*21日(日)高知 第7R『トレノ賞』 1300m 17:50発走*
ここは転入2連勝中のケイマにいきなりの重賞制覇が期待されます。
JRAで1000万条件を勝っている馬で、2戦共にA級で圧巻のレースぶり。
デビュー間もない濱尚美騎手とのコンビで、溢れるスピードで逃げ切り勝ち。
しかも勝負所から後続をグングンと突き放して行く姿は、相当な強さを感じます。
今回はベテラン西川騎手とのコンビ。
初重賞挑戦で相手強化にはなりますが、ここは一気に突破してくれるのではないかと思っています。
対抗はソルプレーサ。
こちらもJRA1000万条件を勝ったことがある実力馬。
高知移籍後3戦1勝ですが、注目は2走前の園田FCスプリント。
エイシンエンジョイにクビ差の3着で、力のあるところを見せてくれました。
好位からいい脚を使う馬で、このメンバーに入ったら十分勝ち負けでしょう。
3番手評価にしたのはアーチザスカイ。
前走はケイマに離されて5着でしたが、2走前のレースは逃げて3コーナーで後ろを引き離し、まったく危なげない走りで勝利。
この馬も初重賞挑戦になりますが、自分の形に持ち込めれば渋太いです。
鞍上は笠松から期間限定騎乗に来ている東川公則騎手。
西川騎手とは教養センター時代を共にした同期で、ベテラン騎手対決も楽しみにしています。
安定感のあるスプリングガール、前走差し切り勝ちのグローリングまで。
◎8、ケイマ
○10、ソルプレーサ
▲2、アーチザスカイ
△4、スプリングガール
△7、グローリング
*15日(月)盛岡 第10R『マーキュリーカップ』 2000m 16:50発走*
ここは実績的にもグリムが抜けた存在と考えます。
昨年のレパードステークスからすべて馬券圏内に入っており、地方コースでは白山大賞典と名古屋大賞典を勝利。
これまでは逃げてこそのイメージが強かったのですが、名古屋大賞典では番手からの競馬で勝ち切ったし、前走のアンタレスステークスは中団から早めに押し上げる形で2着に入りました。
レースの幅が広がっているというのは成長の証。
しかしやはり逃げるレースがベストではないかと思うので、今回の1枠1番でスムーズに行ければ白山大賞典のように圧倒的なレースを見せてくれるのではないかと期待しています。
グリムが強いだけに対抗以下の評価が迷うところですが。
前走いい勝ち方をしたテルペリオンに注目しました。
初めての地方コースだった名古屋大賞典では先行できずに5着。
しかし前走は2番手からオープン戦を勝ち切って、改めてこの馬の強さを見せてもらいました。
名古屋大賞典の時に1キロ差だったグリムとの斤量差が、今回はさらに広がって2キロ差になることも好材料でしょう。
盛岡は地方の中では広いコースで走りやすいと思うし、この馬の力が出せれば十分上位争い可能です。
3番手評価にしたのはロードゴラッソ。
前走の大沼ステークスは逃げたリアンヴェリテには及ばなかったものの、プレスティージオとの壮絶な2着争いをハナ差制しました。
昨年末から3連勝してマーチステークスでは6着と跳ね返されたものの、オープンでも通用する力を示してくれました。
好位中団からいい脚を使える馬で、小回りの地方コースも合いそうです。
ノーブルサターンは2017年の兵庫チャンピオンシップで2着。
この時は逃げ粘っての2着でしたが、その後いろいろな競馬をするようになった今、盛岡でどんなレースをしてくれるか楽しみです。
◎1、グリム
○9、テルペリオン
▲14、ロードゴラッソ
△3、ノーブルサターン
*7日(日)佐賀 第12R『佐賀王冠賞』 2000m 18:00発走*
ここは11連勝で重賞制覇したハッピーハッピーと、九州ダービー栄城賞を圧勝したスーパージンガの2頭の牝馬の戦いと見ています。
2000mの距離適性はスーパージンガの方が上ですが、前走内容の比較でハッピーハッピーを本命にしました。
ハッピーハッピーはJRA未勝利から佐賀転入後11連勝。
前走の佐賀ヴィーナスカップは初の重賞挑戦で1番人気に支持され、大井のステップオブダンスとの激しい追い比べを制してハナ差で重賞制覇。
一気の相手強化でしたが、自分から動いて行く競馬で押し切りました。
今回のカギは初めての2000m。
血統的にはマイルくらいまでがベストかなと感じますが、1800mも4連勝しているだけに、克服してくれるのではないかと期待しています。
対抗はスーパージンガ。
九州ダービー栄城賞は本当に強かった!!
