今日は大井競馬場で、SJT最終決戦が行なわれました!!
まず第1戦は、地元・大井の的場文男騎手の豪快な差し切り勝ち☆
「勝ったのはすごく嬉しいよ!嬉しいんだけど・・・優勝の権利がないのが残念だよね・・・」
笠松では合計6ポイントで13位だった的場騎手。本当に残念そうでした。でもここで、笠松でダントツのトップだった菅原勲騎手が13着になり、獲得ポイントは1。3着(吉留騎手と同着)に入った岡部騎手が一躍トップに立ちました!
この時点では、
1位岡部誠 42ポイント
2位菅原勲 41ポイント
3位御神本訓史 39ポイント
4位楢崎功祐 34ポイント
5位坂井英光 27ポイント
と、上位の誰もが一発逆転できる位置にいました。最終戦は見ている方も本当に熱かったです!!
第2戦、勝ったのは川崎の今野忠成騎手!2着に菅原勲騎手が入り、この時点で総合優勝が決定したのでした。
菅原騎手のコメント。
「第1戦は13着だったので複雑な気分でした・・流れが悪いなって思って。でも2戦目は人気馬だったし、ミスのないように騎乗しました。内にささり気味で窮屈なレースになってしまったけど、1コーナーではもういいところ来れるなって確信がありましたね。
ただ2着だったから、優勝かどうかゴールの時点でわからなくて、岡部くんはどこかなって探しました(笑)。
2002年にWSJSに出場した時には、人気の馬に乗せてもらって勝てなくて、悔しい経験をしました。世界の名ジョッキーたちにも負けないように、頑張ってきます!」
岡部騎手のコメント。
「第2戦目の1コーナーで、菅原騎手が内にささっているような格好をしていたので、ヨッシャー!と思ったんだけど・・・最後は菅原さんが遠かったね・・。」
昨年は総合3位、今年2位ですから、いよいよ来年は優勝かな(o^∀^o)
昨年はSJTで総合優勝して初の中央騎乗を果たした赤岡騎手。
「今年は何も話題がないね・・・また来年頑張ります!」と笑顔で帰って行きました。中央で結果を出しても、高知には認定馬のシステムがないため、中央に遠征することはできません。唯一のチャンスがここを優勝してWSJSに出場することなんですけど・・・・今年は残念でした。
初めて大井で騎乗した、福山の楢崎功祐騎手。
「初めてだったけど、乗りやすかったですね。とにかく直線が長く感じました。福山の倍くらいかな。道中はいい感じだな、と思ってたけど、直線入ってゴールが遠かった(笑)。いい経験でしたね。また来たいです!」
他のポイント制で争うレースとはまた違って、WSJS出場権が掛っているということで、普段のレースとはまた違った表情を見せてくれました。SJTが始まったことで、普段中央に行けない競馬場のジョッキーたちにも出場のチャンスができた・・・これは大きいことですよ〜。
阪神で行なわれるWSJS、菅原騎手の活躍を期待したいですね!そしてまた、来年こそ俺が!と他のジョッキーたちも燃えることでしょう♪
昨日は大井競馬場で、交流重賞『東京盃』が行なわれました!このレースは11月の『JBCスプリント』へ向けて、有力馬たちが集まりましたよ〜。
馬場の悪い中、逃げたのは1番人気の【ヴァンクルタテヤマ】。4コーナーを回っても先頭で、【ヴァンクルタテヤマ】の勝利を確信しようとした瞬間、内から【フジノウェーブ】、外から【ディープサマー】というあし毛2頭が追い込んで来て・・・なんと地方馬ワンツー決着となりました☆
〔御神本訓史騎手〕
「放牧でリフレッシュして帰って来ると、馬が気分よく走ってくれますね。追い切りで馬の状態は確かめていたので、馬の力を出せるように乗りました。
いい位置取りで、4コーナーでは他馬の手応えも良かったけど、うまく内から抜けてくれましたね。中央馬にも負けないキレる脚を持っている馬。JBCが最大の目標なので頑張ります!!」
〔高橋三郎調教師〕
「調整はラクな馬。間をおいて使った方が、この馬には理想なんです。でも外枠希望だったから・・・1枠を心配していたんです。
内から抜けるとは思ってなかったけど、思ったよりラクに抜けて来ましたね。昔は前に行かなきゃダメだった馬が、番手もこなせるようになって・・・えらい馬だよね。
園田でどんな競馬ができるか。JBC2連覇に向けて頑張りたいです。」
地方馬唯一のJBC馬!この馬の勝ち方って、いつも劇的ですよねぇ(≧▼≦)
2着【ディープサマー】
〔川島正太郎騎手〕
「道中は砂をかぶってフワッとしたところがあったけど、4コーナーを回ったらものすごい脚を使ってくれました!」
川島騎手、重賞騎乗パーフェクト連対の記録はまだ続いていますよ〜。ゴールした時には、「また川島だぁ〜・・・」と絶叫するファンの声が聞こえました。
〔川島正行調教師〕
「最初は4,5番手にいたけど、その後下がって行って。でもそこでジッと我慢していたのが良かったんじゃないかな。親父の心臓を継いでるね(笑)。」
と、大一番に強い息子を称えていました!
