
*21日(火)盛岡 第10R『マーキュリーカップ』 2000m 16:50発走*
まず本命にしたのはデルマルーヴル。
3歳だった昨年はあと一歩のところで勝ち切れないレースが続きましたが、徐々に小回りでも立ち回りが上手くなっていき、超小回りコースの名古屋で古馬重賞初制覇。
川崎記念でも中団から3着に食い込んでいるし、今回のメンバーに入ったら実績上位でしょう。
初コースでも遠征慣れしているし、もともと長くいい脚を使う馬なので、直線の長い盛岡コースはもってこい。
鞍上が名古屋GPを制した時のパートナーである岡部誠騎手というのも心強いですね。
1頭だけ57キロで、他の馬たちとは3キロ~5キロ差がありますが、この馬自身が57キロを苦にすることはないと思っています。
対抗はマスターフェンサー。
昨年は果敢にアメリカ競馬に挑戦し、ベルモントステークスでは5着に追い込んで来ました。
あのマスターフェンサーが今度は地方で見られるということで、すごく楽しみです!
ここ2戦はエルデュクラージュをちょっと捉えきれずに2着が続いていますが、54キロで出走出来るわけで、同世代のデルマルーヴルと3キロ差というのは大きなアドバンテージ。
初の地方コースなど未知な部分はありますが、いきなり好勝負してくれるのではないでしょうか。
ヒストリーメイカーは2走前に仁川ステークスで長くいい脚を使って押し切りました。
前走の平安ステークスでは、オメガパフュームに突き放されたものの、ジワジワ伸びて4着を確保。
ここに来ての成長を感じるし、相当な力の持ち主だと感じます。
4歳時期を金沢で過ごしていて、地方ダートへの適性も問題なさそうです。
リンノレジェンドは春2戦惨敗してしまいましたが、ハイペースの厳しい流れだったり、揉まれる競馬を経験したことは大きいと思います。
前走きっちり勝って復調アピール。
盛岡2000mはダービーグランプリで突き抜けたコースで、時計面を見ると相当詰めないといけませんが、このメンバーでどのくらい戦えるか楽しみです。
ランガディアは強い内容で水沢で3連勝。
JRA時代の5勝すべてが左回りなので、盛岡替わりはプラスになりそうです。
◎9、デルマルーヴル
○3、マスターフェンサー
▲8、ヒストリーメイカー
△5、リンノレジェンド
△1、ランガディア
*19日(日)高知 第7R『トレノ賞』 1300m 18:10発走*
今年のトレノ賞は相当な好メンバーが集結しました!!!
その中で本命にしたのはダノングッド。
前走の園田FCスプリントの末脚は驚異的で、なんと上がり3ハロン34.7という芝のようなタイムを叩き出しました。
2着に負けはしたもののタイム差なしのクビ差。
ゴール前の勢いがすごかったし、距離1300mになるのは歓迎でしょう。
JRA時代の実績を考えると、南関東でももっとやれるかなと思っていましたが、末脚勝負の馬で小回り対応の難しさも感じていました。
それが、高知移籍初戦をマクってブッチギリ、前走の末脚ですから、今ならば小回りも気になりません。
先行勢もいてある程度ペースが流れると思うので、鬼脚さく裂を期待しています!
対抗はサクラレグナム。驚異の11歳馬です。
最近は重賞で勝ち切れていませんが、レースが上手で常に上位争いをする安定感があります。
シュヴァルグラン賞では6着と崩れてしまいましたが、基本的にマイルは少し長い気がしますし、1300~1400mならば崩れない馬。
このメンバーに入ってもヒケは取りません。
スペルマロンは一時期勝ち切れないレースが続いていましたが、ここ2戦は復調した印象です。
前走は1頭だけ57キロで強いレースを見せてくれたし、距離1300mも重賞を勝っているコース。
スタートを決めて流れに乗れれば、上位争いに食い込んでくれるでしょう。
黒船賞勝ちの実績馬エイシンヴァラーも忘れてはいけない存在。
最近の走りは上記3頭に水をあけられている気がしますが、底力のある馬で、激戦になった時には台頭してくるのではと思っています。
◎9、ダノングッド
○3、サクラレグナム
▲10、スペルマロン
△7、エイシンヴァラー
*19日(日)盛岡 第10R『岩鷲賞』 1200m 17:30発走*
ここは2強の激突が楽しみです!!!
