
本日5月4日(月)は地方競馬で3つの重賞が行われます!
名古屋『かきつばた記念』、金沢『北日本新聞杯』、高知『福永洋一記念』の順で展望していきます。
*4日(月)名古屋 第11R『かきつばた記念』 1400m 16:25発走*
ここは黒船賞を圧倒的なスピードで逃げ切ったラプタスが本命。
ダート替わりで4連勝し、バレンタインステークスは8着に敗れたものの、直線半ばまでは逃げて踏ん張りました。
気性的に難しいところがあり、パドックなどで相当入れ込んでしまうということですが、黒船賞では落ち着いていたというお話。
この馬にとっては、無観客競馬という環境がプラスになっているのではないかと想像します。
名古屋は初めてですが、高知をこなしているので問題ないでしょう。
ここもスピードで押し切ってくれるのではないでしょうか。
対抗以下が悩むところですが、実績馬ノボバカラにしました。
最近は上位着順に入っていませんが、2016年のこのレースの覇者。
岡部誠騎手が鞍上というのも心強いし、ラプタスが作る速い流れになれば、この馬の決め手が活きるのではないかと思います。
アディラートは前走で積極的なレースを展開して3着。
1400mに替わるのはプラス材料だし、小回りの舞台でどんな競馬をするのか楽しみです。
内枠に入ったリアンヴェリテは強力な同型がいるのがカギ。
東海桜花賞1,2着のドリームドルチェ、マイタイザンも差はないと考えます。
◎7、ラプタス
○8、ノボバカラ
▲10、アディラート
△1、リアンヴェリテ
△2、ドリームドルチェ
△11、マイタイザン
*4日(月)金沢 第11R『北日本新聞杯』 1700m 17:10発走*
ここは4連勝中のストロングフーヴスを本命にします。
兼六園ジュニアカップや金沢ヤングチャンピオンではあと一歩で勝ち切れませんでしたが、その後4連勝。
特に前走の準重賞の走りは圧巻で、仕掛けなくても楽にいい位置が取れたし、勝負所も持ったまま。
金沢ヤングチャンピオンで負かされたエムティエーレを馬なりで交わして行きました。
現状、地元で戦って来た組みとは勝負付けが済んだ印象です。
強敵は移籍初戦を圧勝したブルベアカイリ。
逃げてなかなかの好時計で勝ち切りましたから、重賞でもいきなり勝負出来るのではないでしょうか。
安定感のあるフジヤマブシ、2連勝中のナックライオンまで。
◎6、ストロングフーヴス
○3、ブルベアカイリ
▲1、フジヤマブシ
△7、ナックライオン
*4日(月)高知 第11R『福永洋一記念』 1600m 20:20発走*
4頭で悩んだのですが、前走で二十四万石賞を勝ったウォーターマーズを本命にしました。
かなり渋太い馬で、毎回毎回西川騎手がスタートからゴールまでがっつり追っているわけですが、そのお陰か最近はエンジンの掛かりが以前よりも早いように感じます。
特に前走は楽にいい位置が取れた(ように見えた)し、完勝と言える内容でした。
1400mならばサクラレグナムが中心ですが、マイルならばこの豪華メンバーでも、ウォーターマーズと西川騎手がやってくれるのではないでしょうか。
対抗は前走アッと驚く逃げ切り勝ちだったカネトシピュール。
元騎手だった森井美香ちゃんが厩務員として担当している馬で、現在3連勝と勢いがあります。
前走1400mでサクラレグナムを負かしたのは大きな収穫だったと思うし、マイルになるのもプラス材料。
これまではサクラレグナム、スペルマロン、ウォーターマーズを『高知の令和3強』と呼んで来ましたが、『高知の令和4強』と呼べる存在になって欲しいです。
◎10、ウォーターマーズ
○8、カネトシピュール
▲5、サクラレグナム
△7、スペルマロン
本日は帯広競馬場で、『ばんえい十勝オッズパーク杯』が行われます!
