
明日は帯広競馬場で、真夏の頂上決戦『ばんえいグランプリ』が行われます!
*14日帯広 第10R『ばんえいグランプリ』 20:10発走*
まず馬場水分ですがかなり乾いている模様。
ピンポイント天気予報を見てもこのまま雨は降らなそうなので、1%以下の水分量での戦いになりそう。
そうなると力の要る実力勝負になるので、実績重視で行きたいと思います。
本命にしたのはフジダイビクトリー。
このレースは2連覇中と相性のいいレースです。
今年は『ばんえい記念』を制し、名実ともにトップホースとなりました。
さすがに1トンを曳いて戦った『ばんえい記念』後には崩れるレースが続きましたが、ここに来て再び調子を取り戻した様子。
もともと夏場の時期にも調子のいい馬なので、ここは3連覇濃厚と考えます。
金山明彦調教師
「3連覇がかかっていますね。夏バテせずに体調はいいです。近走は後ろからではなく前のほうで位置取りができており、安定したスムーズなレースができています。スピードタイプではないが、前でレースをして逃げ切りたい」
松田道明騎手
「馬場はこのまま重たくなるといい。馬の調子は近走の手ごたえや走りをみると上向きなのがよくわかります。この調子のままレースに向かうことができそうです」
対抗はニュータカラコマ。現在2連勝中と勢いがあります。
『北斗賞』では第2障害をひと腰で越え、勢いよく直線に入ると早め先頭からそのまま押し切りました。
西将太騎手とのコンビもばっちり息が合っているし、今回も積極的な競馬を期待しています。
村上慎一調教師
「昨年のこの時期は休養させていましたが、今年は夏でも調子はいいです。近走レース結果も出せていて障害も末脚も問題ありません。ジョッキーも初騎乗の頃から比べて落ち着いて騎乗できています。出るからには狙っています」
西将太騎手
「期待して騎乗させて頂いているので、感謝の気持ちを忘れずに、精一杯頑張るだけです」
今季最初の重賞『ばんえい十勝オッズパーク杯』を制しているオレノココロにも注目。
そこから勝ち星こそありませんが、『旭川記念』『北斗賞』と3着にまとめていて安定感があります。
昨年秋から『ドリームエイジカップ』『帯広記念』『チャンピオンカップ』と立て続けに勝利して、もう一段階高い強さを手に入れたように思います。
ここも大崩れなく勝負してくれるのではないでしょうか。
槻館重人調教師
「体重も1150kg前後で予定通りに管理できていると思う。前走は負けてしまったけど状態は悪くはありません。第二障害で膝が甘いところがあり、ここがカギです。2回折ったら勝ち負けが難しくなる。810kgは経験している重量だから気にはしていない。障害だけです」
鈴木恵介騎手
「馬場やレース展開は落ち着いていたほうがいい。夏場はもともと弱いところがありますが、障害だけきっちりとまとめたい。たとえ膝をついてしまっても1回で立て直す」
◎1、フジダイビクトリー
〇6、ニュータカラコマ
▲7、オレノココロ
△4、キタノタイショウ
△8、コウシュハウンカイ
~その他の陣営のコメント~
2、カイシンゲキ
槻舘重人調教師
「繰り上げ出走です。相手は格上で10kgしかハンデがもらえていないので厳しいレースになるかもしれませんが、これから伸びる5歳。自分自身のレースをしてこのレースでは胸を借りて経験を積みたい」
浅田達矢騎手
「800kgの荷物での道中の展開はわからない部分もありますが、この馬がまずできることをしっかり引き出したいです」
3、サクラリュウ
金山明彦調教師
「初めての重賞競走挑戦です。障害の上手な馬です。デビューから管理し、若いときはレースに集中できない時もありましたが、だいぶ落ち着いてきました。重賞出走の経験はありませんが6歳世代でも上位の力を持っていると思います。期待しています」
菊池一樹騎手
「牝馬が隣だと動きが変わってくるので、隣が牡馬で良かったです。800kgは初めての重量なのでどんな動きを見せるのかわからないところもありますが、障害の上手さを引き出せる騎乗をしたい」
4、キタノタイショウ
服部義幸調教師
「コースも中に入ったので自分のペースで先に行く競馬ができれば狙えると思う。1トンを引くばんえい記念後遺症は否めないが、コンディションを整えて出走します」
大河原和雄騎手
「調教はいつも通りつけています。絶好調のときよりも体重を100kgほど絞りました。この馬は、「無事これ名馬」では終わらせませんよ」
5、キサラキク
金田勇調教師
「夏負けはしていません。牡馬の強いメンバーが揃っていますね。状態も良いしファン投票で4位に選んでいただいたので、少しでも上を目指してレースをします」
阿部武臣騎手
「馬場も重たく、荷物もずっしりと感じると思う。障害さえうまく越せたらこの馬の持ち味を生かせるので、障害をポイントにして騎乗したい」
8、コウシュハウンカイ
松井浩文調教師
「今は天候も踏まえて軽めの調教で調整しています。馬の仕上がりは上々です。騎手も乗りなれているので、もちろん狙っていきます」
藤本 匠騎手
