*9日(月)盛岡 第12R『第36回マイルチャンピオンシップ南部杯 1600m 18:15発走*
いよいよ南部杯です!!!
昨年の覇者カフェファラオには地元・高松亮騎手が騎乗、さらにフェブラリーステークスを勝ったレモンポップは休み明けとはいえかなり乗り込んで挑んで来ました。
この2頭は相当強いと思いますが、それでも兵庫のイグナイターを本命にします。
昨年はあわやの4着で、GI制覇まであと一歩のところまで来ていることを証明しました。
あれから1年。
このレースに照準を合わせて前哨戦を使い、いい形で盛岡に挑めるのではないでしょうか。
休み明けで初めてのGI挑戦だった昨年と比べると、叩き2戦目、GI経験も4度目と、確実にステップアップしている印象です。
鞍上の笹川翼騎手とはコンビ3戦目。
さきたま杯では内から素晴らしい勝負根性を見せてくれましたから、ここで悲願の初GI制覇を期待します。
対抗はカフェファラオ。
昨年も内目の枠でしたが、揉まれずスムーズな競馬で、勝負所ではすでに外3番手。
粘るヘリオスをハナ差で差し切って、改めて左回りのマイルでの強さを見せつけました。
今年も内枠に入りましたが、そこは地元・高松亮騎手が揉まれないようにエスコートしてくれるでしょう。
これほどの馬を任されてプレッシャーもあるでしょうが、このチャンスを掴んで欲しいです。
レモンポップは初めての地方コースがカギになりそうですが、先行できて競馬も上手いので、盛岡ならばまったく問題なさそうです。
タガノビューティーはかしわ記念でメイショウハリオに食い下がりました。
前走はレース中に異常歩様があったということですが、巻き返しも十分あると思います。
前半が速い流れになったら、レディバグの末脚も怖い存在。
本当は5枠の2頭も入れたいところですが、買い目が増えてしまうのでここまで。
◎12、イグナイター
〇2、カフェファラオ
▲3、レモンポップ
△1、タガノビューティー
△6、レディバグ
3連単フォーメーション
12、2 → 12、2、3 → 12、2、3、1、6 12点
*8日(日)金沢 第10R『第21回金沢スプリントカップ』 1400m 17:15発走*
今年は超豪華メンバーによる戦いで、ハイレベルな混戦模様と考えます。
本命にしたのは浦和からの遠征馬アイウォール。
水野貴史厩舎ということで以前から応援していましたが、本格化するのはもう少し先かな、なんて思っていたのです。
そうしたら5月の川崎マイラーズで逃げ切り完勝して見せました。
もともと能力の高い馬ですが、ここに来てもう一段パワーアップ。
前走は休み明けでしたし、勝ったのはダートグレードでも結果を出しているソリストサンダーですから相当なハイレベルでした。
叩き2戦目の今回、メンバーは揃いましたが、自分の競馬ができればチャンスは大きいと思います。
対抗は船橋のサーフズアップ。
3歳牝馬で初めての古馬との戦いになりますが、先行できるスピードと決め手を持ち合わせている馬です。
52キロというのも魅力で、休み明けでも要注意でしょう。
先行タイプの馬が多いため、前半は速い流れになりそうです。
地元からはオヌシナニモノとエムティアンジェの2頭を挙げますが、展開的にはエムティアンジェの方が競馬がしやすいのでは。
オヌシナニモノはこのメンバーでどんな競馬を見せてくれるでしょうか。
読売レディス杯ではしぶとく粘って勝利したクーファアチャラ、吉原騎手騎乗の大井からの遠征馬バーンフライまで。
◎2、アイウォール
〇5、サーフズアップ
▲1、エムティアンジェ
△8、オヌシナニモノ
△9、クーファアチャラ
△7、バーンフライ
*5日(木)名古屋 第11R『第41回ゴールド争覇』 1500m 16:30発走*
本命にしたのはブリーザフレスカ。