いつもばんえい競馬の重賞は、ばんえい競馬情報局 で書かせていただいていますが、
オッズパークの社杯という特別なレースですから、こちらにも書きたいと思います。
*3日(日)帯広 第10R『ばんえい十勝オッズパーク杯』 200m 20:10発走*
1トンを曳いて戦ったばんえい記念は今年も本当に感動的でしたが、馬たちにとってはとても大変なレースで、
「ばんえい記念で頑張ると立ち直るまでに時間が掛かる」という声を関係者の方々から伺いました。
その疲れがシーズン最初に出る馬もいるし、夏の暑さと共に出る馬もいるということで、
シーズン最初の重賞である『ばんえい十勝オッズパーク杯』はばんえい記念とは違う視点で見ていかなければいけません。
出走馬10頭中、7頭が前走でスプリングカップを戦いました。
シーズン初戦で少し間隔が開いたこと、ばんえい記念からの疲れなどもあったのだと思いますが、
ばんえい記念で上位3頭に入ったオレノココロ、センゴクエース、ホクショウマサルは揃って馬券圏外。
勝ったのは10歳馬コウシュハウンカイで、2番手で第2障害を越えると、逃げるミノルシャープをゴール前で差し切りました。
コウシュハウンカイはばんえい記念でも4着と健闘していますが、毎年シーズン初めの『ばんえい十勝オッズパーク杯』に強い馬。
2015年から2勝2着3回と、5年連続連対中というものすごい成績。この時期のこの条件にはめっぽう強いのです。
前走の勝ちっぷりを見ると今年も好調のようだし、6年連続上位着順を期待しています。
対抗はばんえい記念3度目の優勝を果たしたオレノココロ。
前走は4着でしたが、最後に鋭く伸びて来て見せ場は作ってくれました。
『ばんえい十勝オッズパーク杯』は過去3勝しているのですが、ばんえい記念の成績と見比べてみると、
ばんえい記念を勝った年の『ばんえい十勝オッズパーク杯』は2017年2着、2018年5着と勝っていないのです。
ただ昨年はばんえい記念2着で『ばんえい十勝オッズパーク杯』1着とどちらも好走していますから、大きく崩れることはないのではないかと思っています。
3番手評価はミノルシャープ。
ばんえい記念を使っていない6歳の若手で、前走のスプリングカップでは最初に第2障害を越えてあわやの2着。
今回もすんなり障害を越えられれば怖い存在です。
ホクショウマサルはばんえい記念で連勝は止まったものの、3着に頑張ってくれて、大いに盛り上げてくれました。
ただ前走は第2障害で相当苦戦。
この馬も2障害をすんなり越えられるかがカギでしょう。
◎5、コウシュハウンカイ
○9、オレノココロ
▲7、ミノルシャープ
△10、ホクショウマサル
△1、センゴクエース
本日は水沢、高知、佐賀の3場で、3歳3冠競走の1冠目が行われます!
*3日(日)水沢 第10R『ダイヤモンドカップ』 1600m 17:30発走*
ここは移籍初戦を圧勝し、前走のスプリングカップも圧倒的な力差で勝利したフレッチャビアンカを本命にします。
この2戦は本当に強く、道中の手ごたえバツグンで、勝負所でも1頭違う脚色。
地元馬同士では敵なしの強さです。
ただし今回は、岩手5勝のグランコージーが戻って来て、この2頭の力関係が大きなポイントでしょう。
グランコージーは南関東へ移籍し、クラウンカップは12番人気で6着に入りましたから、今回のメンバーに入ったら実績上位の存在です。
JRAからの転入初戦、リュウノチョッパーにも注目。
未勝利とはいえ3着1回4着3回という成績があり、いきなり好勝負出来る可能性も。
◎9、フレッチャビアンカ
○8、グランコージー
▲7、リュウノチョッパー
△5、サンエイキングダム
△10、マルケイヘイロー
*3日(日)高知 第7R『黒潮皐月賞』 1400m 18:00発走*
ここは前々走初重賞制覇したリワードアヴァロンを本命にしました。
グランシュヴァリエ産駒が高知で重賞制覇とは...と、とても感動的な場面でしたが、永森騎手も自信を持って騎乗しているように見えたし、
前走1600mのレースぶりを見ても、この馬の逃げ方を掴んだのでは?と感じています。
これまでは道中引き付けた逃げでしたが、2走前から自らペースアップしていく逃げ方に変えて、渋太さがアップ。
今回もこの馬のスピードを活かした競馬をしてくれるのではと期待しています。
対抗はレインズパワー。
前走の土佐春花賞は1番人気でしたが、スタートひと息で流れに乗れず3着という結果に。
しかし、前半の流れを考えるとよく3着に来たなという印象。
力のある馬なので、スタートを決めてスムーズに競馬が出来れば、巻き返しは十分可能でしょう。
◎3、リワードアヴァロン
○9、レインズパワー
▲8、フルゴリラ
△11、スーパーセヴン
△4、フリタイム
*3日(日)佐賀 第9R『佐賀皐月賞』 1800m 18:10発走*
