管理者の推薦する騎手】
・永森大智騎手(高知)
誘導馬は恒例の竹見さんコスプレで登場♪
安定の可愛さです!!
レースは地元・川崎の山崎誠士騎手が、初戦1着2戦目3着で文句なしの優勝☆
山崎誠士騎手
「2度目の優勝で、素直に嬉しいです!
初戦は外々を回ってしまって、スムーズではなかった中で、馬の能力で勝つことができました。馬に感謝していますし、勝ててホッとしました。
2戦目は気持ちが楽になりましたね。今回はくじ運が良かったです」
2位は人気薄の馬を連続2着に持って来た、大井の御神本訓史騎手。
「2位ということで結果は悔しいですけど、人気よりも着順が上に来られて、馬が頑張ってくれたことに感謝しています。
まだまだ頑張らないといけないですし、今年はリーディングも意識しています」
3位は2戦目を内から差し切った、佐賀の山口勲騎手。
意外にも、竹見カップでは初の表彰台となりました。
「いや~追いました。ズブいとは聞いてましたけど、力は残っているのに遊んでしまって...。思いっきり追いましたよ(笑)。勝てて良かったです。
初めて表彰台に立てて、すごく嬉しいですね。また頑張ります!」
惜しくも4位だったのは、昨年の全国リーディングである、兵庫の田中学騎手。
「4位かぁ...。悔しいけど、楽しかったですね。
こういうジョッキーレースというのは、毎回いろんな人と出会って、いろんな話が出来るので、本当に楽しいです。
あちこち呼んでもらっているので、今年も引き続き頑張ります!」
そして、竹見カップ初参戦だった高知の永森大智騎手。
「何も出来ませんでした...。初戦では人間が冷静じゃなくて、いつものようなレースが出来なくて。左回りということもありますし、この豪華メンバーの中で戦うっていうのも大きかったです。
今回は残念な結果になってしまい、申し訳ないのですが。いい経験をさせていただいたし、もっともっと頑張らなければいけないと痛感しました!」
そしてこちらは大ベテランの、Mr.ピンクさん☆
2戦ともにスッと前に行って、直線まで粘る積極的なレースを見せてくれました。
「レースはどの馬にもチャンスがあるし、やっぱり少しでも見せ場が作りたいですからね。長く映ってたでしょ?」
それぞれのジョッキー哲学で、それぞれの騎乗を見せてくれた騎手のみなさん、
本当にお疲れ様でした!
鉄人・佐々木竹見騎手のように、これからも長く活躍してくれることを願っています☆
昨日に引き続き、佐賀競馬情報をお伝えします!
まずは、今後佐賀の顔に成長してくれそうな、ユズチャンの話題から。
管理する東眞市調教師。
「ユズチャンはここまで4戦3勝、前走の『花吹雪賞』も強かったし、本当に頑張ってくれてますよね。
ただねぇ、今はまだ成長段階で、脚元に不安な部分があるので、そこまで強い調教はしていないんですよ。追い切りもびっしりかけられないしね。
そんな中でここまで走ってくれているので、本当にすごい馬だし、体がしっかりしてきちんと調教出来るようになったら、もっともっと上を目指せると思います。
素直な性格で、ご飯もしっかりと食べてくれる、とても真面目な馬なんです。
成長を見ながらですが、今後はグランダム路線を進みたいですね。
まずは、名古屋の『若草賞』(3/24)を目指します」
ということでした!
名前も顔も可愛いユズチャン。全国的な活躍が期待出来そうですね♪
さらに東厩舎は、この日行われた重賞『鶴見岳賞』をプルーフポジティブが圧勝!
転厩初戦でしたが、力の違いを見せつけました。
この後は『佐賀記念』を目指すそうなので、今年も東厩舎から目が離せません☆
続いては、長らく佐賀のナンバー3として活躍して来た倉富隆一郎騎手。
昨年は第8位と大きく順位を落としましたが、これは大ケガで4か月の戦線離脱があったから。
「ケガはもうバッチリです!去年は4か月も休むことになって、落ち込んでた時もありましたけど...。今年は絶対に巻き返したいです!!