コンサートドーレは南関東から移籍して来て2連勝。
前走の早池峰スーパースプリントでは2番手から抜け出してレコードで勝利しました。
以前岩手所属だった頃はなかなか勝ち切れず、重賞でもまったく歯が立たなかったのですが、当時と比べると20~30近く体がパワーアップして、大きな成長を遂げました。
距離が1200mになるのはむしろ歓迎で、盛岡で結果を出しているところもアドバンテージでしょう。
このまま3連勝といきたいところです。
プレシャスエースは移籍初戦こそ3着に負けましたが、前走の栗駒賞では危なげなく逃げ切り勝ち。
JRA4勝の実績馬で、1年以上の休養もありましたが、ここに来て動きが一変しました。
この馬にとっても1200mになるのはプラス材料。
初の盛岡コースでおそらく逃げる形になると思いますが、中山のアップダウンで勝っているので問題なさそうです。
プレシャスエースが逃げて、コンサートドーレが番手となるとキツイ展開になりそうですが、前走の走りを見ていると十分対応出来るのではないかと考えます。
鞍上はコンサートドーレが山本政聡騎手、プレシャスエースが山本聡哉騎手ということで、兄弟対決にも注目しています。
この2頭が相当強いと感じますが、2頭共に前に行くスピード馬なので、決め脚のある馬にとっては展開が向きそうです。
休み明けになるタイセイプライドですが、前走水沢での勝ちっぷりが秀逸。
決め脚というよりは長くいい脚というイメージですが、前2頭を見ながら競馬が出来るのではないかと思っています。
ここ2走好調続きのリュウノヴィグラスまで。
◎1、コンサートドーレ
○5、プレシャスエース
▲7、タイセイプライド
△3、リュウノヴィグラス
*16日(木)門別 第12R『ノースクイーンカップ』 1800m 20:40発走*
大井から3頭、佐賀から1頭の遠征馬が参戦して、力の比較が難しいところです。
全馬の脚質を見てみると、近走で逃げている馬はなし。
先行している馬も少ないところを見ると、前に行ける馬にとっては有利な展開になるのではないかと考えます。
本命にしたのは大井のナンヨーオボロヅキ。
昨年の高知優駿を逃げ切った馬で、距離1800がベストと言えるかというと疑問はありますが、スピードがある上に遠征慣れもしている、というのは強調材料でしょう。
鞍上は先日のグランシャリオ門別スプリントで重賞2勝目を挙げた小野楓馬騎手。
2年目とは思えない冷静さと、思い切りのいい先行には定評がありますから、初コンビでどんなレースを見せてくれるか楽しみです。
対抗は地元門別のクオリティスタート。
前走のヒダカソウカップでは接戦を制して連覇を果たしました。
2着アークヴィグラスとの壮絶なマッチレースを制したわけで、昨年のヒダカソウカップもそうでしたが、接戦に強い印象です。
今回も追い比べの形になれば、より強さを発揮してくれるのではないでしょうか。
3番手評価にしたのはナムラメルシー。
エンプレス杯では素晴らしい末脚を見せて2着に追い込んで来ました。
正直ノーマークだったのでかなり驚きましたが、追い込みが利く展開とはいえあのメンバー相手に2着に入ったというのは立派です。
牝馬ダートグレード戦線で揉まれているので、今回の相手関係ならばいつも以上にいい位置に付けられるのではないかと。
先行馬が少ないのでペースが流れるかは不安ですが、決め手のある馬なので門別の長い直線は向きそうです。
昨年のロジータ記念を勝っているグランモナハートも注目の存在。
前走のマリーンカップは休み明けの上に初のダートグレード挑戦でしたから、10着惨敗も仕方のないところ。
勝ち星としてはロジータ記念の1勝のみですが、常に上位争いしてくれる安定感がある馬です。
今回は初の長距離遠征となりますが、この馬の力が出せれば勝ち切る可能性もあると思っています。
佐賀から参戦するアンバラージュは、最近勝ち切れてはいないものの、馬体重が増えて来てパワーアップした印象です。
特にここ2戦は距離を延ばしていい競馬が続いているので、1800m戦というのはプラス材料でしょう。
◎6、ナンヨーオボロヅキ
○1、クオリティスタート
▲8、ナムラメルシー
△5、グランモナハート
△2、アンバラージュ
*30日(火)門別 第11R『栄冠賞』 1200m 20:40発走*
今年最初の2歳重賞。世代の傾向を占う上でも重要な一戦になる栄冠賞です。
本命は2連勝中のラジアントエンティにしました。
デビュー戦は3番人気でしたが、中団から直線グイグイ伸びて勝利、
前走のウィナーズチャレンジはスタートダッシュが速くなり、すんなり2番手に付けると、サイダイゲンカイの追撃を振り切って連勝しました。
3,4コーナーで阿部龍騎手が気合を入れると気合が入ったように見えたし、勝負所でスッと加速してサイダイゲンカイを突き放したことが、最後のアタマ差に繋がったのではないかと思います。
新馬戦を使って、スタートダッシュや加速力に成長を感じたし、2戦共に人気以上の走り。
実戦に行っての前向さを感じるし、このメンバーでも上位争いしてくれるのではないかと思います。
対抗は1100mの新馬戦でレコード勝ちしたサイダイゲンカイ。
2番手から直線だけで突き放したレースぶりは圧巻でした。
5馬身差の2着だったスティールグレートが続くアタックチャレンジを圧勝していることを見ても、新馬戦の内容は高いと感じます。
2戦目のウィナーズチャレンジではラジアントエンティを捉えきれなかったけれど、最後はしっかり伸びてアタマ差まで詰め寄っていたし、負けて強しだったのではないでしょうか。
期待値の高かった馬で、前走の負けは残念でしたが、この中間には坂路で猛時計を出しているし、さらなる成長とパフォーマンスを期待します。
3番手評価にしたのはスティールグレートです。
新馬戦はサイダイゲンカイに軽く突き放されましたが、前走のアタックチャレンジは逃げて独走、後続を8馬身千切りました。
しかもラストは流す余裕だったのに、ラジアントエンティが勝ったウィナーズチャレンジよりも速い時計で勝利。
開催日が違うので単純比較は出来ませんが、この馬もレースを使ったことで大きな成長を感じさせてくれました。
新馬戦を好時計で勝利したリーチ、岡部誠騎手を配してきたラッキードリームまで。
◎10、ラジアントエンティ
○6、サイダイゲンカイ
▲1、スティールグレート
△9、リーチ
△5、ラッキードリーム