3着【ヴァンクルタテヤマ】
〔赤木高太郎騎手〕
「無理にハナに行くつもりはなかったけど、ラクに行けるならと思って乗りました。乗っている方としては、道中もラクに感じたけど、時計としては速かったのかなぁ〜・・・
4コーナーまで乗ってる感じも良かったんだけど。少々こられても我慢できると思っていたし・・・」
と悔しそうな表情でした。。
4着【アグネスジェダイ】
〔小牧太騎手〕
「4コーナーではバツグンの手応えだったんだ。最後伸び切れなかったのは、久し振りのせいかな。」
5着【タイセイアトム】
〔吉田豊騎手〕
「もうスタートがすべてでしょ。スタートの差だけ。
中でガタガタするのはいつもの事なんだけど、今日は隣の馬の動きにつられちゃって、そこでゲートが開いてしまった。馬自体はよくなってます。」
かなりの大出遅れでしたからね。あそこから5着に来るんだから、強い馬です。
6着【リミットレスビッド】
〔内田博幸騎手〕
「いいところにつけて行ったんだけど、大事なところで置いていかれちゃったね。直線も開いたんだけど、伸びていかなかった。それでも、年齢の割りに頑張っているよ。」
12着だった【キングビスケット】は、高崎競馬場のトレーニングセンターだった、境町トレセン(現在は大井の外厩)からの初交流重賞挑戦でした!
やはり地方・中央一線級との戦いはラクではないですね・・・・。でも強い馬たちと戦って、強くなっていくのです!
外厩になって丸2年。早くもこんなに活躍する馬を預けてもらえるようになるなんて・・・感無量です(≧ω≦)
さぁ『JBC』に向けて、着々と態勢は整ってきましたよ〜。今年は初の園田開催!どんな『JBC』が見られるんでしょうか。今からワクワクドキドキo(^∇^o)(o^∇^)o
1998年10月10日、【メイセイオペラ】が勝利した南部杯当日。実は私の記念すべき、騎手デビューの日でもあるのです。
16歳で初めて競馬を見てから約4年間、ただただこの日を夢見て頑張ってきたわけですが、いざレースがスタートすると、何がなんだかわからないうちに終わってしまい、私自身は何もすることが出来ませんでした。
この日は2頭の騎乗でしたが、どちらのレースも自分が思い描いていたようなことは全くできず、ただただ先輩騎手たちの間で縮こまって乗っているだけ。自分自身の不甲斐なさに、涙が出るほど悔しかったし、このままでは一生勝つことなんてできない・・・と本気で思いました。
緊張から開放されたことと、精神的な落ち込みによって、控え室に戻って来た時にはもうぐったり。みんなの前では抑えていた涙が、次から次へと流れていきました。
そこで南部杯のファンファーレ。場間場外発売により、高崎の場内テレビでも南部杯が放送されたのです。1番人気は【アブクマポーロ】。その年は1月の『川崎記念』から6連勝中。特に6月の『帝王賞』では並み居る中央馬を退けて、強い勝ち方を見せてくれました。
『帝王賞』当時、私はまだ地方競馬教養センターの生徒で、同期たちと一緒にテレビを食い入るように見たものです。「地方競馬にも、こんなに強い馬がいる!」と本当に勇気をもらいました。
〔地方競馬教養センター終了式にて、同期の繁田健一騎手と〕
そんな【アブクマポーロ】が出場するということで、泣いてはいられないわ!と真剣にレースを見たんですけど・・・なんとなんと、3馬身もの差をつけられて、【メイセイオペラ】に負けてしまったではないですか!しかも【タイキシャーロック】にもハナ差負けて3着。
この時は【メイセイオペラ】が勝ったことよりも、【アブクマポーロ】が負けたことの方が衝撃でした。
「あんなに強い馬でも、負けることがあるなんて・・・」勇気と感動をもらった馬だけに、本当にショックだったんですけど、衝撃が去って落ち着いてくると、考え方が変わりました。