僕の周りは、今ものすごく活躍している人ばっかりで。同期の(戸崎)圭太はJRAの全国リーディングだし、森(泰斗)は南関東リーディングでしょう。所属厩舎の川田先生の息子の(川田)将雅も頑張ってるし。負けてられないですよ」
佐賀には、Mr.ほとんどパーフェクトと、キングシャークという超強力二枚看板がいますが、倉富騎手はじめ下の世代も頑張っていますので、今年はベテランを脅かし、さらに佐賀競馬を盛り上げて欲しいです♪
昨日は佐賀競馬場に行って来ました♪
まずは昨年53勝を挙げ、NARグランプリ2014優秀女性騎手賞に輝いた、岩永千明騎手。
この日も第4レースをハコイリムスメで勝利!今年も引き続き絶好調です。
「今年に入ってから2着が多かったんですけど...。
さっきのハコイリムスメのレースは、いい感じでハマりましたね。
調教から乗せてもらっていて、連闘が続いていたんですけど、本当によく頑張ってくれました。
去年は大きな1年になったというか、いろいろなことがありました。
荒尾から一緒に移籍して来た幣旗先生が辞めた時には、自分自身も辞めることを考えましたけど、山下先生に拾っていただいて、指導してもらって来たことが、少しは形になったのかなと思います。
海外にも、イギリスとUAEと2回行かせていただいて、本当に勉強になりました。
去年は、区切りの300勝、年間50勝、優秀女性騎手賞を獲るという3つを目標にしていたんですけど、お蔭様で全部達成することが出来ました。
今年は、2年連続で目標達成出来るように頑張ります!」
続いては、この日2勝を挙げた山下裕貴騎手。
「今年はここまで5勝させてもらって、いいリズムで来れてると思います。
デビューした頃は全然勝てなくて、悩んだ時期もあったんですけど、3年目にボーンと勝たせてもらって、リーディング5位くらいまで上がって。
今、そこから成績が落ちているので、なんとかしないとと思っています。
新人の頃よりは、馬を動かせるようになったかなという部分はありますが、まだまだ上の人たちとは差があり過ぎて...。
山口さんとか、鮫島さんとか、やっぱりすごいですよね。
山口さんから、『次はお前らがどんどん伸びてこないと』って言われているので、もっと努力して上の人たちとの差を詰めたいです!」
続いては、今年絶好調の川島拓騎手。
昨年は37勝でしたが、今年はすでに7勝を挙げています!
「今年はここまですごく順調ですね。
いつも所属の土井先生にいろいろアドバイスをいただいているんですけど、それが少しは身についてきたのかなと。
ゲート、位置取り、追い込みとか、1つ1つのことを丁寧に乗れているんだと思うんです。余裕が出たとまでは言えないですけど、落ち着いて冷静でいられるようになったのかもしれません。
今日勝ったトーホウジュリアはこれで2連勝なんですけど、まだまだ上に行けると思います。
今年は波に乗って、もっと上に行きたいと思っていますので、応援よろしくお願いします!」
岩手のシーズンが終わり、昨年春にデビューを飾った鈴木麻優騎手にインタビュー☆
ここまで12勝を挙げ、今年に入ってからは特別戦を勝つなど、ファーストシーズンをいいリズムで締め括りました。
赤見:まずは、特別戦の『初夢賞』制覇、おめでとうございます!
鈴木:ありがとうございます。自分でもびっくりしました(笑)。
ヤマニンネレイスに乗せていただいたのは、9月以来2回目だったんですけど、最初に乗った時には思いっきり引っかけられちゃって...。
ゲートがうるさい馬なんですけど、ゲートの中でチャカチャカして、あおって出てしまったので出遅れたんですけど、そこから引っ掛かって、後ろの方から先頭まで行ってしまって。
初めての騎乗で緊張もしてしまったし、とにかくチグハグなレースになってしまい、とても反省しました。
今回は2回目で、厩務員さんがゲートの後ろでしっかりと尾持ちをしてくれたんです。「大丈夫だから」って言ってもらって、その言葉を信じてゲートの中ではなるべく扶助は使わず、手綱も緩めて馬がリラックスするよう心掛けました。そのお蔭でいいスタートが切れて、ハナに行くことが出来たんです。
赤見:リズムよく逃げる形になりましたが、勝負所の3、4コーナーで、外から高松騎手騎乗の1番人気エントラールが体を併せて来ましたね。
鈴木:高松さんの馬は連勝しているし、強いのはわかっていました。でも、わたしはまだ追っていない状態で手綱を持っていられたし、手応えがすごく良かったんです。だから、早仕掛けにならないよう、心の中で「まだ絶対(手綱を)離さないぞ」と思いながら直線を迎えました。
赤見:直線を向いた時には、一瞬抜かれたようにも見えましたけど。
鈴木:本当に手応えが良かったので、焦りはなかったです。すごく冷静に乗ることが出来ました。追い出したらもう一度伸びてくれて、いい脚を使ってくれたんですけど、それでも高松さんが視界に入りかけていたので必死でした。
赤見:特別戦を勝ったというのは、大きかったんじゃないですか?