「今季、好調さを保っています。大崩れせずに安定した走りを続けているので、調子の良さはいうことはない。馬場も重たくなり力勝負、実力勝負のレースになれば面白くなると思います」
9、アオノレクサス
平田義弘調教師
「ファン投票3位に選んでもらい、期待に添えられるよう頑張ります。負けん気のある性格の馬だから前へ前へいこうとします。相手が一線級なので簡単なレースではないが、障害が上手な馬なので先行でレースがしたいです」
西 謙一騎手
「実績のある格上が相手。胸を借りるレースになりますが投票してくれた方の思いを背負って頑張りたい」
10、オイドン
鈴木邦哉調教師
「もともと暑さに強い馬ではなく、強い調教はしてはいないが、障害のキレ次第では勝ち負けにつながる力があります。重量も気にしていないし、障害をすんなり越えられさえすれば、勝負になるでしょう」
工藤 篤騎手
「810kgでライバルとはハンデがなく辛いですけどファンの期待を裏切らないレースにしたい。暑い日が続いているので負担をかけない軽めのメニューで体調重視の調教をつけています」
明日は門別競馬場で、牝馬のダートグレード戦『ブリーダーズゴールドカップ』が行われます。
*11日門別 第11R『ブリーダーズゴールドカップ』 2000m 19:55発走*
ここは実績馬アムールブリエに期待しています。
昨年はこのレースでサンビスタを破って価値ある勝利を挙げました。今年は挑戦者の立場ではなくマークされる立場になりましたが、牝馬同士ならば力は上でしょう。
長距離戦ならば牡馬と戦ってもヒケを取らない実力の持ち主で、切れる脚はないものの、息の長い脚を使えるのが強みです。
ここ2戦は惨敗していますが、相手は牡馬の一線級。
外枠に入ったので、内の馬たちの動向をみながらいい位置につけられると思うし、2連覇を期待しています。
対抗は凱旋レースとなるタイニーダンサー。
門別時代はJRA勢に負けない強さを誇っていた馬です。中央移籍後はなかなか本来の走りが見られなくてガッカリしていたのですが、関東オークスで再び覚醒。
好位から早め先頭で押し切る圧勝劇を見せてくれました。
古馬初対戦となった前走のスパーキングレディーカップでは、ホワイトフーガとブルーチッパーには離されたものの、渋太く伸びて3着を確保。古馬と混じっても即勝負できるところを見せてくれました。
久しぶりの門別で、さらに成長した姿を見せて欲しいです。
ビービーバーレルは前走初のダートでしたが、好位から上手に競馬をして2着に入り、ダート適性の高さを示しました。
50kgと軽量だったとはいえ、オープンに入ってこのレースぶりは立派です。
牝馬のダートグレード戦線は、準オープンで上位争いができれば即勝負になるというセオリーがわたしの中であるので、オープンであれだけのレースができるこの馬は、いきなり上位争いに食い込んで来ると思います。
ティンバレスは、初めてのダートグレード挑戦だったエンプレス杯で、逃げ粘って3着を確保。
いきなり上位争いに顔を出しました。
ここ2戦は惨敗しているのですが、前走は珍しくダッシュがつかずに自分の競馬ができなかったことが大きかったと思います。
スタートを決めて先手を取れれば、ここでも十分戦える器です。
◎10、アムールブリエ
〇5、タイニーダンサー
▲4、ビービーバーレル
△8、ティンバレス
9日は金沢競馬場にて、牝馬の戦い『読売レディス杯』が行われます!
*9日金沢 第11R『読売レディス杯』 1500m 16:55発走*
グランダム・ジャパン古馬シーズンの第4戦。
メンバー的にはトーコーヴィーナスが圧倒的な存在でしょう。
前走の『兵庫サマークイーン賞』では、好スタートから逃げて自分の形に持ち込みましたが、最後の最後で高知のディアマルコの決め手に屈しました。
ただ、2着とはいえ僅差だったし、最後までよく粘ってレース内容はとてもいいものでした。
ここまでの実績を考えても、今回のメンバーならば頭一つ抜けた存在です。
唯一の心配材料は、レース間隔がかなり少ないこと。
いつも一生懸命がんばる馬だけに、当日の気配と馬体重はチェックしたいです。
対抗は地元金沢のオープンベルト。
もともとは兵庫デビュー馬で、タイトルこそないものの重賞戦線でもがんばってきました。
その後南関東移籍を経て金沢所属になり、現在は2連勝中と勢いがあります。
前走は馬なりでハナに立つと、スピードが落ちることなくそのまま逃げ切り勝ち。
相手次第では逃げにこだわらない馬で、今回は外枠に入ったので内の動向を見ながら進めるのではないかと思います。
力の比較が難しいですが、今ならば重賞でも十分戦えるのではないでしょうか。
前走が案外だったケンブリッジナイスですが、約半年ぶりの実戦というのも大きかったと思います。
これまでの実績を考えると、走る態勢が整えば上位争い可能な馬。
一度使った効果も見込めるし、本来の走りを期待しています。
◎10、トーコーヴィーナス
〇12、オープンベルト
▲5、ケンブリッジナイス
△6、アルカナ
明日の盛岡競馬場は、芝の長距離重賞『せきれい賞』が行われます!