トリトン争覇で初重賞制覇を果たしましたが、名港盃では道中揉まれてしまい、追い上げたものの3着まで。
しかし前走、秋桜賞ではペースが流れたこともありましたが、4コーナーで先頭に並びかけるとそこから大差突き放す圧勝劇。
あまりの強い勝ち方に唖然としました...。
まだ4歳ですし、どんどん強くなっていますね。
今回は1500m戦ですし、前に行きたい馬も複数いるため、ある程度ペースは流れると考えます。
そうなれば、この馬の長くいい脚がさく裂するのではないかと期待しています。
対抗は兵庫のハナブサ。
昨年の金沢スプリントカップの勝ち馬。
前走は佐賀のサマーチャンピオンに挑戦して、地方馬最先着の6着でした。
あのペースを経験した後、地方馬同士となれば流れは楽でしょう。
外目の枠なので先行争いがカギですが、スムーズであれば上位争いしてくれそうです。
メイプルブラザーは摂津盃で5着。
約2か月の休み明けでしたが、最後はいい脚を使いました。
今回は叩き2戦目。前が速くなりそうなメンバーですから、この馬の末脚は要注意でしょう。
2連勝中のバーニングぺスカ、兵庫移籍後連対を外していないテーオーターナー、前走取り消しが気になるものの実力のあるファルコンウィングまで。
◎3、ブリーザフレスカ
〇10、ハナブサ
▲7、メイプルブラザー
△1、バーニングぺスカ
△5、テーオーターナー
△4、ファルコンウィング
10月1日(日)、最後の開催となったダービーグランプリに行って来ました。
盛岡競馬場は途中で激しい雨が降り、夕方には肌寒いくらいの気温になりましたが、たくさんのファンの方々が見守る中でレースが行われました。
もちろん注目は、無敗の南関東三冠馬ミックファイア。
圧倒的な1番人気となりました。
これまで大井競馬場のみの出走だったため、今回が初めての長距離遠征。
前日輸送で到着し、この日の馬体重は484キロ。前走から比べるとマイナス3キロですが、休養を挟んで出発時には約500キロあったそうです。
休養明け初戦、初の長距離輸送という難しい条件でしたが、パドックに現れたミックファイアは堂々と歩き、羽田盃や東京ダービーで見せた激しい入れ込みはありませんでした。
ジャパンダートダービーの時にも落ち着いた歩きでしたし、レースを重ねて精神的な成長を感じます。
2番人気はホッカイドウ競馬三冠馬ベルピット。
こちらも初の遠征競馬でしたが、落ち着いた足取りで堂々と歩いていました。
3番人気はサンタアニタダービーで2着に好走した大井のマンダリンヒーロー。
さすがにアメリカまで遠征した経験がありますから、初の盛岡もマイペース。
すぐ後ろを歩くミックファイアに煽られ気味でしたが、全然気にしていない様子でした。
いよいよ最後のダービーグランプリの発走。
東京トゥインクルファンファーレ隊の皆さんの生演奏が響き渡り、7頭がゲートイン。
ゲートが開くと、逃げるかと思われた最内枠のベルピットがまさかの出遅れ。
すると外からミックファイアが先頭に立って逃げる展開、2番手にはぴったりとマンダリンヒーロー、3番手にはタイガーチャージが付けました。
サベージはいつも通り、最後方をポツンと追走する形。
勝負所でタイガーチャージが早々に脱落し、ミックファイアとマンダリンヒーローの一騎打ちムード。
しかも手応え的にはマンダリンヒーローの方が優勢で、4コーナー立ち上がりではいったん先頭に立つ場面もありました。
しかしそこから加速したミックファイア、結局1馬身半差をつけて先頭でゴール。
正直、ヒヤヒヤする場面もありましたが...、終わってみれば強かったです。
引き上げて来た時、御神本騎手は大きなため息をついていました。
戻って来た時は、まさにホッとした、という表情でした。
御神本訓史騎手
「秋初戦、無事に勝ててホッとしています。