ここはミスカゴシマが圧倒的でしょう。
2走前の飛燕賞では、キタカラキタムスメに早めに来られ、最後はワンビリーブに追い詰められながらもなんとか勝ったという競馬でしたが、
1400mの速い流れ、先行馬と差し馬の2頭から追い詰められたこと、これまでよりも勝負所の行きっぷりがいまいちだったなど、いくつか考えられる要因がありますが、
それでも勝ち切ってしまうところがこの馬のすごさです。
地元佐賀では9戦全勝。
1800mに距離が延びた前走では、まったく危なげない走りで完勝しました。
ここも連勝で、九州ダービー栄城賞を目指して欲しいです。
対抗はトップレベル。
ミスカゴシマには敵わないものの、安定感のある馬だし、1800mでも信頼が持てます。
3番手評価はキンカイレナ。
ル・プランタン賞では見せ場なく9着でしたが、前走のようにハマればロングスパートが出来る馬。
3連勝中のエアーポケット、先行力のあるキタカラキタムスメまで。
◎7、ミスカゴシマ
○4、トップレベル
▲10、キンカイレナ
△2、エアーポケット
△8、キタカラキタムスメ
*30日(木)笠松 第11R『オグリキャップ記念』 2500m 16:25発走*
遠征馬が強い印象がありますが、今年は主役になりそうな馬不在で混戦模様と考えます。
そういう場合は地元の利を活かして東海の馬に期待したいです。
本命にしたのはニューホープ。
前走のマーチカップでは笠松1900mで重賞3勝目を挙げました。
しかもこれまでとは違って後方からの位置取りから、直線鋭く伸びて勝利。
ここに来てレースに幅が出ましたね。
今回は初めての2500mになりますが、前走末脚を活かす競馬をしていたところも、今回に繋がるのではないでしょうか。
笠松2500mは現在ではオグリキャップ記念でしか使われておらず、ジョッキーにとっても難しいコースだと思いますが、大ベテランの丸野勝虎騎手が騎乗するのも心強いです。
対抗は兵庫からの遠征馬マイフォルテ。
重賞勝ちはないものの、今年に入って3連勝。
2走前にジンギを千切ったレースは圧巻で、長期休養を経てかなりパワーアップした印象です。
笠松には3歳時、岐阜金賞で遠征経験あり。
この時はスタートダッシュがいまいちで後方からの競馬になりましたが、直線で伸びて3着を確保しました。
前走で2400mを勝ち切っているし、成長した今ならば重賞でも十分勝ち負けだと思います。
3番手評価にしたのはマコトネネキリマル。
まだタイトルはないものの、東海ダービーは2着、名古屋大賞典では地方馬最先着の6着に頑張っています。
前走はスタートダッシュがいまいちで、中団から2着を確保。
マイルはこれまで勝っていますが、前走の感じでは忙しい流れに見えたので、距離延長はプラスと考えます。
南関東からの遠征馬キャッスルクラウンには、笠松のトップジョッキー佐藤友則騎手が騎乗。
最近の成績はふるいませんが、長距離実績はあるし、これまで戦って来た相手を考えると軽視は禁物ではないでしょうか。
笠松移籍後の3戦が安定しているアリオンダンスまで。
◎10、ニューホープ
○4、マイフォルテ
▲9、マコトネネキリマル
△11、キャッスルクラウン
△6、アリオンダンス
*26日(日)佐賀 第10R『佐賀スプリングカップ』 1800m 18:10発走*
昨日の『アタック!地方競馬』で浅野靖典さんが、「卍巴の様相ですね~」と仰っていましたが、
はがくれ大賞典を勝ったキングプライド、中島記念を勝ったウノピアットブリオ、実績馬グレイトパールにオヤコダカと、本当にいいメンバーが揃いましたね。
その中で本命にしたのはウノピアットブリオです。
裂蹄で長い期間休んでいましたが、復帰してからの快進撃はすごい!!
なんと8連勝でグランプリである中島記念を圧勝して見せました。
勝つにしても、もう少しグレイトパールと接戦になるかと思いましたが、4コーナーで抜け出すと、6馬身も千切る楽勝で、
騎乗した山口勲騎手も「まさかあそこまで楽に勝つとは...」と驚いていたほど。
その後少し疲れが出たということで、ゆっくりのローテーションになり、
佐賀記念では強豪相手に自分の競馬が出来なかったものの、前走志布志湾賞でまた1着。
地元馬同士ならば、中心的な存在でしょう。
対抗はキングプライド。
はがくれ大賞典では勝負所で最内を選択、一気に突き抜けたレースぶりにびっくりしました。
前走も圧勝したし、8歳にしてもう一段階レベルアップした印象です。
グレイトパールは断然の実績馬ですが、裂蹄があり調整が難しいイメージ。
地元開催ではなかなか絞り切れないのが現状ですが、能力は一番高いと思うので、ここはもう自分との戦いではないでしょうか。
オヤコダカももっとやれる馬だと思うので、何かきっかけが欲しいところです。
◎10、ウノピアットブリオ
○5、キングプライド
▲7、グレイトパール
△9、オヤコダカ