*31日盛岡 第10R『せきれい賞』 芝2400m 16:50発走*
まず注目しているのは、トライアル『かきつばた賞』を勝ったブレークビーツ。
JRA3勝から岩手に転厩し、初戦は1000mの短距離戦を使って10着という結果でした。
しかし、2戦目の『かきつばた賞』ではレースぶりが一変。
好スタートから楽にハナを奪うとマイペースな逃げに持ち込み、かなりのスローペースな流れを演出。
勝負所から圧倒的1番人気に支持されたブレイズアトレイルとの一騎打ちになりましたが、見事逃げ粘りました。
ブレークビーツの粘りはもちろんですが、騎乗した齋藤雄一騎手のペース配分も絶妙でした。
JRA5勝の実績があり、重賞でも上位争いをしていたブレイズアトレイルに競り勝ったのは大きな勲章。
今回は残念ながらブレイズアトレイルが取り消しとなれば当然主役でしょう。
3歳馬サンエイゴールドは、芝重賞3連勝中と勢いがあります。
前走の『オパールカップ』では全国から遠征馬を迎えましたが、じわりと中団につけて徐々に進出すると、馬なりで先頭に並びかけて直線きっちり交わす強い競馬で勝利。
一気に相手は強くなりますが、芝適性の高さは相当だし、古馬に混じってどこまで戦えるか楽しみです。
しばらく勝ち星からは遠ざかっているものの、JRAオープンで活躍したモンテエンが久しぶりの芝のレースでどう変わるかにも注目しています。
芝の戦いならばもう少し前で競馬出来ると思うし、前回のようにブレイクビーツを楽に逃がす展開にはならないと考えて、展開的にも向くのではないでしょうか。
◎5、ブレークビーツ
〇6、サンエイゴールド
▲11、モンテエン
△12、マイネルテンクウ
明日は園田競馬場で、グランダム・ジャパン古馬シーズン第3戦の『兵庫サマークイーン賞』が行われます!
*29日園田 第10R『兵庫サマークイーン賞』 1700m 20:00発走*
全国交流戦ということで、船橋から1頭、笠松から2頭、高知から2頭の遠征馬を迎え、11頭で争われます。
本命にしたのは、地元兵庫のタガノトリオンフ。
JRA未勝利から兵庫に移籍すると、なんとここまで破竹の10連勝とものすごい走りを見せています。
前走の10連勝目は好位3番手に控えての競馬でしたが、4コーナーで下原騎手が左右の後ろを確認する余裕があり、直線追い出したら力強く伸びての勝利。
A2の戦いでしたが、着差以上に強かった印象です。
今回は初めての重賞であり、一気にメンバーが強化されるところがカギ。
ただ、ここまでのレースぶりを見ていると逃げて競馬を作ってもいいし、相手や枠次第で好位に控えてもよしで、幅広い展開に対応できます。
このメンバーでも、即勝負になるのではないでしょうか。
対抗は兵庫を代表する名牝トーコーヴィーナス。
前走は地元で3着に負けはしましたが、外からハナに行こうとして競られる形になりました。
それでも直線で渋太く粘ってクビ・クビの3着ですから、まったく悲観する負けではありません。
すんなり逃げられれば相当渋太い馬。ここも上位争いをしてくれると思います。
船橋のケンブリッジナイスは昨年の2着馬です。
すでに全国で結果を出していて、実績的には申し分なし。
今回は約半年ぶりのレースとなるところがカギでしょう。
能力はここでも上位なので、当日の気配を注意したいと思います。
高知からの遠征馬ディアマルコは、3歳重賞の『のじぎく賞』を制しています。
古馬重賞は初めての挑戦になりますが、今は楽に好位に行けるようになってレースが本当に上手になりました。
園田遠征もすでに結果を出しているし、古馬と戦ってどこまでやれるか楽しみです。
◎6、タガノトリオンフ
〇5、トーコーヴィーナス
▲3、ケンブリッジナイス
△11、ディアマルコ