前はダッシュが付かずに後方から上がって行くレースが多かったですが、今は楽にいい位置が取れるようになりました。
ロングスパートの利く馬が、いいポジションを取れるようになったら相当強いです。
2000mもベストと言っていい距離だし、古馬相手でもヒケは取りません。
ただ、対抗にしたのは前走の内容がこの馬らしくなかったから。
遠征競馬の難しさですが、崩れた後の1戦目ということで、様子見の意味も込めて対抗にしました。
3番手評価はイケノアサ。
佐賀ヴィーナスカップでは10着と大きく崩れましたが、前走の水無月賞はウルトラカイザーの3着に頑張りました。
2000mは初めてですが、1400mよりも1800mの方が安定している印象で、好枠を活かして逃げるのではないかと推察。
今回は4戦パートナーを組んでいた兒島騎手がスーパージンガに騎乗して、スーパージンガの主戦である真島正徳騎手がこちらに騎乗。
2頭とも渡辺博文厩舎ですし、どんな競馬を見せてくれるか楽しみです。
水無月賞2着だったモリデンサンバまで。
◎5、ハッピーハッピー
○8、スーパージンガ
▲1、イケノアサ
△2、モリデンサンバ
*30日(日)水沢 第12R『栗駒賞』 1400m 18:10発走*
ここは帰って来たラブバレットに期待しています!
JRAに移籍してからはオープンで強いメンバーと戦って来ました。
いいところは見せられなかったけれど、ここで揉まれたことはプラスの試練と考えます。
栗駒賞は3連覇しているレースで、今年は4連覇の偉業が懸かるレース。
昨年はタイセイファントムにクビ差まで迫られましたが、着差以上に余裕のある勝ちっぷりだったし、
菅原勲調教師のお話では、相変わらず元気がいいとのこと。
地元勢同士ということで負けないで欲しい存在です。
しかし!怖いのはサインズストーム。
前走の早池峰スーパースプリントで初の重賞制覇を果たしました。
岩本騎手が外から押して押してハナを取り切ると、3,4コーナーでしっかり息を入れて、直線追い出すとグイグイ伸びて8馬身差の圧勝劇。さらにレコードのおまけつき。
現在の水沢は時計の出る軽い馬場で、さらに雨の影響で馬場が悪ければ、この馬のスピードは相当な脅威です。
2年目の岩本怜騎手も冷静に騎乗しているし、ラブバレット相手でも自分の競馬に徹してくると思います。
ここも連勝...という可能性もありそうです。
この2頭の存在感が大きく、3番手が難しいところですが、安定して上位争いに絡んで来るミスティカルにしました。
この3頭で勝負します。
◎3、ラブバレット
○2、サインズストーム
▲6、ミスティカル
*27日(木)門別 第12R『栄冠賞』 1200m 20:40発走*
今年の2歳最初の重賞です!
本命にしたのはエンジェルパイロ。
デビュー戦のフレッシュチャレンジは二の脚が速くハナへ行きましたが、内のボルドーヴェルチュのスタートが速く、半馬身内に馬を置いて逃げるという難しい形になりました。
それでも、直線に入って追い出すとすんなり後ろを突き放す、強いレースぶり。
まだキャリア1戦ですが、非凡なスピードとレースセンスを感じました。
お母さんは門別デビュー組で、平和賞、東京2歳優駿牝馬を逃げ切ったエンジェルツイート。
お母さん譲りのスピードがあるし、今後さらに成長してくれるのではないかととても楽しみです。
今回は1枠1番で、スピードを活かせる絶好枠。
この世代初の重賞制覇を期待しています。
対抗にしたのはバブルガムダンサー。
こちらは2009年のエーデルワイス賞を武豊騎手鞍上で勝ったオノユウの娘。
オノユウは520キロ~550キロで競馬をした大型馬でしたが、娘のバブルガムダンサーも前走524キロと母譲りの大きな体をしています。
前走のウィナーズチャレンジでは、前半は少しついて行くのが忙しい印象で、途中がっつり砂を被った時には頭を上げようとしているように見えましたが、
勝負所ではすでに慣れて、馬の後ろからしっかりと追走。
直線では馬と馬の間から伸びて来ていたし、実践の中で成長している姿が見られたので、
3着に負けはしたものの、とてもいい内容だったと思います。
大型馬でまだ走り方など体を持て余している部分もあると思いますが、現状でも十分勝負になる器。
栄冠賞母娘制覇もあるかもしれません。
バブルガムダンサー3着だったウィナーズチャレンジで、勝ち馬プリモジョーカーとハナ差の2着だったのがヘイセイメジャー。
道中は最後方でしたが、直線の末脚は素晴らしかったです。
先行して勝ってきた馬が多い中で、この馬の決め手は一番でしょう。
同じウィナーズチャレンジでバブルガムダンサーとクビ差の4着だったヨハネスボーイ、
優秀なタイムでデビュー戦を飾ったコーラルツッキーまで。
◎1、エンジェルパイロ
○5、バブルガムダンサー
▲7、ヘイセイメジャー
△2、ヨハネスボーイ
△11、コーラルツッキー