
*13日(日)高知 第7R『黒潮菊花賞』 1900m 18:10発走*
高知三冠競走の最終戦で、黒潮皐月賞を勝ったレインズパワー、高知優駿を勝ったリワードアヴァロンが出走して来ましたから、ここもハイレベルな戦いになりそうです。
本命にしたのはリワードアヴァロン。
気性の難しい面があって、自分の形に持ち込めないともろいところがありますが、
すんなりハナを奪って気持ちよく逃げると、高知優駿の時のように渋太く粘ってくれる馬。
ここ2戦は内枠を引いて揉まれる競馬になってしまい、力を発揮出来ていませんが、今回は6枠8番。
リワードアヴァロンより外に強力な先行馬はいませんし、自分の形に持ち込めるのではないでしょうか。
高知で活躍したグランシュヴァリエの仔ということで、応援したい気持ちも大きいのですが、
それだけではなくて、勝ち切る力のある馬だと思っています。
対抗はフルゴリラにしました。
初の1900mだった高知優駿では惨敗という結果でしたが、その頃に比べると馬体重が増えてパワーアップ。
前走も間をぬって伸びて来る競馬で差し切りました。
宮川実騎手が負傷ということでどんな様子なのかとても心配ですが...
フルゴリラ、成長した今なら1900mも十分こなしてくれると思います。
レインズパワーは高知移籍後9戦してすべて馬券圏内という堅実な走りを見せています。
前走は先行していっぱいになり差されて3着でしたが、競馬が上手でどんな展開になっても崩れないのはさすがです。
距離延長に関しても、初の1900mだった高知優駿で2着に頑張っているので問題ないでしょう。
高知移籍後2連勝中と勢いがあるマイネルスタイルは、中距離経験が豊富ですから、今回のメンバーに入ってもいきなりやれそうです。
◎8、リワードアヴァロン
○3、フルゴリラ
▲10、レインズパワー
△7、マイネルスタイル
*5日(土)盛岡 第9R『ビギナーズカップ』 1400m 17:10発走*
芝2連勝で若鮎賞を勝ったマツリダスティールが初ダート。
ここが大きなポイントだと思います。
新馬戦は圧勝、若鮎賞はスタートダッシュが付かずに後方からの競馬となり、正直「ダメだ...」と思ってしまいましたが、絶望的な位置から差し切り勝ち。
相当インパクトがある勝ち方で、粗削りながらも能力の高さを見せてくれました。
今後は芝のジュニアグランプリを目指すというお話でしたが、ダートに関しては普段の調教から走っているので特に問題ないと思います。
ただ、初めてのキックバックは驚く可能性があるし、これまで揉まれる競馬をした経験がないので、揉まれないスムーズな競馬が理想ではないでしょうか。
同厩舎のリュウノシンゲンはすでにダートで結果を出していて、こちらも注目の存在。
新馬戦は2着馬とは半馬身差でしたが3着以下を9馬身離してのもの。
続く2戦目は今回と同じ盛岡1400mで、2番手から直線力強く抜け出すという王道の競馬で勝利しました。
若鮎賞では前2頭には離されたものの、渋太く伸びて3着。
レースが上手だし、ここも崩れないのではないかと信頼します。
門別からの転入初戦のポップディーヴァは、勝ち星は新馬戦の1勝のみですが、かなり強い相手と戦って来ました。
今回は初めてのことが多いですが、いきなり好勝負しても不思議ではありません。
スターサーバルはスピードのある馬で、先手が取れるのが武器。
移籍初戦だった若鮎賞は惨敗しましたが、ダートならもう少しやれるかと。
まだ未勝利ながら安定しているシタベッドまで。
◎5、マツリダスティール
○2、リュウノシンゲン
▲10、ポップディーヴァ
△7、スターサーバル
△1、シタベッド
*3日(木)門別 第12R『サッポロクラシックカップ』 1700m 20:35発走*
今年から1700mに距離が延びたこのレース。距離適性が大きなポイントになりますね。
本命にしたのはノットリグレット。
初の重賞挑戦だった栄冠賞ではスタートダッシュがつかずに最後方からの競馬になり、最後追い上げて4着。
速い流れの戦いの中で差して来たわけで、4着とはいえ能力の高さを示しました。
続くブリーダーズゴールドジュニアカップは1700m戦。
距離が延びたせいか、ペース的なものか、前走よりも追走は楽に見え、後方から勝負所で上がってくると、タイム差なしの2着に追い込みました。
この距離が合っていると思うし、確実に伸びる末脚は大きな武器です。
さらに血統的にも応援したくなる魅力が...