スタート直後、ベルピットが出ていなかったので、他にも内の馬は見えなかったですから、切り替えてすぐに主張しました。
けっこう早めに来られて、思ったよりも手応えが怪しかったのは事実です。
内容的にはもう少し強い競馬を見せたかったですけど。
その辺りは休み明けで、見た目よりも余裕のあるつくりだったのかなという印象です。
左回り、初コースをクリアできたことは大きいですね。
この後は古馬の壁があるので、自分ももっと成長して、いい競馬ができるようにしていきたいです」
渡邉和雄調教師
「ホッとしました。
秋初戦でまだ余裕のあるつくりでしたし、その中でメンバーが揃っていましたから、不安な気持ちもありました。
今回は頭数が少なく、ミックファイアはスタートのいい馬ですから、もしかしたらハナになる可能性もあると御神本騎手とは話していました。
頭数が少ないというのは、普段後ろで競馬をしている馬が直付けしてくる可能性があると。ミックファイアはスタートが良く、多頭数ではそこがアドバンテージになるわけですから、今回それがないという部分にも不安を感じていました。
案の定、吉原騎手がぴったりマークしてきて、4コーナーで並ばれる展開で、心臓に良くないレースでした(苦笑)。
この後は順調であれば、地元開催のJBCクラシックを目指します。
古馬は強いですから簡単ではないと思いますが、チャレンジャーとしてさらにパワーアップして挑みたいです」
初の遠征競馬もクリアして、無敗で3歳チャンピオンとなったミックファイア。
この先の古馬との戦いもとても楽しみです!!!
第36回にして最後のダービーグランプリ、ずっと語りたくなる良いレースを見せていただきました。
*1日(日)盛岡 第11R『第36回ダービーグランプリ』 2000m 18:15発走*
今年でラスト開催となるダービーグランプリ。
最初に聞いた時にはとても淋しく感じましたが、ラストを飾るに相応しい超豪華メンバーでの対決となりましたね。
無敗の南関東三冠馬ミックファイアVSホッカイドウ競馬三冠馬ベルピット。
この対戦が見られるとは...本当に楽しみです!!
本命にしたのはミックファイア。
やはりジャパンンダートダービーの勝ちっぷりが素晴らしかったです。
初めて経験する速いペースで道中は戸惑っているように見えましたが、それでも最後の直線はしっかり伸びて前を捉え切りました。
心肺機能、運動能力が高く、御神本騎手のお話では、「走ることが好き」。競走馬向きの前向きな性格ということで、3拍子揃った名馬です。
初めての遠征、初めての左回りをクリアして、連勝を重ねて欲しいです。
対抗はもちろんベルピット。
北海優駿でもかなり掛かり気味でしたが、それでも圧倒的な強さを見せつけました。
王冠賞も安心したレース運びで難なく三冠達成。
2歳時のJBC2歳優駿は勝ち切れず2着でしたが、そこから相当強くなった印象です。
ミックファイアと同じような位置から競馬をするのではないかと想像していて、2頭のマッチレースを妄想しながらわくわくしています。
3番手はマンダリンヒーロー。
ミックファイアもベルピットも左回りが初、と考えると、アメリカで結果を出し、川崎での経験もあることは強みでしょう。
勝負所で少し置かれてしまうところがありますが、長くいい脚を使う馬。
吉原寛人騎手がどうエスコートするかにも注目しています。
ミックファイアを中心に早め早めの競馬になれば、サベージの末脚は怖いですね。
そして地元ルーンファクターの末脚も。
ミックファイア、サベージとは大井時代に対戦経験があり、その時はミックファイアから1秒差の3着。
展開次第では馬券圏内に絡む可能性もありそうです。
◎7、ミックファイア
〇1、ベルピット
▲6、マンダリンヒーロー
△5、サベージ
△2、ルーンファクター