平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります!
平成10年10月高崎競馬場にて騎手デビュー。以来、高崎競馬が廃止される平成17年1月まで騎乗を続け2033戦91勝。元騎手の目線からレースを分析から、現役時代の思い出など、様々な話題を楽しく書き綴ってまいります! *26日(日)水沢 第11R『留守杯日高賞』 1600m 18:00発走*
 
毎年遠征馬が優勢な印象で、今年もやはり遠征馬を中心に考えたいところ。
浦和のボンボンショコラと川崎のミステリーベルンで悩みましたが、先行力のあるボンボンショコラにしました。
 
ボンボンショコラは東京競馬場で新馬戦を逃げ切り勝ち。
続くオキザリス賞でも逃げて5着。
浦和移籍後初戦のユングフラウ賞は2番人気に推され4着。
初のマイルだった浦和の桜花賞も2番人気4着という成績。
 
移籍後は人気よりも着順を落としているわけですが、戦って来た相手が南関東牝馬クラシック戦線ど真ん中ですからね。
今回は明らかにメンバーに恵まれた印象です。
唯一の懸念材料は初めての右回りということ。
ただ、スピードがあって器用な走りをする馬だし、鞍上は岩手のトップジョッキー山本聡哉騎手ですから、
まったく問題なく上手にこなしてくれるのではないかと期待しています。
 
対抗にしたミステリーベルンは、門別のフローラルカップと、金沢の金沢シンデレラカップを勝っていて、実績的に上位の存在。
フローラルカップでは後に浦和の桜花賞を勝つアクアリーブルを負かしているし、金沢シンデレラカップでは佐賀の女傑ミスカゴシマを破っています。
もちろん単純比較は出来ませんが、こちらも戦って来た相手を考えると、今回はメンバーに恵まれたと言えるのではないでしょうか。
水沢は初めてですが遠征慣れしているし、前に行くボンボンショコラに対して、この馬の持ち味である長くいい脚というのは大きな武器です。
 
3番手評価にしたのはレッドカード。
門別時代はブロッサムカップ2着、
南関東移籍後はオープンで5着4着ですが、それぞれ勝ったのがグリーンロードとゴールドホイヤーという、のちに重賞を勝つ馬たち。
男馬相手に頑張って来たわけで、休み明け、初の遠征競馬でも力を発揮してくれるのではないかと思っています。
 
あやめ賞を圧勝したアンズビジンは大井の条件クラスだっただけに、上記3頭を上に取ったわけですが、
前走は早め先頭から押し切る強い内容だったし、新天地で一皮むけた可能性も。
 
 
 ◎10、ボンボンショコラ
 ○8、ミステリーベルン
 ▲6、レッドカード
 △12、アンズビジン