鈴木:大きいですね。すごく嬉しかったです。特に、一度失敗した馬をまた乗せていただいたことに感謝していますし、厩務員さんと馬自身に助けていただいて、勝つことが出来ました。
特別戦ということで注目度もありましたし、来シーズンに向けていい形で締めくくれたのかなと思います。
赤見:デビューシーズンを終えて、今の気持ちはいかがですか?
鈴木:デビュー前から、甘くないだろうなと思っていました。最初の頃は1日1頭騎乗があるかないかでしたから、相当厳しいだろうなと。でも少しずつ周りの方に乗せていただけるようになって、今は1日5~6頭乗せてもらえるようになりました。最初に思っていたよりは、順調に来れてると思います。
ただ、たくさん乗せていただいている中で、思うようなレースはそんなになくて。まだまだ課題は多いですね。
赤見:オフシーズンは、どんな風に過ごす予定ですか?
鈴木:遠野の『馬の里』で働きます。あと、1月29日に名古屋で招待競走(レディース&ヤングジョッキーズ2015)があるのですごく楽しみですね。
赤見:では、今後の目標をお願いします。
鈴木:来シーズンは20勝を目指します!これからも努力して頑張りますので、応援よろしくお願いします。
2014年の全国リーディングは、276勝を挙げた兵庫の田中学騎手でした!
第2位の木村健騎手と、31日まで壮絶なリーディング争いを繰り広げ、終わってみれば2勝差のリーディング奪取☆
戦っている方々は相当なプレッシャーだったと思いますが、、、
見ている方はかなり楽しませて頂きました!
兵庫は、小牧太騎手、岩田康誠騎手の二枚看板を輩出し、昔から全国的に見てもジョッキー激戦区でした。
現在は、田中騎手、木村騎手に加えて、55歳の川原正一騎手が全国第3位と、三つ巴の戦国時代に突入しています。
そんな激戦区の兵庫で、日々奮闘している若武者たちを直撃しました!
まずは、2014年一番ブレイクしたと言っても過言ではないのが、イケメンの呼び声高い杉浦健太騎手。
公私ともに絶好調の杉浦騎手☆
2010年にデビューした年は21勝といきなり活躍!
2年目3年目は、15勝19勝と少し勝ち星が下がりましたが、4年目の2013年に39勝を挙げると、昨年大ブレイクの62勝!!
一気にリーディング8位まで上がって来ました。
「自分自身では特に変わったところはないんですけど、たくさんの乗り鞍に恵まれて、いっぱいチャンスをもらえるようになったことが大きいと思います。回数を乗ることで、レース中でも冷静でいられるようになったのかなと。
上の人たちがすごいからって、下も負けてるわけにはいきませんから。毎年、同期の田野(豊三騎手)には負けたくないと思っていて、向うも同じ気持ちだと思います。いいライバル関係なので、2人で上がって行きたいですね。
2015年の目標は、まずはベスト5に入ること!
若手のトップである、大山(真吾)騎手や吉村(智洋)騎手を超えたいです。
それに...
来年早々に結婚が決まっているので(照)、もっともっと頑張らなければという気持ちもあります。
上に負けないよう努力して、新たな杉浦をお見せできるよう頑張ります!!」
という宣言通り、今年最初の園田の重賞『新春賞』では、5番人気のニシノイーグルに騎乗し、あわやの2着に突っ込んで来ました。
今年はさらなる飛躍が期待出来そうですね!
続いては、杉浦騎手に「超えます」宣言をされた大山真吾騎手と、デビュー当時から大きな注目を集めている、鴨宮祥行騎手。
左から、鴨宮騎手と大山騎手☆
昨年の大山騎手は、82勝を挙げて、リーディング第6位でした。
「2013年が悪すぎたので、まぁまぁかなとは思いますけど。これだけ乗せてもらっているのに、もっと勝たなきゃいけないという気持ちの方が大きいです。
100勝出来るかなと思ったんですけど...、今年は絶対に100勝したいですね。
あと僕デビュー11年なので、もう若手ではないです!!!」
...失礼いたしました。
現在911勝ですから、今年は1000勝の大台達成も期待しています♪
正真正銘の若手、デビュー4年目を迎える鴨宮騎手は...
「今年は勝負を賭けます!(杉浦)健太さんも4年目で上がっていったので、僕も今年が勝負だと思っています。
やっぱり若手のトップは大山さんですから、大山さん超えを目指します!!」
ということで、やはり若手のみなさんの目標は、打倒大山騎手ということでした。
兵庫はトップ争いも熱いですが、今年は例年以上に若手の下剋上も激しそうですね。