母ノットオーソリティは船橋所属で重賞6勝を挙げた女傑。
2100mのロジータ記念や東京シンデレラマイルを勝っていますから、息子ノットリグレットが1700mでさらに力を発揮したことも頷けます。
今年は地方で活躍した父母の子供たちが大活躍していますから、ノットリグレットにもぜひ頑張って欲しいです。
対抗はラッキードリーム。2走前に1700m戦で、好位から快勝しました。
道中は内で我慢して、4コーナーで逃げている馬の外に切り返すと、直線しっかり伸びての勝利。
レース運びがとても上手でしたね。
前走は札幌のコスモス賞に挑戦して8着でしたが、若馬が遠征で揉まれるのは成長を促すためにもとてもいい経験だと考えます。
この舞台、このメンバーならば好勝負してくれるのでは。
3番手評価にしたのはトランセンデンス。
ブリーダーズゴールドジュニアは一気の距離延長でしたが、中団後方から勝負所で徐々に上がって行くと、直線は外からよく伸びて僅差3着。
ノットリグレットの伸び脚が目立っていましたが、エンジンが掛かってからのこの馬の末脚にも見どころがありました。
2度目の1700m戦で、もっと追走が楽になれば、素晴らしい決め手を使ってくれるのではないかと思っています。
シビックドライヴは3戦連続の1700m戦で2勝を挙げています。
ラッキードリームの4着だった2走前は、勝負所でいっぱいになってしまいましたが、
前走は手ごたえ良く直線を向くと、後続を突き放す強い競馬を見せてくれました。
時計も縮めているし、レースぶりにも成長が伺えますから、重賞でどこまでやれるか楽しみです。
前走初の1700mで好位から伸び切れなかったスティールグレートは、2度目の距離で前進に期待しています。
◎8、ノットリグレット
○4、ラッキードリーム
▲5、トランセンデンス
△7、シビックドライヴ
△3、スティールグレート
*1日(火)金沢 第11R『イヌワシ賞』 2000m 16:55発走*
地方全国交流戦で毎年好メンバーが集まるイヌワシ賞。
今年も強豪が遠征して来ましたね。
岩手のランガディアと北海道のリンノレジェンドで迷うところですが...、最近の勢い的にはランガディアでしょう。
JRAの芝で5勝の実績を挙げた馬なので岩手移籍は芝目当てなのかと思いきや、板垣調教師は「ダートでもやれる手ごたえを感じていた」ということです。
赤松杯を9馬身差で圧勝すると、シアンモア記念はエンパイアペガサスに詰め寄られたもののハナで勝利、
2000mに距離延長となったみちのく大賞典では、ちょっと掛かるそぶりを見せながらも完勝しました。
重賞3連勝で挑んだマーキュリーカップでは、一気の相手強化でしたが渋太く伸びて3着。
JRA勢と混じってこのレースが出来たというのは大きな価値があります。
ペースが流れた方が折り合いがつきやすそうで、リンノレジェンドが引っ張る展開は持ってこいではないでしょうか。
今回は初めての金沢になりますが、JRA時代から遠征競馬は経験しているし、6歳という年齢的にもそれほど問題はないのではないかと考えます。
対抗はリンノレジェンド。
気性的に難しいところがあるそうですが、気持ちよく自分のリズムで運んだ時には本当に強い馬です。
今シーズン最初の頃には良さが出ないレースが続きましたが、コスモバルク記念ではかなり競られたし、赤レンガ記念では逃げない競馬をしました。
マーキュリーカップは早めに交わされる厳しい展開になりましたから、いかに自分のリズムで運べるかがカギでしょう。
力のある馬だし、行こうと思えば単騎逃げに持ち込めそうなメンバー構成。
ここで復活した走りを期待します。
ティモシーブルーは利家盃、百万石賞と勝ち切れませんでしたが、先頭に立つと遊ぶ癖のある馬で、乗り難しい一面があります。
能力が高いのは証明済みだし、昨年のこのレースはタガノゴールド相手に2着。
今年も大崩れなく頑張ってくれるのではないでしょうか。
利家盃でティモシーブルーを差し切ったサノサマー、経験豊富なストーンリバーまで。
◎8、ランガディア
○5、リンノレジェンド
▲3、ティモシーブルー
△1、サノサマー
△4、ストーンリバー
*30日(日)水沢 第11R『ビューチフルドリーマーカップ』 1900m 17:40*
現在他地区遠征馬が9連勝しているこのレース。
今年も強力なメンバーが集結して遠征勢有利と見ています。
本命にしたのは昨年の勝ち馬クレイジーアクセル。
前走の兵庫サマークイーン賞ではまさかの出遅れ、ダッシュがつかずに最後方からという競馬になってしまいましたが、そこからよく追い込んで5着に来たと思います。
ここ最近勝ち星がない上に自分の競馬が出来ないことが続いていますが、自分の形に持ち込めれば相当強い馬。
今回は1枠1番に入って、スタートが決まれば逃げる形になると思います。
もちろん他にもダッシュ力のある馬、スピードのある馬がいますが、逃げられれば多少のハイペースでも粘り込めると考えます。
対抗は北海道のクオリティスタート。
今年はヒダカソウカップとノースクイーンカップを連勝しています。
どちらも接戦を制してのもので勝負強さが光っていたし、特にノースクイーンカップでは、速いペースの中で早め先頭という厳しい運びになりましたが、アンバラージュの追撃を凌いだのはさすがでした。
前走のブリーダーズゴールドカップは8着と歯が立たなかったですが、このメンバーに入れば力上位でしょう。
クレイジーアクセルを巡ってペースが流れると予想しているので、展開的にも向きそうです。
3番手評価にしたのは佐賀のアンバラージュ。
ノースクイーンカップでは初めての門別遠征でマイナス15キロと体が減っていましたが、直線で盛り返してクオリティスタートにハナ差まで迫りました。
ゴール板を通過した時の勢いはクオリティスタートよりも上という印象で、いきなり力を見せたことに驚きました。
続くブリーダーズゴールドカップは11着でしたが体が戻ったことが何より。
初めての水沢でも遠征慣れしているので問題なくこなしてくれるでしょう。
昨年2着で先行力のあるアッキー、ロジータ記念を勝っているグランモナハートまで。
◎1、クレイジーアクセル
○5、クオリティスタート
▲9、アンバラージュ
△3、アッキー
△2、グランモナハート