「あんなに強い馬でも、負けることがあるなんて・・・競馬ってやっぱり面白い!!」
その時は、本当におこがましいんですけど、【アブクマポーロ】が先輩騎手たち、【メイセイオペラ】を自分に置き換えて、「いつか私も、上の騎手たちを負かすんだ!」とさっきまで泣いていたことも忘れて、「早くレースに乗りたい!うまくなりたい!」という気持ちになりました。
騎手として最初の障害にブチ当たっていた私を【メイセイオペラ】が救ってくれたのです。デビュー戦の苦い思いと重なって、この年の南部杯は一生忘れられない思い出です。
今年もいよいよ南部杯が迫って来ました!今年は【ブルーコンコルド】の3連覇がかかっていますよ〜。どんなレースになるんでしょうか♪
もうすぐ『白山大賞典』の発走ですよぉ〜♪みなさん準備はいいですか?
2年ぶりの全国交流で、しかもいいメンバーが揃いました!ここは中央馬だけじゃなく、地方馬にも十分チャンスあり!と考えています。
私の予想はこんな感じ。
◎7、マルヨフェニックス
○11、スマートファルコン
▲2、ダイナミックグロウ
△10、トミノダンディ
△9、サカラート
今回はとにかく前に行く馬たちに有力どころが集まりました!『白山大賞典』は小回りコースといっても2100m戦。スピードはもちろんだけど、折り合いも大切なポイント☆
本命にした【マルヨフェニックス】は、前々走の『帝王賞』がとにかく優秀な内容。
〔6月25日帝王賞にて:hoto原山実子さん〕
夏場に無理をしなかったことで、今は馬体が充実。【スマートファルコン】や【ダイナミックグロウ】を見る形で進めるのもいいですね。
対抗は【スマートファルコン】。
〔7月9日JDDにて〕
『ジャパンダートダービー』では、逃げた【ナンヨーリバー】と、中団で折り合いを欠いていた【スマートファルコン】の2頭が1番厳しい展開だったと思うんです。その後の2頭の活躍から見ても、このレースは本当にレベルが高かった!というか【サクセスブロッケン】が強かった!!
11月の『JBC』に繋げるためにも、ここは好勝負を期待してます♪
今日から10月突入!早いですねぇ〜。
今朝は美浦で調教を見てきましたが、いきなり気温が下がって本当に寒かったです。またこれから暑くなるみたいなので、体調管理に気をつけないと・・・・
今日は地方競馬でも活躍している中央馬たちの近況をお伝えします!
まずは【ユキチャン】。この写真は7月に撮影したものです。
今週阪神で行なわれる『シリウスS』に出走予定。今日はその最終追い切りでした。
『旭川ブリーダーズGC』も『白山大賞典』にも出走できなくて本当に残念です。管理する後藤調教師も、
「中央のコースよりも、地方の小回りが合っていると思うんだ。地方を救うシンデレラガールになりたいと思っているんだけど・・・」と嬉しいことを言ってくれました。
今日の追い切りは併せてバツグンの動きでしたよ。ユキチャンは自分でどんどん調子を上げていくということなので、このまま順調に行けば、今後また地方に挑戦するプランがあるということです!楽しみですね〜♪これから年末までたくさんの交流重賞がありますから、どうかユキチャンが出走できますように☆
9月23日の『日本テレビ盃』を快勝した【ボンネビルレコード】は、レース後も問題なく、昨日からキャンターも乗り始めたそうです。
今後は地方競馬最大のレース『JBC』へ直行の予定です!今年は初の園田での開催、大いに盛り上がりそうですね。
そして同じく『日本テレビ盃』に出走して6着だった【ナンヨーリバー】は、放牧に出され休養に入りました。
またあの快速っぷりが見られる日まで、楽しみに待ちたいですね♪